お知らせ

2025.06.10
小さな積み重ねが価値を生む。VP受賞のメンバーにインタビュー

社員を表彰するアワード(MVV AWARD※1)にてVPを受賞したプロダクト開発部の加藤さん。業務に取り組むうえで意識しているコミュニケーションについてや、加藤さんが立ち上げた「フロントエンド相談会」について、インタビューしました。

※1: i-plugが掲げる5Values、「変化を楽しむ」「全てのステークホルダーに対してフェアである」「想像的な意志を尊重する」「共創しながら価値を出す」「想像的な意志を尊重する」「主体的に取り組み、成果創出にこだわる」。MVV AWARDでは、この5Valuesを1年間で最も発揮した社員に贈られる賞です。

株式会社i-plug

加藤さんプロダクト開発部 プロダクトエンジニアリンググループ

大学卒業後、食品メーカーに入社し、生産職を経験。その後、2020年1月にi-plugへ入社。現在はプロダクト開発部に所属し、フロントエンドエンジニアとしてOfferBoxの開発に携わっている。

北島ファーストキャリアは生産職である加藤さん。生産職を経験してから、どのようにi-plugと出会ったのですか?

加藤大学卒業後は食品メーカーに生産職として入社し、工場でパンの生地づくりを担当していました。工場勤務は、基本的にライン作業のため、各自の業務が決められています。そのため、自分の判断で別の行動を取ることが難しい環境でした。また、パンの特性上、仕方のないことですが、自分が製造に携わった商品に半額シールが貼られ、棚に残っているのを見ると、お客様に届ける商品を作っているという自信が揺らぐこともあったのです。この働き方に厳しさを感じ、1年足らずで退職しました。

退職した時点では、「どのような会社で何をしたいのか」が明確ではありませんでした。そこで、転職について考えるきっかけを得るために、「転職の思考法」という本を手に取りました。この本を通して、「成長している業界や職種に身を置けば、自分の市場価値も向上する」という考え方に出会い、将来性のある業界に興味を持つようになったのです。

私が転職活動をした頃は、小学校でプログラミング教育がスタートしたタイミングでした。今後は、プログラミングやITの知識を活用することが当たり前になるかもしれないと考え、IT業界への興味が高まりました。そこで、「まずは触れてみよう」と思い、独学でプログラミングの学習をスタートしました。しかし、未経験ということもあり、スキルの習得は想像以上に難しいものでした。そこで、友人に相談したところ、プログラミングスクールを勧められ、通うことを決めました。約半年間の学習を経て、一定のプログラミングスキルを身につけることができました。その後、プログラミングスクールの転職支援サービスを通じて、i-plugと出会いました。

北島環境の変化のなかで、i-plugと出会ったのですね。i-plugへ入社を決めた理由を教えてください。

加藤最終面接で、配属予定のチームのリーダーが同席のもと、チームメンバーと話す機会を設けてもらいました。当時は、初めての転職で、エンジニア職も未経験だったので、不安な気持ちが大きかったのですが、そんな私を温かく迎え入れてくれる雰囲気から、安心感を感じました。また、新卒で入社した会社を1年足らずで退職した経験から、「求職者と企業のミスマッチを減らす」というi-plugの考え方にも強く共感しました。自分にとってプラスしかない環境だと感じ、入社を決意したのです。

北島プロダクト開発部での現在の仕事内容を教えてください。

加藤OfferBoxの中でも影響範囲の大きな機能開発を担当するプロジェクトチームに所属しています。開発する機能は、学生側と企業側の両方に関わるものです。i-plugのプロダクト開発部には、学生側に特化した開発チームと、企業側に特化した開発チームがあります。そのなかで、私が所属するチームは、OfferBoxに搭載されている「機能」に焦点を当てて開発を進めています。そのため、学生側と企業側、両方の機能を開発することがあります。
現在はこのプロジェクトチームで、フロントエンドエンジニアを担っています。具体的には、画面の見た目や動きといったUI(ユーザーインターフェース)の部分を担当することが多く、ディレクターやデザイナーと連携しながら業務を進めています。

北島「MVV AWARD」のVP受賞おめでとうございます!受賞した時のお気持ちを教えてください。

加藤まさか自分が選ばれるとは思わず、驚きました!周囲からもたくさんの祝福の言葉をかけてもらえて嬉しかったです。また、プロダクト開発部からのVP受賞は久しぶりだったので、部全体で喜びを分かち合うことができて良かったと思っています。

北島VPの受賞の理由として、5Valuesの「共創しながら価値を出す」を体現していたと評価されていました。加藤さんが日々業務に取り組むうえで、意識していることはありますか?

加藤「コミュニケーションを大切にすること」を意識しています。会社で働くうえで、一人で業務を完結させることはできません。チーム内はもちろん、他部署と連携しながら進めることもあります。連携するなかで認識をすり合わせながら、協力して目標の達成を目指すことが大切だと思っています。

i-plugでは、リモートワークを取り入れているので、やりとりの多くはテキストコミュニケーションです。そのため、前提となる目的や意図が正確に伝わるような言葉選びや表現を意識しています。このような適切なコミュニケーションの積み重ねが、チームで価値を生み出す「共創」につながっていくと考えています。
特に、私が所属するチームは、メンバー全員が全国各地に在住しており、対面で会うのは年に数回です。テキストでのやりとりが中心になるので、丁寧で思いやりのあるコミュニケーションを心がけています。

また、私たちエンジニアは「プログラミング言語」という、日本語や英語とは異なる少し特殊な言葉をテキストとして扱い、ものづくりをしています。この「プログラミング言語」はソースコード(プログラムの設計図のようなもの)の世界において、エンジニア同士の共通言語になります。そのため、ソースコードがどのような処理をしているのかを、誰が見ても読み解きやすい状態にしておくことが、チームで開発業務をスムーズに進めるうえでとても重要です。だからこそ、「コーディングもテキストコミュニケーションの一つ」だと考え、実装する処理を「伝わりやすいコード」「読みやすいコード」として表現することを心がけています。

北島VP受賞エピソードのなかで、フロントエンド相談会の発足の話がありました。この相談会はどのような経緯で立ち上がったのですか?

