お知らせ

2025.09.01
i-plug×パナソニックEWネットワークス合同研修レポートDay2〜Day5 -未来を創るリーダーシップを育む-

i-plugは、「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」というミッションのもと、社員にさまざまな研修の機会を提供しています。その一つに外部企業と合同研修の実施があります。
合同研修の第一弾は、パナソニックEWネットワークス株式会社と実施した合同研修「Future Leader’s Synergy Workshop」です。当研修は、3月〜7月までの全4日程で実施。先日公開したDay1の様子(※1)に続き、Day2〜Day5までの様子をお届けします。レポートだけでなく、研修に参加したi-plugメンバー14名の感想やコメントも紹介しています。

※1 i-plug×パナソニックEWネットワークス合同研修レポートDay1〜未来を創るリーダーシップを育む〜

パナソニックEWネットワークス株式会社との合同研修「Future Leader’s Synergy Workshop」とは?

当研修は、参加を希望した社員が集まり、経営視点、戦略的思考力、リーダーシップを磨くことを目的としています。ベンチャー企業のi-plugと、大企業グループ企業のパナソニックEWネットワークスという異なるカルチャーを持つ両者が合同で実施します。研修は3月〜7月までの全4日程で実施。参加者が多様な価値観に触れ、自社や自身の強み、課題を認識し、成長につなげます。

講師は、パナソニックEWネットワークス株式会社の元家氏(※2025年3月当時)とi-plug代表の中野さんが務めます。

Day2:人間観〜人間とはどの様な生き物かを深く理解する〜(講師:元家氏)

Day2の講師は、元家氏です。パナソニックグループの歴史や松下幸之助氏の「人間観」をもとに、自身の「人間観」を理解する研修です。

事前課題

課題図書は、松下幸之助著「実践経営哲学」「道をひらく」の2冊です。2冊を読んだうえで、下記の2点を資料にまとめること。それがDay2の事前課題です。

  • 松下幸之助氏はどのような「人間観」をもっていたかを考えること
  • 松下幸之助氏の「人間観」を照らし合わせて、自身の「人間観」を考えて整理すること

 

ミュージアム訪問

「パナソニック ミュージアム 松下幸之助歴史館」を訪問しました。今年で創立13年を迎えたi-plugでは想像できないような歴史の重みと、松下幸之助氏の人間観を感じとれるミュージアムでした。

グループワーク

続いて、グループワークへうつります。まずはグループごとに集まり、各個人が事前課題を発表します。各々の発表が終わると、グループ内で議論を開始。課題の解釈が難しかったところに対して意見を交わすグループや、共通してもつ人間観について深掘りするグループがありました。

さいごに、各グループでまとめた議論内容を全員に共有します。まとめた内容の発表だけでなく、「他のチームの皆さんはどう考えましたか?」「どう解釈しましたか?」などの問いかけもあり、全員での議論を深めることができました。

グループの発表後は、各グループの疑問や問いかけに対して元家氏より議論が広げられます。松下幸之助氏の考えに基づいたコメントだけでなく、元家氏がリーダーとして考えていることなども紹介されました。

約半日にわたり議論されました。同じ2冊の課題図書を読んだにも関わらず、さまざまな解釈や考え方が発見できて、多くの「人間観」に触れた研修でした。

Day2を通しての気づきや学び

吉田CS1部

全体として「戦略の明確化」「怒りの昇華」「数字の意味理解」という3つの視点が、自分と組織を前に進める大切な学びになりました。3つの気づきは下記の通りです。
戦略と戦術の気づき
戦略が曖昧だと戦術は空回りすること。成果が出ない経験から「やらないことを決める覚悟」の重要性に気づきました。
怒りのエネルギーの学び
怒りは破壊にも成長にもつながること。原因を言語化し、内省を経て「何を変えたいか」を整理することで、建設的な行動につながることを学びました。
数字に込められた気づき
利益率などの数字は目標ではなく、会社の思想や価値観を映す基準であること。背景を理解することで、組織を深く捉える学びになりました。

河野中途事業開発部

▼気づき
松下幸之助さんの生き様に触れ、「2年もあれば社会は大きく変えられる」という事実を目の当たりにしました。私が勝手に頭の中でイメージしていた”スピード感”がとても遅かったことにハッとさせられた時間でした。
▼学び
松下幸之助さん、中野さん、元家さんの人間観に触れ、「経営は経営者の人間観に大きく影響すること」を学びました。「自分はどんな人なのか。」「どんな人になりたいのか。」「どのように社会に貢献したいのか。」の3つについて考え続ける大切さを知りました。

伊藤株式会社イー・ファルコン所属(出向) 

ミュージアム見学や本を通じて、松下幸之助さんの成し遂げた「スケールの大きさ」、いくつになっても絶えることがない「挑戦心」、その根底を支える「謙虚さ・素直さ」を知ることができ、心が震えました。また、研修への参加は元家さんや研修メンバーの人間観に触れ、自身の人間観を見つめなおす機会となりました。今後も定期的に人間観を見つめる機会を作り、人・組織をエンパワーメントしていきたいです。そう改めて思うことができました。

