2013.07.16
コラム
第3回 会社に好意を持ってもらう学生とのコミュニケーション -会社を紹介する(1)-

第3回 会社に好意を持ってもらう学生とのコミュニケーション
-会社を紹介する(1)-

様々な会社の自社を紹介する文章を読んでいると、会社の状態や事実事項だけを伝えているものが多く、「会社の事を伝える。」ことが目的になっているように思えます。
もちろん、会社の状態や事実事項を伝えることは必要です。状態や事実事項は読む側の学生にとっても知りたい情報でしょう。しかし、読む立場の学生に「会社の思いが伝わる。なお且つ、会社に好意を持ってもらう。」ものになっているのでしょうか。人事の皆様も「伝わればいい。」と思っているのではなく「伝わって、会社に好意を持ってもらいたい。」と思っていると思います。私自身も、人事採用に就いたばかりの新人だった頃に思っていたのは、会社を紹介する文章は「伝わればいい。」ものになっていたにも関わらず、応募者には「会社に好意を持っていて、どうしても入社したいと意欲がある人」を求めていました。
人が好意を持つのはコミュニケーションの中です。会話の他にも、会社の紹介文やオファーする際のメールなど、コミュニケーションの中で、好意が生まれます。
ここで言う好意とは、学生が「面白そうな会社だ!」 「楽しめそうな会社だ!」 「こんな会社で働くと幸せだろうな!」と思うことを示します。そのためには、学生とのコミュニケーションの目的を「伝えればいい。」ものから「会社の思いが伝わり、なお且つ、会社に好意を持ってもらう。」に目的を変える必要があります。
伝わって、好意を持ってもらう方法としての1つは、心理学で言われている感情を引き出す方法です。会社で起こった面白い・楽しい・幸せな出来事を、学生が五感でイメージ出来やすいように表現してみることで、感情が引き出されます。例えば、「営業部のAさんが初めて契約を決めた時の事です。営業部全員が笑顔でAさんを迎え入れました。「おめでとう」という言葉が飛び交い、全員とハイタッチして席に着いたAさんに、部長が「よく頑張ったな」と、とても香しいコーヒーを入れてあげたそうです。Aさんは、そのコーヒーを味わいながら「この会社で働いて幸せだ」と感じると嬉し涙が出たそうです。」 のように五感でイメージできる表現で「会社の思いが伝わり、なお且つ、会社に好意を持ってもらう。」ようにコミュニケーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。