加藤昨年度、私が所属するチームのフロントエンドエンジニアは私一人でした。そのため、フロントに関する悩みや疑問があっても、相談できる相手がチーム内にはいない状況だったのです。当時、他のチームにはフロントエンドエンジニアがいましたが、チームを跨いで技術的な相談をしたり、業務で得たナレッジを共有したりする機会はほとんどありませんでした。そのため、やや窮屈な感覚を持ちながら開発を進めることが多かったのを覚えています。
「もしかしたら、同じような悩みを抱えているメンバーが他にもいるかもしれない」と思ったことをきっかけに、、2024年の夏頃、「フロントエンド相談会」を立ち上げることにしました。この相談会は、参加者同士が業務やスキルについて、気軽に共有や相談できる場を作ることを目的にしています。また、チーム間の連携を深めるきっかけや、より良い開発環境づくりにつなげたいという思いもありました。

北島フロントエンド相談会は、どのくらいの頻度で、どういった内容を相談しているのですか?

加藤現在は週に1回のペースで実施しています。はじめに、各自が取り組んでいる業務を共有し、次に困っていることを相談をする流れで進めています。また、技術のトレンドや、外部の勉強会で得たナレッジを紹介することもあります。相談会をきっかけに、業務改善につながったこともありました。「この技術はOfferBoxでも活かせるかも」といった、プロダクトへの応用の可能性を話すこともあります。相談会は、情報共有や技術の深掘りだけでなく、今後の開発の可能性を広げるきっかけにもなっていると感じています。
この相談会は、すぐに成果を出せるような取り組みではないかもしれません。しかし、相談会で見えた改善点に取り組んでいくことで、フロントエンドの領域やUX(ユーザーエクスペリエンス)の改善につながっていくはずです。小さな積み重ねを続けることで、数年後に「あのとき相談会をやっていたから」と振り返ることができる、意味のある活動になるはずだと思っています。

北島この1年間、フロントエンドの開発に携わるなかで、大変だった時期はありましたか?

加藤学生が自身の学校について入力するために必要なデータを整理し直すプロジェクトを進めていた時期です。このプロジェクトは、学生向けのUI・UXを改修するだけでなく、OfferBoxを利用する企業側の改修も必要だったため、影響範囲が大きな取り組みでした。私が担当したのは、学生が学校情報を入力する際に、表記揺れが発生しにくい仕様を実装として反映する部分です。企業が学生にオファーを送るときに、学校情報の認識にズレが起きないようにすることを目的としました。

プロジェクトを始めた当初は、UIロジックの設計から実装までを一人で担当しました。リリース期限が決まっているなかでのプロジェクト進行だったので、スピード感を持って取り組む必要がありました。i-plugに入社して以来、もっとも負荷の高い時期だったと思います。しかし、試行錯誤を重ねながらの開発だったので、自身のスキルの向上につながったと感じています。多くの学びを得ることができた、非常に有意義なプロジェクトでした。

私が所属するチームのフロントエンドエンジニアは、2024年11月から12月ごろにかけて2名が加わり、現在は3名体制です。一人でチーム全体のフロントエンドを開発していた頃とは異なり、作業を分担することで、以前よりも効率的にフロントエンドの開発を進められるようになりました。今では、私を含めた3名で協力しながらチームのフロントエンド開発に取り組める体制になっています。

北島最後に、加藤さんの今後の目標を教えてください!

加藤フロントエンドの開発の観点から、OfferBoxをより良くしていきたいです。フロントエンドの開発改善を積み重ねることで、UI・UXが向上し、開発におけるフロントエンドエンジニアの存在感も高まっていくはずです。そして、結果的にUI・UXの改善サイクルを加速させ、プロダクトとしての価値向上にも貢献できると考えています。そのために、まずは小さなことからでも自ら率先して取り組み、「フロントエンド相談会」などを活用しながら改善を進めていきたいです。
また、生成AIを積極的に活用し、メンテナンスしやすいコードを素早く実装していきたいと思っています。メンテナンスしやすいコードは、機能の改修や拡張がしやすくなり、開発スピードを高めることにもつながります。結果として、より早く価値ある機能をユーザーに届けることができるはずです。これらを実現するために、生成AIをうまく活用しながら開発を進めていきたいです。
これからも、課題を一つずつ解消していき、フロントエンドの開発体験、リリースまでのスピード、そしてコードの品質が確実に向上したと実感できるように、引き続き頑張っていきたいと思っています。

北島ありがとうございました!

 

お知らせ

2025.02.25
オファーボックスの「自己PR」「私の将来像」に何を書いた?24卒メンバーに聞いてみました

新卒採用の広報解禁日である3月1日が近づいています。i-plugでは自社サービス「OfferBox」を活用し新卒採用を実施しています。OfferBoxは一般的なエントリーシートや履歴書とは違い、「私の将来像」「過去のエピソード」「研究内容」など就活生が自由に文章を入力することができる項目があります。
i-plugに新卒で入社したメンバーは、OfferBox内のプロフィール項目である「自己PR」と「私の将来像」に何を書いていたのか、新卒入社したメンバー8名に聞いてみました。

赤星さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

赤星学習支援ツールを制作した経験についてです。大学の講義で得た「プログラミング」や「システム」の知識をアウトプットするために、プロダクトを作りました。そして作ったプロダクトの情報を積極的に発信していました。そのひとつが「学習支援ツール」です。このツールをX(旧:Twitter)で告知したところ、クチコミで広がり、約1,000人もの学生に活用してもらったのです。この経験から、何事もただ「学ぶ」のではなく、実践に変える力が身につきました

北島「私の将来像」は?

赤星「困ったことがあれば赤星さんに聞こう」と思ってもらえるような頼られる存在になりたい」です。技術を極め、社内の技術をリードできる人になりたいと思っていました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

赤星近づいていると思っています。約半年前から、プログラムコードを書いてシステムを構築する業務を任されることが増え、少しずつ成果を出すことができました。しかし、先輩がシステムを構築する姿を見たり、世の中にある技術を知ったりすることで、技術の「深さ」を目の当たりにすることもあります。今後も技術の勉強を続け、探求していきたいです。

宇野さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

宇野大学時代に携わったキャンプ場の運営の経験についてです。具体的には、キャンプ場の売り上げを、昨対210%まで引き上げたことです。立地は良かったのですが、予約方法や認知度に課題がありました。この課題を解決するために、PDCAを意識しながら行動することと、振り返りながら何度も挑戦する力を身につけることができました。

北島「私の将来像」は?

宇野「M&Aに関わる人材になりたい」と当時は考えていました。しかし、就活を進めるなかで、「マルチに活躍できる人材になりたい」という将来像に変わりました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

宇野少しずつ近づいているように感じますが、まだまだ努力が足りないと思っています。社会人としての基礎を、新卒1年目の残りの期間で磨いきます。そして2年目を迎える4月からは、次のステップに成長していきたいと思っています!