 

Day3:人間観と実践的経営戦略から学ぶ(講師:中野)

Day3の講師は、中野さんです。経営するうえで、判断した背景や判断基準を知りながら「人間観」を学ぶ回でした。

事前課題

課題図書は、小倉昌男著「経営学」と中野さんが実体験に基づいて書いた「i-plugのケース資料」です。2つを読んだうえで、下記の2点を資料にまとめることがDay3の事前課題です。

  • 小倉氏と中野さんそれぞれについて感じた「人間観」と「事例」をまとめること
  • 印象に残った戦略判断を1つ選び、判断基準や状況分析をすること。そして、「自分だったらこうする」という自分自身の「人間観」をまとめること

グループワーク

ワークの流れは、Day2と同じです。グループごとに個人の事前課題を発表し、議論。そして、グループごとの議論をシェアし、中野さんと参加者全員で議論をするという流れです。
前回と大きく違うポイントは、課題図書の著者である中野さん本人が目の前にいることです。議論では、「なぜ、この判断をしたのですか?」「私ならこう考えますが、どう思いますか?」など、具体的な事例に基づく質問が飛び交いました。

質問に対して中野さんが「i-plugのケース」だけでは、書ききれなかった当日の心境や背景を説明。

Day3を通しての気づきや学び

鷹野CS2部

ビジネスパーソンとしての理想を、とことん議論し合えた有意義な時間でした。そのなかでも「視座は誰だって上げられること」「意識と志は、社会や世の中、自身近な環境などに目を向けていれば、変えられること」を教わりました。その学びを通して、今後スモールスタートで行動すべき私自身の指針を作ることができました。

楠田エンタープライズソリューション部

「人間感がどのように経営的思考とリンクするか」。この考え方の解像度が上がったことが非常に有益な気づきでした。また、「数字の裏に存在する思想や原理原則」「PLの先にあるステークホルダーの存在」など、これらについて自分の思考の中になかったので、新たな気付きとなりました。

事業企画部

人間観と戦略戦術とのつながりを感じる研修の回でした。施策や行動はすべて思想に基づいて行われており、判断の前提となっているのだと気付かされました。また、グループワークを通して自身の思想を伝えることの難しさも感じ、自己理解や他者理解のために言語化して伝えることの大切さを感じました。

 

Day4:VUCAの時代のリーダーとしてあるべき行動・考え・思想(講師:元家氏/中野)

Day4は、合同研修の最終日です。講師は、元家氏と中野さん。これまでの学びを含めて、これからどう考え、行動するかを考える回です。

事前課題

課題図書は、田坂 広志著「知性を磨く」です。課題図書を読んだうえで、下記の2点を資料にまとめることがDay4の事前課題です。

  • これまで学んだことをあわせて、今後「リーダーとして成し遂げたいこと」をまとめること
  • そのために何を考え、どのように生きるかを整理すること

グループワーク

「想像的価値」と「態度的価値」を着眼点として議論が進められました。
「想像的価値」は、こういう世界を実現したい、こんな商品を開発したいといった夢や目標のこと。一方「態度的価値」は、どんな態度で生きるか、現実とどのように向き合うかなど、誇りある自分の態度のことです。この2つの価値が揃ってこそ、良いリーダーになれるという考えです。

グループの議論は、この2つの価値の整理だけではありませんでした。「こういうことを実現したいと考えるにはどうすれば良いか」「そのためにはどのような態度をとるべきか」といった、「想像的価値」と「態度的価値」に至るまでの考え方や、振る舞い方を細分化して考えるグループもありました。また、「想像的価値」と「態度的価値」をいきなり整理するのではなく、課題図書の感想から読み解くチームも。

各グループの発表後は、元家氏と中野さんからのコメントや追加の議論が問いかけられます。具体的には「リーダーシップについて」や「理想と現実について」など、全員で議論しました。最終日ということもあり、いつも以上に意見が飛び交っていた様子です。

合同研修は最終日だったので、集合写真を撮影しました。

Day4を通しての気づきや学び

今中CS1部

正直、研修を受ける前は「創造的価値」「態度的価値」という言葉をそもそも使ったこともなかったし考えたこともなかったです。だから難しさは感じつつも、事前課題も含めて当研修は私にとって良い経験でした。「OfferBoxをもっとこんなサービスにできたらいいな」「こんな社会になったらいいな」と考えることが好きです。一方でそれを実現するために何をすればいいのかということまで落とし込んで考えることに苦手意識がありました。まずは普段の業務で具体的な行動目標を設定するところから意識していければと思います。
また、研修のなかでリーダーシップの段階が「個人→人→組織」という話がありました。自分自身の行動を良い方向に導くことも、リーダーシップの一つだということがとても学びになりました。

