お知らせ

2014.04.07
新卒トレンド
facebookの採用ページ運用に激震!表示アルゴリズムが変更!

facebookやTwitterを使って、ソーシャルリクルーティングを行っている企業にとって、facebookのアルゴリズム変更は大きな影響を受けるかもしれません。3月下旬から、facebookページで発信したコンテンツの表示率をいいね!ユーザーの1%~2%にしか表示されないそうです。
広告課金を促進するための施策で、新卒採用担当の方でfacebookページを運用担当者には、うれしくないアルゴリズム変更になりますね。

ユーザーにリーチするには3種類ある

ところで、facebookでの「オーガニックリーチ」、「口コミリーチ」、「有料リーチ」の違いはご存知ですか?
3種類のリーチの違いをご存知ですか?facebookページ管理人の方は、この画面を見たことがあるんじゃないでしょうか。それぞれの投稿が何人に見られたか、種類別にリーチ数を表しているグラフです。

facebookによる公式説明によると、facebookページにユーザーがどの経路でリーチしたかを分析できます。インサイトでは、以下の3つの経路からリーチしたユーザー数を表記しています。

オーガニックリーチ: 投稿をニュースフィードなどで閲覧しリーチすること、あるいは直接、facebookページを検索してリーチすることを意味します。後者の場合は、該当ページのファンと、そうでないユーザーからのリーチが考えられます。
クチコミリーチ: あるユーザがfacebookページに対して起こしたアクションを、「そのユーザの友達」がニュースフィード上で閲覧し、該当ページにリーチすることを意味します。ここで言うアクションとは、「いいね!」する、投稿へコメントする、投稿のシェアをする、質問への回答やイベントへの返答をする、などが含まれます。
有料リーチ: facebookページの広告を閲覧して、該当ページにリーチすることを意味します。

現在口コミリーチについては表示されていないかもしれません。
重要なのは有料リーチとオーガニックリーチです。オーガニックリーチは無料で投稿でき、いいね!やコメントをもらえる部分です。

アルゴリズム変更による影響は?

facebook側は、「facebookはお金と目玉をもってる顧客にリーチする最善の方法です」と言って無数のセレブ、バンド、ブランドに公式ページをたくさん作ってもらってきました。しかし、有名ブランドでも小さなお店でも関係なく、アルゴリズムを変更しました。それは、有料リーチを有利にするためであり、広告料はfacebookの貴重な収入源です。
「(アルゴリズムの変更は)これは全ブランドが対象です(一般ユーザーは関係なし)。例えば、ネット戦略にかなり力を入れて1600万人以上いいね!を獲得したナイキも、ただ投稿しただけでは100分の1の16万人のニュースフィードにしか流れないってこと。米ギズ運営元ゴーカーも読者のかなり大きな部分をfacebookの無料配信からの流入に頼っているのですが、facebookを宣伝に活用している企業はみなお金を払わないと、いいね全員に投稿を届けられないことになります。」(ギズモード:http://www.gizmodo.jp/2014/03/facebook_81.html
「UPDATE:Social@Ogilvyが100社以上を対象に行った最新調査でも、ピークの10月から2月までに49%減って平均6.15%、いいね50万以上の大手は2.11%という結果です。情報筋からはコミュニティ管理者に「近い将来ゼロになる覚悟で」という非公式のアドバイスが行われているそうです。」

さらに、facebookのUI(ユーザーインターフェース。コンピューターの使いやすさを決定する大きな要因となる)については、前から使いづらさを指摘されていたのですが、画面デザインのマイナーチェンジを繰り返しているものの、「Webサイトに毎日アクセスする多くの人はPC経由でのみfacebookを使っていて、スマートフォンやタブレットは使っていません。スクロールするときは、ブラウザのスクロールバーをクリック、ドラッグといった操作が今でも普通にされています。だから長い記事でスクロールがたくさん必要だったり、ナビゲーションのためにマウスを大きく動かさなきゃいけなかったりすると、サイトとしては使いにくいものになります(http://www.gizmodo.jp/2014/03/facebook_82.html)」という認識のもと、大幅に改善されることがありませんでした。日本で、特に学生の多くはスマートフォンを使って就活を行っているだろうことは、容易に想像がつきます。
オーガニックリーチの閲覧数をコントロールし、なおかつUIの改善が見られないfacebookに見切りを付けるユーザーは多くなっています。→「人気ページがアルゴリズム変更でリーチ激減 『あなたは変わってしまった』とfacebookに別れの手紙(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/01/news055.html)」

facebook利用による採用戦略は変えた方がいい?

ところで、facebookでの「オーガニックリーチ」、「口コミリーチ」、「有料リーチ」の違いはご存知ですか?
3種類のリーチの違いをご存知ですか?facebookページ管理人の方は、この画面を見たことがあるんじゃないでしょうか。それぞれの投稿が何人に見られたか、種類別にリーチ数を表しているグラフです。

facebookのプラットフォームを利用しているので、facebookの戦略が変われば利用者の使えるサービスが変わるのは当たり前とは分かっていても、従来facebookで採用活動を成功させてきた企業に取っては痛い変更ですね。
facebookは基本的には就職活動専用のサービスではありませんが、「学生側の会社の理解に使っていた」「会社の認知度向上のために活用していた」企業は、他のソーシャルメディアやソーシャルリクルーティングを使う戦略に変更したほうが、今後の大幅な仕様変更に対応した方が良いでしょう。
facebookでの大きな目的が広報、告知であるので、これからは今までよりも効果が見られないでしょう。コンタクトしてきた学生とは個別にやり取りすることが出来るとは思いますが、管理や運営方法が複雑になることは間違いありません。