岡さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

大学・大学院のゼミ活動でのリーダー経験についてです。ゼミでは、研究内容ごとにグループが分かれていました。リーダーとして、各グループが抱える課題を把握するよう意識していました。メンバーに声をかけたり、心配ごとがないかをヒアリングしたり、課題を拾えるように積極的に行動をしていました。私はエンジニアなので、データを分析して物事を理解することが多いです。しかし作業や決断は最終的に「人」なので、これからも人に向き合うことを大切にしていきたいです。

北島「私の将来像」は?

「データ分析を通じて、社会に貢献できる人になる」と書いた記憶があります。大学・大学院で学んできたデータ分析を社会や誰かの役に立てたいと思っていました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

まだまだです。先輩を見ていると、分析力だけでなく、思考力や伝える力など、自分に足りない部分が多いと感じています。裏を返せば、自分に足りない部分が明確になってきているということだと思うのです。少しでも自分の足りない部分を減らせるように努力していきたいと思っています。

上條さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

上條大学時代は、得意なデータ分析のスキルを生かして外資系企業でインターンをしたり起業したりしていました。これまで経験してきたことで、仕事につながりそうな実績や、趣味を通じての実績を踏まえて、自分が思う長所を書きました。
他の人の自己PRと比べると、書き方が少し違うと思うのですが…。OfferBoxを使って企業が学生を検索したときに、検索結果の画面では自己PRが一部しか表示されないことを調べて知っていたのです。だから、検索結果の画面の時点で「この人の自己PRを、すべて読みたい!」と思ってもらえるように、興味を引くような文章構成にしようと考えました。個人的には、この戦略、悪くはなかった気がしています(笑)。

北島「私の将来像」は?

上條専門的な知識と長所を活かして、顧客や自社が抱える課題を解決する仕事に従事したいと思っていました。また、入社後も裁量を持ってさまざまなことに挑戦し、専門的知識を深めながら成長し続けたいとも考えていました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

上條まさに将来像に書いていたことと同じ仕事に携わることができています。想像していた通り、データと専門知識を活かして、自社の課題を解決する業務に携わっているからです。当時考えていた将来像から乖離が少ないことは幸せなことだと、改めて思います。今後はデータを活用して、より社会にインパクトのあるものを生み出す手助けができるように頑張りたいです!

佐藤さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

佐藤ビジネスプランコンテスト優勝の経験についてです。コンテストでは、5人1組のチームのリーダーでした。リーダーとして、わかりやすい言葉で発信することを意識していました。また、コンテストについてメンバーと議論するときは、どんな意見でも必ず聞くことを心がけました。自分の考えと異なる意見だとしても、その考えに至った背景を聞くことで、議論が活発になったり、新しい発見をしたりできるからです。優勝したときも、全員で喜びを共有することができました。この経験から、「傾聴力・発信力・協調性の3つを軸としたリーダーシップ」を身につけることができました。

北島「私の将来像」は?

佐藤「この人に任せておけば大丈夫!と思ってもらえるような、信頼される人になりたい」と書いていました。どの職種でも、周りから頼ってもらえる人が自分の理想の社会人像だったからです。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

佐藤少しずつ近づいていると思っています。深く考えながら実行に移すことが得意で、その長所を生かしながら仕事ができていると実感しています。理想の社会人像にもっと近づけるように頑張ります。また仕事を進めるなかで、自分が試行錯誤しながら考えたことが、誰かの役に立つことの嬉しさを知りました。今後もチームに貢献できるよう、自分の得意なことをもっと活かしていきたいです!

武田さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

武田長期インターンシップでの営業経験と、ダーツのプロ選手として試合に出場していた経験についてです。長期インターンシップでは、営業目標を達成するために「気合い」や「根性」といった気持ちの強さを身につけることができました。また、営業経験ではお客さんのニーズを深掘りして、最適な商材を提案することの楽しさを知ったのです。経験から、営業職に適性があるのかもしれないと感じたのです。
ダーツで試合に出場していた経験では、プロとして試合に臨む度に、自身の状況を内省することを続けていました。おかげで、目標に対して愚直に努力する姿勢が身につきました。

北島「私の将来像」は?

武田「『武田さんだからお願いします』と言ってもらえるような営業マンになる」です。商材の力だけでなく、自分の営業スキルをみて求められる人材になりたいと思っていました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

武田一歩ずつ近づいていると思います。先輩からのアドバイスをもとに、自分のやり方を見つけながら努力する日々を送っています。直近では、過去に受注に至らなかった企業から発注してもらったり、OfferBox以外の商材の提案も出来るようになったりしました。そんな経験から日々の成長を実感しています。学ぶべきことや、成長すべきことはまだ多くあるので、引き続き頑張っていきたいです。

成田さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

成田学生時代に取り組んでいたプログラミング教室の運営についてです。この経験を通して、組織の課題を解決するために、自ら率先して周りを巻き込みながら行動できることを書いていました。

北島「私の将来像」は?

成田学生時代の経験から「お客さんと直接接点を持てる仕事に従事し、組織の人たちに貢献できる人間になりたい」と書いていました。課外活動を通して、目の前のお客さんの幸せだけではなく、前向きに働ける仲間の幸せも同時に実現したいと強く思うようになったのです。将来はこの思いを叶えられるような、スキルや考え方を身につけたいと考えていました。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

成田まだまだです。お客さんと接点を持ちながら、価値を提供する営業職に従事することができています。しかし、今は目の前のことに全力を注いでいる状況です。周囲の人たちのために、少しずつ新しいものを生み出したり、提供したり、今後も取り組みを広げていきたいです!

三村さん

北島「自己PR」は何を書いていましたか?

三村小学生から続けている野球の経験についてです。野球で、自分のチームが劣勢な試合になったとしても、前向きな姿勢を意識することで、チーム全体の流れを引き込むことができました。また、練習では試行錯誤を繰り返し、苦手を克服することを続けていました。この経験から、「困難な状況でも前向きに取り組む力」「自ら考え行動し、成果を出すまで最後までやりきる力」が身につきました。

北島「私の将来像」は?

三村「採用のプロフェッショナルとして信頼してもらい、クライアントにとって欠かせない存在になる」です。自分の提案によって、採用の新しい可能性を見つけることができたと思ってもらえるようになりたいです。そのためには信頼と価値を提供することを意識して、日々仕事に取り組んでいます。

北島入社からを振り返って「私の将来像」に近づいていますか?

三村入社時に思い描いていた将来像を実現するためには、まず「当たり前のことを確実にこなすこと」が土台になると思っています。まだ完璧ではないですが、土台が固まりつつあると実感しているので、将来像に近づいていると思います。採用のプロフェッショナルとして自立し、期待を超える成果を出せるように、引き続き頑張ります。

北島皆さん、ご回答ありがとうございました!