佐藤CS1部

私はCS1部でチームリーダーを務めています。日々チームリーダーとして仕事するなかで「どんなリーダーになれるだろうか」と考えることがあります。今回の研修で学んだことは、リーダーシップとは「目的達成のために人や組織を良い方向へ変革させること」が重要であり、そのためには「リーダーの強い志と共感が不可欠」だということです。この学びから、今後どのような目標を持って行動していくべきかが明確になりました。

細谷CS1部

Day4の研修を通して、『自己限定を捨てる』ということが私にとって1番の学びになりました。自己限定とは、自分にできることを自分で限定すること、そしてそう思い込むことです。自分という存在に対して、過去の経験や考えに囚われすぎず、すべきことやしたいことに最大限の力で取り組む姿勢が重要だと改めて感じました。
そして、自己限定を捨てるためには、自分ができるようになりたいことが既にできている人と積極的に関わり、経験をシェアすることが大切だと学びました。能動的に他者へ関わり、自分から働きかけるということを、苦手意識を持たずに取り組みたいです。

 

Day5:研修振り返り

Day5は、i-plugのみの振り返り日です。これまで学んで、整理したことの共有や、今後のプロジェクトについて議論しました。

事前課題

事前課題は、下記の内容をプレゼンできるようにまとめることです。

  • 今回の研修を受講しての大きな気づきTOP3について
  • 研修を通して、この4ヶ月の自分の行動で変わった点について
  • 自分と会社を紐付けて今後どう変えていきたいか?について
  • 研修内容をどう会社に還元していけるのか?について

個人プレゼン発表

事前課題として、まとめた内容を一人ずつ発表しました。Day5は、i-plugメンバーのみだったので、日々の業務やi-plugのために何ができるのかなど、具体的な行動や目標を話す人が多かったように感じます。
また、発表内容は個人の気づきにとどまりません。研修で学んだことを、どのように周りに伝えて、巻き込んでいくかを模索する内容が多く見られました。

全員が発表を終えた後は、中野さんからのコメントです。研修実施の背景にある「気づき」と「学び」の大切さについて話されました。
そして、今後i-plugを成長させるために「背中を預けられる仲間を増やす必要がある」と説明がありました。そこでキーワードとして挙げられたのは「自燃型人財」についてです。「自燃型人財」とは、自ら動機づけを行い、熱意を持って行動し、周りに影響を与えて火をつける人のこと。こういった「自燃型人財」を増やし、熱量を広げていきたいと話しました。

ワークショップ

「今回の研修内容をどう会社に還元できるか?」をテーマに、全員で議論する時間です。参加者は12人。どう議論するか、どうまとめるかは参加者に全て委ねられた形式で、ワークが開始しました。各テーブルごとのチームで議論して発表を繰り返して「会社への還元方法」をまとめます。伝え方、巻き込み方など、それぞれの形で議論しているようです。

最終的に「自燃型人財を増やすプロジェクト」が立ち上がりました。プロジェクトのアクションプランや詳細は、始動後に記事で紹介していこうと思います。乞うご期待です。

Day5を通しての気づきや学び

小野マーケティング部

私自身は、Day1の人間観を学ぶなかで、目的志向でなく人志向になってしまうことが多いと感じました。具体的には「言うべきことを相手の気持ちを気にして伝えられない」などです。だから、今回の研修を通して質問や意見を伝えるよう意識して発言しました。Day5で個人プレゼンをした後のメンバーからのコメントで、私が研修を通して意識したことに気づいてくれた人がいることを知りました。自分自身を見ててくれた方がいたという気づきがあったり、参加者それぞれが課題感を持ってさまざまなことにチャレンジしていたことがわかったり、私自身大きく刺激を受けました。「今回の研修を会社に還元すること」を考えた時に、自然と「人間観」から考えを深めていった点が大きな気づきです。そして今回私たちが学んだ考え方が会社のメンバーみんなに根付いていったら嬉しいです。参加者の多くが同じような考えでした。だから「自燃型人財を増やすプロジェクト」に繋がっていったのです。
私自身も自分のあり方を問い続けながら、自分が熱量高く仕事に取り組む姿勢を見せていけたらと思っています。

土谷エンタープライズソリューション部

人それぞれ印象が残ったポイントが異なっていたことが、興味深かったです。研修を通して、人それぞれ価値観や大切にしているものが違うということに気が付かされました。
中野さんのフィードバックでは人材タイプについて学びました。大きくは「消化型」「不燃型」「可燃型」「自燃型」「点火型」の5タイプ。ほとんどの人が、その時に置かれている環境やコンディションによって「消化型」にもなれば「自燃型」にもなり得るというのが自論です。ただ、どのような環境下に置かれても自分で熱意を持って動ける「自燃型」人材は存在するのも事実。私も含めてですが、どんな状況下でも自燃できる人材になるためにはどうするのか、を全体で考えていく必要があると感じました。

網野法務部兼秘書チーム

当研修では他社と共同で研修を実施することで、改めて「社外から当社がどう見えているのか」が理解できる貴重な機会でした。自社の良いところ、もっと伸ばしていきたいところなども再確認できたので、その視点を忘れず、会社に還元したいです。
また自身の取り組み方についても、新しい視点を学ぶことができ、視野が開ける感覚でした。「背中を預けられる仲間を増やす」には、改めて地道な取り組みが必要だとも感じたので、これから積極的に取り組んでいきたいです。そういった気づきを得られたため研修へ参加してよかったです!

