株式会社i-plugは、2月1日に企業ロゴをリニューアルいたしました。本稿ではロゴに込められた想いやすべての工程をフルリモート体制で実施したリニューアルまでの道筋を解説します。
背景
2012年に設立したi-plug。創業時に比べ市場やテクノロジーは大きく変化し、人々の価値観もより多様化されつつあります。
そのような状況において、世の中へより有益な価値を提供するためにi-plugはどうあるべきか考え、提供価値の刷新に伴いロゴのリニューアルに至りました。
コンセプト【 調和と発展 】
新たな意匠は、3つの色や形の異なる「手」と、1つの「点」から構成しています。
「手」は異なるステークホルダーの “重なりあう手のひら”
「点」は関わりのなかで生まれる “新たな価値”
1つとして同じでない人と人の関わりを通して、手のひらがより大きく、よりダイナミックに変化し、新たな価値を創出する。
私たちi-plugが社会と共に発展していくことを表しています。
シンボルカラー
シンボルカラーは発展と調和を表す同系色によるグラデーションを設定。真面目さや信頼感を表す青を基調とし、落ち着きある紺色から明るい水色まで色相の変化をもたせ、発展的な広が りを表しています。また、同系色で明度・彩度を調整することで、調和・中立的な姿勢を表しています。
制作プロセス
今回のロゴリニューアルは、検討開始から決定までのすべての工程を全社フルリモート体制の中で実施されました。
1.計画:
創業から9年が経ったi-plugの新たな企業のブランドイメージをVI(ビジュアルアイデンティティ)として体現するために、プロジェクトチームを編成。検討がスムーズに進むよう、会議体や段階的な制作プロセスを計画しました。さらに、フルリモート体制でもプロジェクトメンバー同士で対話し合いを重視しながらリニューアルに至れるよう、各工程での分析手法や使用するオンラインツールもあわせて準備しました。
2.ヒアリング、アンケート実施:
現状と理想の企業や事業、ロゴに対するイメージを調査しました。オンライン調査の特性を踏まえ、意見の偏りが生じないよう調査対象者の社内公募をおこない、ビデオ通話でのヒアリングやアンケートを実施しました。
3.ヒアリング、アンケート結果分析:
調査結果をもとに企業ブランドを構成するキーワードを体系立て、ブランドを構成する要素として定義しました。また、想定利用期間や用途といったロゴに求められる要件を整理しました。
4.ラフ制作&検討:
分析結果をもとにデザイナーが素描を持ち寄り、議論とアンケートを重ね方向性を検討しました。その過程では何度もブランドを構成するキーワード群に立ち返り、アイディアを出し合いながらプロジェクトメンバーと話し合いを繰り返しました。さらにラフ案のブラッシュアップを重ね、新たなロゴの原型が作られていきました。
5.デザイン最終調整:
最終調整ではi-plugらしさが伝わるよう、コーポレートカラーを設定。新たなロゴの原型に対しても色や色相、色彩等を調整しました。
そうして自社を体現する新たなVIとして出来上がったのがこちらのロゴです。
ユーザーや顧客のみなさまにより良い価値を提供できるよう、i-plugは新しいロゴマークとともにより一層努力してまいります。