お知らせ

2023.10.24
i-plugのLT会って?LT会の担当者にインタビュー

i-plugではLightning Talk会(以下、LT会)が不定期で開催されています。LT会を担当する枡井さんへ開催の目的や内容について聞きました。
また10月に開催されたLT会の様子もお届けします。

株式会社i-plug

桝井さんプロダクト企画開発部

大学卒業後、小売業界の大手企業に入社し野菜売り場を担当。2017年12月、キャリアチェンジしエンジニアとしてi-plugへ入社。現在はプロダクト開発部に所属。

 

鹿毛LT会とは何ですか?

桝井LTとは、Lightning Talkを意味しています。Lightning(稲妻)のように、短いトーク・プレゼンテーションのことです。i-plugのLT会では3-5分の持ち時間で2-3人の登壇者が好きなテーマで発表をします。

鹿毛i-plugのLT会はどのように始まりましたか?

桝井「社内のいろんな人とつながりをつくりたい」「知識や思いを共有しあえる場所がほしい」。そんな思いから、2019年にLT会が始まりました。当時は、大阪オフィスで開催していました。

2020年には、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進み、LT会もオンライン化。はじめは、内輪のメンバーで始まったLT会ですがオンラインになったことにより、全社を巻き込むようになったのです。今も開始当時の思いと変わらず「社内の人とのつながり、知識や思いを共有すること」を目的として開催しています。

鹿毛発表者のテーマはどういった内容ですか?

桝井常識の範囲内であれば、テーマに制限やルールはありません。発表資料やテーマのクオリティも求めていません。

回を重ねるごとに、発表者の発表内容の真面目さとプレゼン資料のクオリティが上がっていったことがあったんです。発表者の負担が増え、Lightning Talkの趣旨ともずれてしまったので、LT会運営メンバーがあえて簡素な資料で発表して「このくらいの発表でいいのか」とわかってもらえるように動いた時期もありました。

テーマは過去のものを見てもらうとわかりやすいと思います。

<過去のテーマ>※一部抜粋
・クリスマスプレゼント要求工学
・はじめてのマネジメント
・JAZZ 何を聞くのか?
・ドヤ感ましまし スマホ写真加工
・筋トレのすすめ ・沼にハマる、KALDIの世界
・ぼくのお気に入りTikTokをみんなで見よう
・VR仲間が欲しい
・親子でハマる「パウ・パトロール」から学んだこと

鹿毛いろんなテーマがありますね。気になるものばかりです!

桝井そうなんです。いつも発表を通して「この人ってこんな人だったんだ」「あまり知らなかったけど興味出てきた」という気づきがあります。 自己紹介をするだけでもOK。仕事のことでも良いですが、誰かに知って欲しいことや思い、語りたいことがあれば話して欲しいです。
自分が知っていることを話すだけでなくて、知りたいことをテーマにすることもおすすめです。これから知りたいことを発信することで、社内で詳しい人が教えてくれます。
そうすることでこれまで社内で関わることのなかった人たちとのつながりが生まれていくのです。

鹿毛LT会を開催してよかったことは何ですか?

桝井「楽しみにしてます」という言葉をもらえた時が最も嬉しいです。楽しみにしてくれているということは、LT会がその人にとって何かのプラスになっていることだと思っています。これからはより多くの方に参加してもらい、さらなるつながりをつくっていきたいです。

鹿毛ありがとうございました!

10月のLT会に参加しました〜HR戦略部野々村さんのLT〜

10月に開催されたLT会に参加しました。この日の発表者であるHR戦略部の野々村さんの内容を一部お届けします。

はじめに

まずはLT会事務局の桝井さんから会の趣旨やルールの説明がありました。

チャットのリアクションのウォーミングアップから始まります。今日のお題は「おすすめのふるさと納税返礼品」でした。

コメントが続々と寄せられました。

HR戦略部 野々村さんの発表

今回の発表者は、昨年営業から人事へキャリアチェンジしたHR戦略部所属の野々村さん。テーマは「CxOに俺はなる!」です。
CEOやCOOなどC○Oと表記される「最高○○責任者」に野々村さんがなりたいというお話です。すごく難しいテーマなのではないかとドキドキしながら聞き始めました。

想像していた堅苦しい話ではありませんでした。得意なことや好きなことを活かして、各々の分野で「最高○○責任者」となり、ワクワクした組織にしようという話です。

例えば、野々村さんがなりたいCEOはこんな感じです。「好きなことや楽しいことには全力で熱量をもって動く人」

野々村さんの発表をきっかけに、私は何が得意で、何が好きだろうと考えるきっかけになった発表でした。

おわりに

次回のLT会予告があり、本日の会は終了です。

まとめ

リモートワークをするメンバーが多いi-plug。業務上のコミュニケーションツールSlackなどが導入されており、オンラインでスムーズに仕事ができる環境が整っています。しかしオンラインを通じてのコミュニケーションは、人柄や感情を乗せた思いや意見を伝えることの難しさを感じることがあります。

LT会は、業務的な話だけではなく、仕事や趣味への思いなど発表者が好きなことや日々思っていることを発表するため、人柄や感情を知ることができる場だと感じました。
そして「LT会を通して人とつながり、誰かのプラスになって欲しい」という思いは、i-plugのMission(※)「つながりで世界をワクワクさせる」や5Valuesの「創造的な意思を尊重する」「共創しながら価値を出す」が現れたi-plugらしい会でした。

※i-plugの5Valuesのサイト https://i-plug.co.jp/company/mission/

 

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2022.08.10
もっと個人がキャリアを選びやすい未来をつくる。CTO小川インタビュー

クックパッドで技術部長を務めたのち、複数の企業で技術顧問やCTO/VPoEに就任。2022年にCTOとして入社した小川さんに、これまでの経歴や作りたい未来を伺いました。

株式会社i-plug

小川 伸一郎CTO

1974年京都府生まれ。2002年大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程修了。博士(理学)。
大学院で修了後、Web制作会社、Webサービス会社にて受託業務からサービス開発まで幅広く経験。クックパッド株式会社では人事部でエンジニアの採用と評価の責任者を務める傍ら技術部の部長も兼務。その後株式会社タレンティオのCTOや株式会社ロコガイドのVPoEなどでエンジニア採用から技術基盤の改善まで幅広い経験を経て、2022年6月にi-plugに入社。

 