 

おわりに

以上、「i-plug×パナソニックEWネットワークス合同研修レポート」でした。i-plugはこれからも、さまざまな研修を通して社員一人ひとりの成長を通して「つながりで、人の可能性があふれる」というミッション実現に向けて進んでいきます。

 

 

 

 

 

お知らせ

2025.07.07
#12 i-plugが社員に提供する研修とは/ シリーズ: 中野さん!ちょっと教えてください

i-plugの代表取締役CEO中野さんに会社や働き方など、気になるあれこれを質問するシリーズ「中野さん!ちょっと教えてください」。第12弾は、i-plugの「研修」に焦点を当て、i-plugの研修と想いを聞きました。

株式会社i-plug

中野智哉代表取締役 CEO

1978年兵庫県生まれ。 2001年中京大学経営学部経営学科卒業。
2012年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。
株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で10年間求人広告市場で法人営業を経験。 2012年4月18日に株式会社i-plugを設立し、代表取締役CEOに就任。

私のキャリアと「人材育成」への気づき

私自身、新卒で入社した会社では、初日から実務に携わり、独学でスキルを磨いてきました。1社目は「見て盗め」という文化が根強かったです。そんな考えが当たり前だった時代でもありました。

2社目では、研修制度はありませんでしたが、目標設定と振り返りによるフィードバックの重要性を学びました。目の前の数字だけを追う営業だった私にとって、目標を通じてキャリアを見つめ直す機会を得たのは初めての経験でした。評価と給与が連動する仕組みに、モチベーションが高まったことを覚えています。

キャリアの転機となったのは、グロービス経営大学院での学びです。そこで「3C分析」や「SWOT分析」などのビジネスのフレームワークに初めて触れました。これまで感覚的に行っていた営業活動を理論的に理解することで、自分でも驚くほど生産性が向上したと実感しました。得られたのはスキルや知識だけではありません。「志」の教育を受けたことで、仕事の本質や社会的な影響、そして最終的に自分がどうありたいかを考えるようになったのです。

i-plugの成長と人材育成への注力

現在i-plugでは、マネージャー研修、リーダー研修、そして外部企業との合同研修など、さまざまな研修の機会を提供しています。しかし、創業当初からこのような研修制度があったわけではありません。

i-plugは、創業から約10年間、「成長最優先」を掲げ、業界で生き残るために挑戦を続けてきました。毎年3倍の成長目標を掲げ、常に人材が不足している状況のなかで事業を拡大してきたのです。正直なところ、新しく入社した社員の研修に注力する余裕はありませんでした。しかし、創業時よりも事業が安定し、上場も視野に入れた頃から、組織力の強化と人材育成の重要性を強く感じるようになりました。そのタイミングで、様々な取り組みを開始しました。具体的には、人事部門の強化、社内研修の拡充、評価に対するフィードバック文化の醸成などです。

会社が成長し続けるための育成

会社が成長し続けるためには、社員が育つ環境が不可欠だと私は考えています。現時点では、社員の育成においてまだ課題がたくさんあります。これは、創業メンバーにマネジメント経験が少なく、不足するスキルや知見は採用に頼らざるを得なかったという事情もあります。

しかし、今後さらに成長し続けるためにはそれだけでは足りません。これからは、社内で人を育てる力を強化していく必要があります。実際に、20代のリーダーが増えるなど、すでに育成の成果も少しずつ現れ始めているのです。

「気づき」を得る合同研修の挑戦

「人で勝つ会社」を目指す新たな試みとして、パナソニックEWネットワークスとの合同研修(※1)を実施しました。この研修は、他社との比較を通じて、社員に新たな気づきを得てもらいたいという思いから始まりました。会社の規模や歴史が異なる企業との交流を通じて、自社の強みや課題を客観的に認識し、さらなる成長につなげることを目的としています。

合同研修は、転職を促進してしまうのではという懸念の声も聞かれます。しかし、私は社外の人と接するからこそ、得られる気づきが大きいと考えているのです。実際、先方の参加者から「ベンチャー企業と聞いたので、怖めのイケイケの人たちが来ると思って不安でした」といった率直な声も寄せられました。お互いの固定観念を打ち破る良い機会になっていると感じています。

