2013.07.17
コラム
第1回 学生を惹きつける説明会の設定
第1回 学生を惹きつける説明会の設定

企業説明会の日時は学生のことを考えて設定されていますか?
組織行動学では、対象者の行動を観察することから始まり、そこに答えを見つけていきます。就職活動をする3回生の学生を観察していると、非常に忙しい毎日を過ごしています。授業・ゼミ・クラブ・サークル・アルバイトを真面目に参加しているのが、今の学生の特徴の1つであるといえます。授業・ゼミを真面目に参加している1つの要因は、昔と違い学校と保護者が連携をとりながら学生が出席するように環境をつくっていることが挙げられます。授業・ゼミに出席することが習慣化されているためにクラブ・サークル・アルバイトも真面目に出席するようになっているのだと推測されます。
そのように真面目に参加しているため、毎日、授業・ゼミが終わりサークル・クラブ・アルバイトの生活を毎日過ごしている学生が多いです。
私が大学生であった時代には「サボる・大学生だから遊ぶ」という言葉が普通に発生していましたが、今の学生に「サボる・大学生だから遊ぶ」という話をすると「出来ないです」という返答を多く聞きます。
私が大学生であった時代には「サボる・大学生だから遊ぶ」という言葉が普通に発生していましたが、今の学生に「サボる・大学生だから遊ぶ」という話をすると「出来ないです」という返答を多く聞きます。
このような生活を送っている学生ですから、学校がない土日に企業説明会・合同説明会に参加していることが多いです。企業側も土日に設定していることが多いのですが、土日開催の説明会が多くなってくると、学生は、参加する説明会に優先順位をつけて順位が高い順に参加していきます。その時に選ばれる企業は、学生が名前を聞いたことがある企業が選ばれていきます。その時に残念なのが、学生が名前を聞いたことがある企業には、BtoB業界・シェア・成長企業などが除かれてしまう点です。
平日の夜に開催される説明会であれば、学生は優先順位をつけることなく参加してくれる確率が高くなります。1日忙しい日を過ごした後に、リラックスできる雰囲気のある説明会であれば、学生にとって「魅力のある企業」という位置づけになるのではないでしょうか。