大学院卒業後、最初に就職したのは大阪のWEB制作会社でした。当時はいわゆるWeb1.0の時代。それに関する開発を何でもしました。言語はPerlやPHP、Adobe Flashなど。社内向けのWebシステムの開発も担当していました。社長は大学の同級生で、初めての社員が僕。なし崩し的に僕がどんどんマネジメント業務を担うようになりました。

今でこそCTOですが、当時は体を動かして物を作るのがすごく好きで、新しい技術習得や調べるのも大好きで、もっと技術に触れていたいという思いが膨らんでいきました。GREEやDeNA、サイバーエージェントが盛り上がっていた頃で、東京に出たいという思いが膨らみ、東京の会社への転職を決意しました。

2社目の会社は、Ruby on Railsを使ったWebサービスのサービス開発とインフラ設計のようなものを網羅的に開発していました。インフラの構造やサービス設計にも積極的に意見を出していくうちに周囲からアイディアや考えを求められるようになり、やがてマネジメントレイヤーを期待されはじめました。当時の僕はマネジメントをしたいわけではなかったので、その会社も離れようと考えました。

クックパッドに誘われたのはちょうどその時。個人的に所属していたRubyのコミュニティで、声をかけられました。いろいろ悩んだのですが、当時Rubyを使っている大きなサービスは食べログとクックパッドぐらいで、Rubyを使って手を動かす仕事がしたくて入社を決めました。

技術者たちの組織をより強く、働く環境をもっと良くしたい

クックパッドに入社してからは、サービス開発やデータ分析のための開発をメインに取り組んでいました。やがて、プレミアム会員に関する事業部のまとめ役を担うようになった頃、社内ではエンジニア採用に課題が浮かび上がってきました。同時に、ちらほらと不満が聞こえだすように。みんなが楽しいと思える会社の実現はなかなか難しいものの、会社全体として取り組む必要があると考え始めました。

部長に現状の問題を起案したところ、採用を含めた会社全体のエンジニアに対する課題に取り組む業務を担うようになり、人事の兼務や技術部長への就任など、多くの役職を兼任することになりました。マネジメントにどっぷり浸かっていた期間は1年半ほど。コードを書くのはプライベート、趣味としての時間でしか取れませんでしたが、全然苦ではありませんでした。むしろ、開発組織を強化し、これから道を切り開いていくエンジニアたちのキャリア支援に面白みを感じたことを覚えています。3つもの部門を兼務したのは、多忙でしたが良い経験です。

今思うと、避けていたにも関わらずこのタイミングでマネジメントに取り組んだのは、自分自身の変化によるものが大きいです。

自分を変えたのは、同僚のおかげと言えるかもしれません。お互いに技術のスキルを認めあえる、好きだと思えるような専門領域に特化したエンジニアたちに、もっといい環境を整えたい、組織を強固なものにしたいという強い思いが膨らみ、自分は縁の下の力持ちとして取り組んでいくのも悪くないと感じたのです。

Webはまだまだ若い業界です。特に、僕がクックパッドにいたときはエンジニアの方のロールモデルがない時代、技術職の地位も今に比べると重要視されていなかった時代でした。そこでエンジニアの領域から一歩踏み込んで経営の基盤や組織開発に携わることで、これから来る人たちの上に何かを切り開く思いが強かったように思います。

採用もまた例外ではありません。エンジニアの採用にはやっぱりエンジニアが関わる方が良い。面接や面談も重要ですし、リファラルが自然発生するような状態を目指すことが重要です。多くのエンジニアはリファラルで入社しています。実際、クックパッドのエンジニアの入社経路もリファラルの比率が高めでした。

クックパッドを退社してからは業務委託で開発をしたり、技術顧問をしたり。技術だけではなく人事や役員と組織開発や採用について相談されるケースも多かったですね。ただ、組織に所属していない限りはあくまでもアドバイザー。自分が手を出すことは難しく、もどかしい思いもありました。

それならちゃんとCTOや技術責任者としてどこかの会社に入って、組織も採用もプロダクトも網羅的に携わりたいという気持ちが芽生え、タレンティオやロコガイドでCTOやVPoEを務めたのち、i-plugとご縁がありました。

もっと気軽に転職できる未来をつくる

i-plugへの入社を決めたのは、キャリア全般を扱う事業領域と自分の興味関心の親和性が高かったためです。

数年前から難しいと言われているエンジニア採用を例に挙げます。エンジニアの数が不足していることに起因する問題ですが、「ではエンジニアを増やしましょう」と簡単に増やせるものではありません。ただ、エンジニア適性のある人たちが違う仕事をしているケースが世の中にはたくさんありそうだと感じています。 

実際、20代半ばからプログラミングを始め、CTOになれるくらい優秀になった人もいます。大学で情報工学に行ってなければ駄目、子どもの頃からPCに触れていなきゃ駄目、という世界ではない。頭が良いとか悪いとか、そういう話でもありません。適性が大事かなと考えています。

キャリア領域はもっと関心が増えていいと考えています。キャリアにまつわる様々な課題を解決しないと、日本はおそらくダメになってしまう。今の日本では、入社半年で退職する新卒も珍しくなく、また、中途市場でも転職したくても出来ない人がいます。

もっとみんなが楽しく仕事をもっと楽しめるように、気軽に転職できたり、職種を変えてもなんとかなる仕組みを作れないかと考えています。現時点で未経験だとしても、経験すれば面白いと思える仕事はあるはずなので、個々の適性や志向性に合わせて、キャリア選択の可能性を示せる仕組みを作れたら面白いんじゃないかなと思います。

だから僕は、そういう未来を作る仕組みを技術で実現させたい。大変だと思うんですけど、その未来ができたら働くことに対しての負のイメージが少し払拭されるかもしれない。もしくは、働くのは楽しくてもいい。ただ、給与が待遇がいいとか。何かしら「働き続けられる」仕組みが作れたらと思います。

良いプロダクトなら売上も上がる。売れないなら、良い価値提供ができていない

僕が一番大切にしているのはプロダクトです。技術も当然大事ですが、プロダクトとして人々に何を提供するのか。何のために何を提供するかが肝であり、明確にすべきポイントだと考えています。

次に大切なのは、売上です。技術職や研究職の方で積極的に売上を口にする人は多くありませんが、私は重視しています。良いものを作れば、お金を払ってもらえるはず。逆に言うと、お金を払ってもらえないものは良い物といえないわけです。ですから、プロダクトを大切にしつつ、お金を払ってもらえるほど価値を提供できているかという点を重視しています。プロダクトの良さを測るために、売上は良い指標だと考えています。