この合同研修は、多くの企業にとって「できそうでできない」貴重な取り組みだと思います。研修会社を介さずに企業間のみで研修を行うことは、珍しいです。i-plugとパナソニックEWネットワークスが、偶然の出会いから意気投合し、この合同研修を実現できたことには大きな意義があったと感じています。

※1 i-plug×パナソニックEWネットワークス合同研修レポートDay1〜未来を創るリーダーシップを育む〜

社員の可能性が広がることで、i-plugが成長する

かつて、私が人材会社の営業をしていた時のことです。リーマンショック後の人材採用が特に困難だった時期に、グロービス経営大学院で学んだ知識を活かし、大きな成果を上げることができました。これらの経験から、体系的な知識と実践が結びつくことで、事業成長に大きく貢献できることを身をもって実感しました。

i-plugが研修に力を入れるのは、単なるスキルアップのためだけではありません。社員一人ひとりが自らの可能性を広げ、本質的な「気づき」を得ること。そして、会社全体として成長できる組織に進化することを目指します。

そして、進化していくことが、我々がミッションとして掲げる「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」ことにつながると思っています。

お知らせ

2025.05.26
人の可能性があふれて成長できる会社に。法務部が実施した研修とテストの話

こんにちは。法務グループのグループマネージャーの野田と、チームリーダーの網野です。
i-plugでは、社内メンバーのスキルアップを目的とした、さまざまな研修を実施しています。当記事では、法務が実施した研修とテストについて書きたいと思います。

i-plugの法務とのつながりが、社内の人たちの可能性を広げるきっかけに

法務発信の研修やテストの実施は、i-plugのグループMission(※)達成のために、法務としてできることがないかを考えたことがはじまりです。法務は、バックオフィスの部署なので、サービスを利用するお客様と直接関わることはありません。i-plugの人たちと話したり、相談を受けたりすることがほとんどです。だからこそ、i-plugに入社して法務と関わったことで、成長や可能性を広げられるようなコンテンツを届けられたらと考えました。i-plug内だけで通用する知識ではなく、「社会全体のなかで役に立つような知識を提供したい」という想いを込めています。

i-plugグループのMission 「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」

法務の動画研修について

具体的な施策のひとつとして、1年間をかけてたくさんの研修動画を配信しました。動画施策について詳しく紹介します。

動画研修の内容

i-plugのルールではなく、人材業界で働くうえで必要となる一般的な知識を学べる研修の提供を検討しました。
動画を通した研修にしたのは、以下の3つのメリットがあると考えたからです。

  • 効率的に時間を活用して研修が受けられること

全社員が日々自分のタスクに追われているのは当然のことです。特にお客様と対峙する部署は、自身の都合だけで日中の決まった時間を確保することが難しいと思います。だからこそ、業務の合間や作業時間を活用しながら視聴できたほうが良いと考えました。

  • 効率的に必要な情報が得られること

動画で残すことで、必要な時に、必要な情報を得られると感じたからです。また、見返すこともできます。

  • 共通の情報が見られること

講師が同じであっても、伝え方や表現が変わってしまうのは当たり前です。講師が変わったらなおさら。全員が同じ量と質の情報を得られるようにしたかったからです。

また、より効率的に必要な情報を得られるために、動画の長さと内容にこだわりました。1つの動画に対して1テーマ、かつ尺は10分程度。月に2〜3本、2024年度では約30本の動画を配信しました。

全社員対象のテストについて

続いて、2024年2月に実施した全社員対象の「法務テスト」についてです。テストを受けることで、一人ひとりが自身の能力を測ることができます。
また、2024年度の法務は「伝えるから伝わる」をスローガンとして掲げていたので、動画研修が社員にどのくらい伝わっているかを把握することを目的としてました。

テストの作り方〜生成AIの活用〜

テストの内容は、絶対に押さえるべきこと(MUST)と、人材業界で働くうえで知っておくと良いこと(WANT)に分けて問題を考えました。
テストの制作には、生成AIを活用しています。テスト制作で、最も難しく時間がかかることは、選択問題の選択肢を考えることです。私たちはすでに正解を知っているので、「ちょうど良い」選択肢を考えることが難しいと感じ、生成AIを活用してみました。
下記の通りで、テストを制作しました。

  1. 設問を部内で作る
  2. 生成AIに各設問の「選択肢」を考えてと指示
  3. 難易度の調整と、IT業界で働く人向けの選択肢に調整するため、生成AIに再度指示
  4. 選択肢と回答が正しいか等を検証しながら部内で最終調整

生成AIを活用したおかげで、テスト制作が効率よく進んだと感じています。

結果

点数が低いか高いかについては、あまり気にしていません。必ず正解してほしい箇所はほとんどの人が押さえられていたので、想定通りの結果で安心しました。点数だけでなく、詳細を見ていくことが大切です。振り返りでは主に2つを確認するようにしました。