続いて、技術とエンジニアたちが大切です。彼らが楽しみながら働ける環境づくりを重視したいと考えています。技術における言語の選定や投資対象も大事ですが、開発部門のみならず会社全体の風土や雰囲気、MVVなどを含めた組織開発が求められ、文化を醸成させることが大切かなと考えています。

文化の醸成は一筋縄ではいきません。リーダーが文化を体現しないと根付かないため、自らの行動としてどうあるべきかは常に意識をしていきます。加えて、対話も重視します。チャットで済ませたがるエンジニアも多いものの、その人らしさが伝わるのは、対面で会った時に感じる「非言語コミュニケーション」による醸成も多いものです。

体現とコミュニケーション。文化を作るまではいかずとも、根底にある人の大事な考え方の認識が揃い、楽しもうという気持ちが生まれるよう取り組んでいきたいです。

そういう文化ができあがると、もっと開発組織は良くなると信じています。例えば、エンジニア側から自発的に改善案が生まれたり、売上を高めるための戦略を考え出す。そこからスピードを持って開発ができる組織を目指したいと考えています。

お知らせ

2022.03.29
決め手は「更なる成長」。大手SIerのチームリーダーから事業会社に転職した話

こんにちは!採用グループ 業務委託メンバーの東良(ヒガシラ)です。この記事では、今期中途入社として新たにジョインしたエンジニアの力石さんにフォーカスします。

力石さんは、情報系の専門学校卒業後、前職まで一貫してSIerのシステムエンジニアとしてキャリア形成してきた方。数社で経験を重ね、プログラマーからチームリーダーまで一見着実にキャリアを形成してきたように見えますが、その道は決して平坦なものではありませんでした。業績不振による会社都合での退職や、プロジェクトの炎上による度重なる残業。一度はIT業界から離れようとさえ考えた事もありました。

どのようにしていまのキャリアに至ったか、力石さんにインタビューしました。

株式会社i-plug

力石エンジニアリンググループ

株式会社i-plugのエンジニア。前職ではSierでチームリーダーとしてマネジメント業務を中心に従事。
2022年2月にi-plugに入社し、現在はエンジニアリンググループでOfferBoxの機能改善や他部署からの問い合わせ対応などを担当。
業務を覚えながら、前職での経験を活かしチームの課題改善にも取り組み中。

 

東良転職のきっかけを教えて下さい。

力石前職ではマネジメント業務が中心で、メンバー25名ほどのチームでリーダー業務に携わっていました。業務系システムのプロジェクトにリーダーとして最上流から関われる事にはとてもやりがいを感じていました。
一方で、全力で良いものを作ろうと取り組むプロパーと比較し、
SIerとして開発を引き受けている自身の立場では、やれることが限定されてしまうと次第に感じるようになりました。

東良自社プロダクトを持つ企業で働く魅力はなんでしょうか?

力石PMやアーキテクト以外に色々な働き方が出来る事が魅力の1つだと思います。転職活動開始当初は、事業会社の情報システム部門や自社サービス会社など、ある程度の方向性だけ決めて色々と見ていました。これまでSIerでの勤務経験しかなかったため、PMと開発メンバーだけで仕事をすることが普通だと思っていましたが、自社サービス会社ではテックリードやエンジニアリングマネージャー、プロダクトマネージャーなど、色んな働き方が出来るようになる事に驚きました。

名前数ある事業会社のなかで、なぜi-plugに…?

力石社会的意義の高いサービスを展開しているだけでなく、これから更に多面的に拡大していく事にとても魅力を感じました。i-plugとの出会いはスカウトがきっかけでした。スカウト当初は名前も知らず、自分が就活していたときにはないサービスが生まれていて、とりあえず話を聞いてみようと感じた程度でしたが、選考を進めるにつれて次第に魅力を感じるようになりました。

新卒のダイレクトリクルーティングでシェアを取っている点や、ミッションとして新卒のミスマッチを無くしていきたいと掲げている点はもちろんですが、一番大きかったのは、これから更なる成長を目指しているという点です。この姿勢に魅力を感じました。

東良不安のようなものはありましたか?

力石SIerから自社サービス会社への転職は当然不安もありました。たとえば、スキルの話。Webサービスの会社は競合も多く、新しいサービスのためのスピード感を大事にしており、開発もスピードも高いだろうと考えていました。前職まではJavaでのシステム開発がメインだったので技術的にキャッチアップできるか不安でしたが、面談を経るなかで少しずつ解消されました。

入社後数ヶ月はメンバーとして作業に携わり、慣れてきた頃にリーダー業務に携わると説明いただけたため、入社後のイメージを持つことも出来ました。更なる成長を目指すのであればこれまでのリーダー経験も活かすことが出来ますし、面接でもそうした点を期待しているとフィードバック頂けた事は嬉しかったです。

東良入社してみて、i-plugの印象はどうでしょう?

力石手厚いフォローと、会社の拡大スピードの速さを感じています。入社後は同じグループの方に毎日30分ほど「質問タイム」を設け、分からない箇所や確認したい点などを相談する時間としています。使用している技術や部署のルールなどもフォローしてもらっています。何か分からない事があった時に聞きやすい環境を作ってもらえていることはとても助かっています。

東良課題に感じるところや、これから取り組んでいきたいことなどはありますか?

力石あえて言うなら、社内に非効率なフローもあるので、そこを改善していきたいなと思っています。システム化を進めることで効率をあげることで、システム改善のためにさらなるリソースを投下できるようにしたいです。

また、課題ではないのですが、コミュニケーションがフラットで選考時に聞いていたよりも会社の成長スピードが早く、これにとてもワクワクしています。i-plugが新しいサービスのローンチを目指すなら私自身も新規開発に携われる機会があるでしょうし、メンバーが増えて組織が拡大すればリーダー的な役割も必要になってくると思います。

そういうポジションを目指せるよう、楽しみながら仕事をしていきたいですね。

東良 ありがとうございました!

お知らせ

2022.03.15
データサイエンスでプロダクトの課題を解き明かす

弊社サービス開発部には、プロダクトの課題を仮説検証し、探索的に課題解決を図っている「グロースチーム」があります。今回はグロースチームに所属している藤田をご紹介します。

所属しているチームと役割について

初めまして、UXグループの藤田です。チームでは主にOfferBoxを利用した学生と企業のマッチング数の向上にコミットするための活動をしています。

そのなかで、私はデータサイエンティストとして、主に以下の活動をしています。
・論点を設定して仮説構築し、分析すべき問題を定める
・企業や学生がOfferBoxで活動したデータを収集
・データからそれぞれの行動を分析
・プロダクトの質的改善に繋がる施策の立案
データサイエンティストといえば、データ分析が主な仕事と思われがちですが、実際にはその前段階である分析テーマの企画にも携わっています。

施策を打ち出す際には開発した機能のABテストを実施し数値を測定しながら効果検証をおこないます。私が入社する前も統計的仮説検定を用いた検証は既に行われていました。これに加えて、私がテスト前検証や効果量を考慮した必要サンプルサイズの推定などを導入したことで、より慎重に効果検証が行われるようにしています。

i-plugに惹かれた理由

i-plugに入社する以前は、大手化学メーカーでデータ分析の業務を担当していました。どちらかといえば機械学習による予測タスクの精度向上をメインに仕事をしていましたね。
当時からデータサイエンティストとして働いていましたが、まだ自分のスキルには不足している点を感じていました。
データサイエンティスト協会が開示しているデータサイエンティストの3要件には、「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」「ビジネス力」があります。私はこの中でも、ビジネス力を伸ばしたいと考えていました。
i-plugと出会ったきっかけは、i-plugがランチスポンサーをしていたデータコンペティションです。登壇内容を聞いているうちに、i-plugでの業務内容に興味を持ちました。
また、i-plugが運営する「OfferBox」は新卒採用の課題を解決するために生まれたプロダクトだと知りました。私自身も新卒で入社した会社で苦労した経験があります。i-plugは就職活動の仕組みを変える会社ということで、入社して自分のように困っていた学生を助けることができたら良いなと思い、選考を受けることにしました。
選考過程でOfferBoxの現状の課題を聞き、問題としてはかなり難しいものに挑戦しているなと思いました。特に難しいのは、企業と学生の2つの軸で課題と解決策を考えないといけないところです。両者のニーズが噛み合うように最適化しないと良い改善ができません。
一方で、私自身には解けないことが濃厚な問題や簡単な問題は自分の成長に繋がらないという考えがあるので、非常に挑戦する価値のある課題だと感じました。

どういったプロダクト成長を目指したいか

結果ありきの成長はしたくないと考えています。KGIにしても、達成するための過程が大事だと思います。考え得る施策を手当り次第に実施し数値達成することは良い課題解決とは言えないでしょう。
良い課題解決とは、プロダクトに求められる要件を見定め解決策を練り上げていくことにあります。そのためにユーザーのニーズを見極めていくこともデータサイエンティストには求められますし、勘や経験則に頼った解決策ではなく、データに基づいて何が必要なのか、足りていないのか、課題はどこにあるのかを炙り出していきたいですね。

今後のキャリアについて

先述しましたが、現時点ではよりビジネスサイドの知見を深めたいと考えています。
これまで機械学習やデータ分析はしてきたものの、ビジネス課題を特定・解決する能力がまだまだ足りていないですね。仮説を証明する力としての分析だけではなくてその前工程部分をもっとできるようにしていきたいと考えています。

お知らせ

2022.03.09
勇者と魔王の世界観で語るKPI

今回は「最高の結果を出すKPIマネジメント」という本を読んで得た要点を、勇者と魔王のファンタジー世界観になぞらえて書いていこうと思います。

はじめまして。プロセスソリューションチームの立見です。

いきなりですがチームの紹介から。プロセスソリューションチームは社内業務を効率化することでサービス価値を向上させるミッションを持ったチームです。主に社内業務に関する技術的サポートや社内業務を通じてサービス価値を向上させる提案から開発まで行います。

今回、チームのミッション達成度合いをどのように測るかを考えまして、KPIによって実現できるのでは無いかと思い下記書籍を読みました。

「最高の結果を出すKPIマネジメント」
https://www.amazon.co.jp/dp/4894519844

この本を読んで得たことを、勇者と魔王のファンタジー世界観になぞらえて書いていきます。
なぜわざわざファンタジー世界観を使うのかというツッコミは無しでお願いします。固い言葉が並んでいると眠たくなるからです。

勇者と魔王のファンタジー世界観

ここは人口1,000人ほどの小さな村。
この村は魔王とその配下である化け物によって平和を脅かされています。
このままでは村の人間が絶滅してしまいます。
魔王を討伐して平和を手に入れ、人類を繁栄させるべく勇者が立ち上がりました。

ゲームでよくある世界観ですね。果たして何がどのくらいになればこの村の人類は繁栄できるのでしょうか?

KPIを設計して数値管理してみましょう。

 KPIとは

KPIとはKey Performance Indicatorsの略で、日本語にすると「重要業績評価指標」と呼ばれるようです。
書籍では以下のように説明されています。

KPIとは、「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したもの

引用元:『最高の結果を出すKPIマネジメント』

私はKPIという文字自体はなんとなく知っていたものの、事業の重要な数字が並んでいるものくらいの印象しかありませんでした。

何も考えずにKPI設計してみる

さて、何がどれくらいの数値であれば、この勇者と魔王の世界において、この村の人類は繁栄できるのでしょうか?
うーん・・・、魔王によって平和を脅かされているし、たぶん以下の要素が重要なのではないでしょうか。

  •  勇者の強さ
  • 勇者の武器の強さ
  • 勇者の防具の強さ
  • 勇者が行動するためのお金の量
  • 魔王の強さ
  • 配下の化け物の量

これらをそのままKPIの項目にしよう!全部重要そうだし。

勇者の強さ 武器の強さ 防具の強さ お金の量 魔王の強さ 化け物の量

あとはそれぞれの項目の目標数値を決めれば完璧だ!!!

この時点でイケてないKPI設計をイケてるKPI設計にする

残念ながら、この時点でイケてないKPI設計なようです。
なぜ? 全部重要に思える項目なのに!

その理由は、以下の3点が原因です。

  • KGIに繋がるように設計していない
  • CSFが不明
  • KPIがたくさんある

 

では、イケてない理由の詳細と、どのように解決したら良いかを見ていきましょう。

イケてない理由その1「KGIに繋がるように設計していない」

KGIとは、Key Goal Indicatorsの略で、最終的な目標数値です。
最終的に何がどのような数値になっていれば良いのか?を表すものです。数値という言葉どおり定量的な指標が望ましいとされています。

また、KPIはKGIにつながるための指標にしなければなりません。

今回の世界観のKGIは何か?

KPIをKGIにつながる指標にするため、まずはKGIを確認しましょう。

魔王を倒せば平和になって人類は繁栄できるのだから、KGIは「魔王の生存数=0」でしょ!
と思われる方もいるかもしれません。

しかし本当にそうでしょうか?
最終的に達成したいのは村の人類の繁栄ですね。
ですので、KGIは村における人類の繁栄を数値に置き換えたものになるはずです。

人類の繁栄を数値に置き換えると何になるでしょうか?人口?文化の発展度?村の魅力づけ?
色々あると思いますが、この記事ではKGIを「人口=2,000人」にしたいと思います。
実際の業務でのKGIは、事業の戦略資料に書かれていたり、事業計画資料に書かれていたりするはずです。確認してみましょう。

KPIがKGIと繋がっていない?