1つ目は、誤りが多い設問を振り返ることです。研修動画で伝えた内容ではあるものの、誤りが多いのは「伝わっていない」ということ。今後、法務が研修を提供するときの重要な指標になります。
2つ目は、誤っている傾向を確認することです。結果を見ると、ほとんどの人が法律に対して厳しい条件で選択している傾向にあったのです。一見、不正解のように見えますが、リスクを考えると、法務としては少し安心できます。極端な例ですが、「⚪︎⚪︎は個人情報とは知らなかったため、漏洩してしまった」よりも、「⚪︎⚪︎は個人情報だと思っていたので、開示できないと思っていた」の方がリスクは低いですよね。だから、社員一人ひとりの法律に対する危機管理意識の程度を知ることができました。

上記2つを見ることで、法務が実施した研修において足りないことを知ることができました。さらに、これからすべきことも、解像度が上がったように感じます。今回わかったことを踏まえて、今までより効率的で効果的な研修やサポートが出来るようにしたいです。

これから

2024年度の法務は「伝えるから伝わる」をスローガンにしていました。次のステップとして目指しているのは、「伝わる」だけでなく、「知りたいことを聞いてもらえる」」状態です。目標を達成するためにまずは「何もわからないから聞こう」ではなく、「前提は理解しているけれど、不安なところや気になるところがあるから、法務に聞こう」という状態を作りたいと考えています。そのために、守るべき法律の情報を提供していきたいです。
人材業界に関する法律は、ここ数年で多くの変化があります。i-plugの全社員が「変わったことを知っている」「新しい法律に適応している」状態であることは、組織を強くすると思っています。日々の研修や情報提供によって、i-plugの人の可能性を広げ、i-plugのMission達成に貢献していきたいです。

お知らせ

2025.05.13
i-plug×パナソニックEWネットワークス合同研修レポートDay1〜未来を創るリーダーシップを育む〜

i-plugは、「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」というミッションのもと、サービスを提供するだけでなく社員にもさまざまな研修の機会を提供しています。その一つに外部企業と合同研修の実施をしています。合同研修の第一弾は、パナソニックEWネットワークス株式会社です。
当記事では、パナソニックEWネットワークス株式会社と実施した合同研修「Future Leader’s Synergy Workshop」の1日目の様子をお届けします。

パナソニックEWネットワークス株式会社との合同研修「Future Leader’s Synergy Workshop」とは?

当研修は、参加を希望した社員が集まり、経営視点、戦略的思考力、リーダーシップを磨くことを目的としています。ベンチャー企業のi-plugと、大企業グループ企業のパナソニックEWネットワークスという異なるカルチャーを持つ両者が合同で実施します。研修は3月〜7月までの全4日程で実施。参加者が多様な価値観に触れ、自社や自身の強み、課題を認識し、成長につなげます。

Day1:オリエンテーション

2025年3月にDay1を開催。Day1はこれから数ヶ月に渡り学んでいく導入として、合同研修の目的やお互いを知るコンテンツが多く用意されました。
はじめに、パナソニックEWネットワークス代表(※2025年3月当時)の元家氏とi-plug代表の中野さんより、ご自身の経歴を通して、仕事人として転換期となった場面や、現在の価値観を形成するに至ったエピソードなどが話されました。

パネルディスカッション

そしてここからが本番。お二人にお話いただいたエピソードをパネルディスカッション形式でさらに深掘りしていきます。進行は各社の人事責任者がモデレーターを務め、各社の代表がリーダーとしての経験や志、仕事に対する価値観や会社や事業に対する想いについて語りました。30代の参加者が多いため、「30代に何を考え過ごしてきたか」や「30代で大切にしていた仕事の価値観」「仕事を通して変化した志」などのリーダーになるにあたり考えたこと、経験したこと、生かしてきたことをテーマに話す場面が多かったです。

パネルディスカッション後は、質問タイムです。
「起業家として、経営者として大切にする価値観について」「企業理念をどう意識しているのか」「人に伝え、心を動かすことについて」など、さまざまな質問が飛び交いました。

グループワーク

グループワークでは、「バリューカードゲーム」を実施しました。
当ゲームは、カードの山札からカードを1枚ずつ引き、6枚目のカードを手元のカードのなかから1枚捨てるルールです。カードには「情熱」「家族」「愛」「感謝」「自由」など、価値観に関するキーワードが書かれています。毎回、自分の価値観から遠いと感じるカードを1枚ずつ手放していきます。山札からカードがなくなった時点で、手元に残った5枚のカードが、自身にとって大切にしている価値観になります。バリューカードゲームを使ったグループワークを通して、自身を知るだけでなく、グループ内の他のメンバーのカードを見ることで、多様な価値観に触れる機会にもなるのです。

誰かのターンが回ってくる度に、「なぜそのカードを選択しないのか?」「意外!」などの声が聞こえ、コミュニケーションが生まれていました。山札がなくなったら、各グループごとに手元に残した自身のカードを選択した理由を発表。自身にはなかった価値観に触れたり、共通する価値観を発見したり、多様な気づきが得られたワークでした。

Day1を通しては、「さまざまな価値観に触れ、日々の業務への意識が変わった」「自分、自社の当たり前を問い直すきっかけになった」「自分らしいリーダー像を考えるきっかけになった」といった声が寄せられました。

これから数ヶ月にわたり実施される研修で、さらなる仕事観や人間観、リーダーに必要な資質等を学び、社員一人ひとりの成長を通して「つながりで、人の可能性があふれる」というミッション実現に向けて進んでいきます。

 

お知らせ

2024.08.16
営業メンバーの育成の仕組みを醸成する「能力開発室」とは?

2023年11月、営業組織に新設された「能力開発室」。「能力開発室」が立ち上がった背景や現在の仕事内容などをインタビューしました。

株式会社i-plug

武部さん新卒事業本部 営業統括部 能力開発室

大学卒業後、人材会社へ入社し求人広告の新規営業を4年半経験。その後、出産を機に退職し、5年の専業主婦の期間を経て、2013年に営業アシスタント職としてi-plugへ入社。その後、インサイドセールスおよびマーケティング部門の前身部署の立ち上げや仕組みづくりにも参画。現在は能力開発室に所属し、主に営業メンバーの育成や研修制度の策定など、営業組織の生産性向上に努めている。

北島武部さんが所属する「能力開発室」について教えてください。

武部OfferBoxの営業メンバーのスキル・ノウハウ・知識の蓄積を行い、生産性向上を目的として2023年11月に新設されました。営業メンバーを「採用する」だけでなく、入社後の「育成」の役割を担っています。人事の業務にも見えるかもしれないですが、人事組織ではなく営業組織の一員です。そのため、OfferBoxの営業部門であるCS部とともに業績目標を追いかけています。

北島どのような背景から「能力開発室」が新設されたのですか?

武部i-plugの組織が大きくなるにつれて、営業メンバーの中途入社者が急激に増えたのですが、育成のカリキュラムが追いついていませんでした。i-plugに入社したからこその成長機会や、i-plugの文化を伝える機会があまりない状態だったのです。営業組織の急変を目の当たりにして、「このままで良いのだろうか」と疑問を持ち始めました。
近年、人的資本という考え方が注目されていますが、売上を伸ばし続ける強い営業組織になるため、そして採用した人が組織でいち早く活躍できるようになるためにも、育成が重要だと思うのです。そんな営業組織への疑問と思いを、会社に正直に伝えると、共感してくれました。その後、役員らで営業育成について議論がされ、「能力開発室」の新設が確定。組織課題に対する思いを持った私が所属することになったのです。現在は、思いに共感してくれた役員が能力開発室のマネージャーを務めていて、2名体制の部署です。

北島武部さんが正直に思いを伝えたことで、新設された部署だったのですね。「能力開発室」のミッションを教えてください。

武部「営業組織の育成の仕組みを醸成する」ことがメインのミッションです。営業組織の育成を先導するCS部のグループマネージャーやチームリーダーを対象に、「育成ミーティング」を昨年度から実施しています。業務の話でなく、育成のことだけを話す場を設けることで、改めて育成の大切さを理解してもらいたいと思っています。また、営業組織が抱える課題を随時ヒアリングし、参考にしながら研修の企画を行ったり、新卒・中途入社者向けのオンボーディングプランを作成したりなど、育成に関わる幅広い業務に携わっています。

北島2名体制の部署でありながら、業務範囲がとても幅広いですね!武部さんの現在の仕事内容を教えてください。

武部現在は「育成の整備」が業務の大部分を占めています。育成に関する制度や環境、内容を整備することです。例えば、会社の評価制度の評価軸を営業組織での共通言語に置き換えることで、等しく成長の機会を提供できるように整備しています。また、新卒・中途入社メンバーの営業研修にも携わっています。研修の目的に合わせた計画立てを行い、研修担当者をアサイン。研修ごとに都度振り返りを行い、ブラッシュアップを行います。

北島営業研修について詳しく教えてください。今年度入社した24新卒の営業研修と、昨年度入社した23新卒の営業研修を比較するとどのようなアップデートを試みたのですか?