さて、KGIを「人口=2,000人」としました。
改めて、先に設定したKPIを見てみましょう。

勇者の強さ 武器の強さ 防具の強さ お金の量 魔王の強さ 化け物の量

今のKPIはKGIと繋がっているでしょうか?
勇者が強くなれば人口は増えるでしょうか?人口の減少が止まるでしょうか?
関係はあるかもしれませんが、直接繋がっていないように思えます。
これでは、今のKPIをどれだけ管理しても、人口にどのような影響があるかわかりませんね。

イケてない理由その2「CSFが不明」

続いてのイケてない理由は、CSFが不明である点です。

CSFとは、Critical Success Factorの略で、重要成功要因です。
KGIを実現するための様々なプロセスの中で、最も重要なプロセスのことを指します。プロセスですので、これは定量に落とし込まなくて構いません。

では、この世界のCSFを見ていきましょう。

今回の真のCSFは何か?

イケてないKPIでは、魔王によって平和を脅かされていることで繁栄を阻害されているのだから、CSFは「魔王を討伐すること」であると考えました。
本当にそうでしょうか?
今回のKGIは「人口=2,000人」です。現在この村には1,000人ほどしかいませんから、あと1000人増やす必要があります。

人口が増える方法を探るために、まずは人口が増減する要因について冷静に分析してみましょう。
その結果、人口増減の要因が下記のようにわかりました。

人口増減の要因

増加要因

  • コウノトリにお願いするたびに子供が生まれる。現在は毎月だいたい6人くらい赤ちゃんが生まれている(コウノトリお願い率
減少要因
  • 魔王や魔王の配下によって危害を加えられた人が平和な村へ引っ越す。月にだいたい3人(魔王の影響による引っ越し率
  • 怪我や病気で隣町の病院へ入院する。月にだいたい5人(入院率
  • 第二の人生を平和な街で過ごすために引っ越す。月にだいたい2人(余生まっとう引っ越し率
これらを人口に与える影響として数値化させます。
増加要因
コウノトリお願い率<br>
6人 / 1000人 = 0.6%
減少要因
魔王の影響による引っ越し率
3人 / 1000人 =0.3%

入院率
5人 / 1000人 = 0.5 %

余生まっとう引っ越し率
5人 / 1000人 =0.2%

どうやら魔王やその配下による影響よりも、それ以外の部分が大きく人口に影響を及ぼしているようです。
人口がどのように成り立っているのか式で表すと下記のようになると思います。
人口=生存者数+生存者数×コウノトリお願い率−(生存者数×魔王の影響による引っ越し率+生存者数×入院率+生存者数×余生まっとう引っ越し率)

1ヶ月後の人口予想をこの式に当てはめると

人口=1,000+6−(3+5+2)=996人

になります。

もし魔王を倒してその影響が無くなったとしても

人口=1,000+6−(0+5+2)=999人

と、減少の一途をたどってしまいます。

どうやらKGIの「人口=2,000人」を達成するためには、下記の要因のほうが重要なようです。

– コウノトリにお願いし生まれる赤ちゃんを増やす
– 病気や怪我を予防して隣町の病院へ入院する人を減らす
– 老後の引っ越しを認めないようにする

この中で「老後の引っ越しを認めないようにする」は、不可だと思うので外します。コントロールできないことをCSFにしてしまうとどうしようもありません。
とすると残った「コウノトリにお願いする」ことか「予防する」ことがCSF候補として考えられます。

赤ちゃんは現状ではだいたい月6人生まれるのに対し、入院者数は現状だいたい月5人、かつ入院率よりもコウノトリお願い率のほうが人口への影響が大きいため、今回のCSFは「コウノトリにお願いする」にしようと思います。書籍によると、CSFを一つとするのは重要なようです。なぜ重要かは後述します。

イケてない理由その3「KPIがたくさんある」

ここまでは、KGIとCSFを確認しました。いよいよ、KPIに挑みます。

現在、イケてないKPIでは項目が6つあります。
なぜそれがダメなのでしょうか?

KPIがたくさんあると・・・

書籍では、KPIは信号だと例えています。
KPIが達成できているのであればそのまま進め、KPIを達成していないのであれば何か問題が起きつつある。KPIが大幅に未達であれば今の戦略や戦術を見直す必要があると判断できます。

しかしKPIがたくさんあると、今のままでいいのか何か方針転換したほうがいいのか判断しづらくなります。
例えば勇者の強さは達成しているが、お金の量が足りていない場合、どうすればいいのでしょうか。
このまま進むことで本当に目標を達成できるのでしょうか?判断に迷いますね。

改めてKPIを考えてみる

初めの方でKPIの説明を書籍から引用し下記のように書きました。

KPIとは、「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したもの

引用元:『最高の結果を出すKPIマネジメント』

ここでいう「事業成功」とは、KGIである「人口=2,000人」
「鍵」とはCSFである「コウノトリにお願いする」と決めました。

KPIとは「鍵」を「数値目標」で表したものなので、
KPI項目は「コウノトリにお願いした件数または率」となります。

CSFが多くあるとそれに従ってKPIも多くできてしまうので、CSFを1つに絞ることは重要なんですね。

 数値目標

人口=生存者数+生存者数×コウノトリにお願いした件数−(生存者数×魔王の影響による引っ越し率+生存者数×入院率+生存者数×余生まっとう引っ越し率)

であるならば

例えば1年(12ヶ月)で「人口=2,000人」を達成するのであれば、コウノトリお願い率を7%くらいに引き上げれば達成できそうです。

最終的なKPI

これらのことから、人類の繁栄を達成するためにKPIを「コウノトリお願い率を7%にする」ことにしました。
勇者は魔王を討伐するより、コウノトリの魅力を布教するほうが、結果的に人類の繁栄に貢献できるわけですね。勇者とはいったい・・・ウゴゴゴ・・・

まとめ

  • KGI=最終的な目標を確認する
  • CSFを1つに絞る
  • KPIは、KGIを達成できるCSFの数値目標
  • KPIが多くあるものは良くない

最後に

今回は書籍にかかれているうちの一部をファンタジー世界になぞらえてまとめてみました。
まだまだ本稿に書ききれていない良い部分は多くあります!