武部能力開発室が組成される前から、営業配属予定の新卒に向けた「育成プロジェクト」を担当していました。23新卒の営業研修は5〜6月に実施しました。研修にて営業の基礎知識を2ヶ月間で身につけた後、7月に営業部署へ配属されます。配属後は、アプローチする企業のリストを自身で作成し、架電を3ヶ月間行う業務から始まりました。
当研修を実施したことで、営業の基本行動を入社半年で身につけてもらうことができました。一方で、配属後に架電業務のみを3ヶ月間実施することへの課題も見えました。OfferBoxの営業活動は架電業務だけではありません。既存のお客様のサポートや資料作成など、並行して対応すべきことが多くあるのです。配属後に、営業のマルチタスクに早く慣れることを見据えて、研修の設計や研修内容を見直す必要があると考えました。

23新卒の結果を踏まえて24新卒の営業研修の内容を見直しました。配属後、営業のマルチタスクに少しでも早く順応できるようにするために、架電業務や営業ロープレを追加しています。現場の要望にも耳を傾けながら、思い切った変化に対応できるように毎年ブラッシュアップしています。24新卒の営業研修も全プログラムが無事に終了したので、現場からの意見を聞き次回の研修企画に生かす予定です。

北島中途入社者への営業研修はどのように進めていますか?

武部OfferBoxの営業部門であるCS部は新規顧客を担当するグループと、既存顧客を担当するグループに分かれています。以前はグループごとに研修を実施していたので、各グループで実施していた研修の内容と目的を洗い出しました。同じ営業組織なので、CS部として研修内容を共通化できるものと、部門の役割として必要な研修を分け、営業として独り立ちを目指す期間を明確にするなど整備しました。また、中途入社者の場合、今まで経験してきた仕事内容や業界が全員異なります。知識量も異なるので、人材業界や新卒採用を学ぶ研修は内容を練り直しました。

北島先日「能力開発室」主催で、営業メンバー向けに「車座」を実施していましたね。内容や実施した意図を教えてください。

武部能力開発室として最優先の業務は、新卒・中途入社の営業メンバーへの入社時研修を整えることでした。新卒の営業研修が落ち着いてきたので、既存の営業メンバーの育成にも着手し始めています。既存のメンバー向けに企画したコンテンツの1回目が「車座」です。5月中旬に実施したこの「車座」は、代表の中野さんがi-plugの創業時から今後の未来までを話し、参加者同士で意見交換をしました。i-plugという組織が大きくなり、新しい文化が増えた今、i-plugが大事にしてきた価値観を再認識してほしいという思いがありました。具体的には、会社の状況を自分事化して考えたり、愚直に歩み続けることができたり。i-plugの営業メンバーとして「プロフェッショナルである」という意識を改めて持ってほしいのです。
i-plugは上場企業として安定した組織に見えるかもしれません。しかし実際は未完成の部分が多いです。だからこそ自分に今できることを考える必要があり、「ワクワク」や「ヒリヒリ」を感じる瞬間も多いはず。新しいメンバーも増えたので、i-plug創業当時を追体験することで、一体感やモチベーションアップに繋がればと思っています。育成とは異なるコンテンツは、今後も営業活動のなかで持っていてほしいスタンスを伝えたいときに企画する予定です。

北島最後に、武部さんの今後の目標を教えてください。

武部能力開発室は営業組織の業績向上を目指していますが、他部署での課題についても頼られる存在になりたいです。私自身、ひとつの部署に長く所属していたことがなく、状況に応じて部を転々としてきました。特定の職種をやり続けているわけではないので、自分に極めているものがないと思っていました。しかし、振り返ると組織の課題を解決するために異動していたことが多いとわかり、「自分の存在価値」をようやく理解できたのです。今後も部署関係なく「自分にしかできないこと」に携わり、価値を発揮していきたいです。

北島ありがとうございました!

お知らせ

2024.08.05
社会人の第一歩となる新卒入社後研修。担当者にインタビューしました

2024年4月、i-plugは8名の新卒メンバーを迎えました。入社後、新卒メンバーを対象に研修を実施。当記事では、4月から約1ヶ月間実施した研修の担当者にインタビューしました。

▼ようこそ、i-plugへ!24卒の新入社員が8名入社しました。
https://i-plug.co.jp/plug-in/8228/

株式会社i-plug

野々村HR戦略部

大学卒業後、広告代理店にて営業を担当。アパレル業界に転職し店舗の店長を務める。その後、農業を始めた後、洋菓子屋さんの立ち上げを経験。2018年6月にi-plugに営業職として入社し、2022年10月からHR戦略部に異動。

 

鹿毛現在の仕事内容を教えてください。

野々村現在はHR戦略部に所属しています。会社のミッション達成のために、人と組織がうまく機能するサポートをする仕事をしています。具体的には、担当部署のメンバーと面談をしたうえで感じた課題を部署の責任者たちへ共有し、改善行動まで考え一緒に実行したりしています。
また、新入社員のオンボーディングのための研修施策も担当しています。4月には、24卒対象の新卒入社後研修を約1ヶ月間実施しました。

鹿毛4月に実施した新卒入社後研修について教えてください。いつ頃から、どのように研修を計画するのですか?

野々村24卒を対象とした研修については、2023年10月頃から計画を始めました。
はじめに、新卒1年目を終えた時期に新卒メンバーがどのように成長して欲しいかを考えました。 次に1年後、想像している姿になってもらうためには、どのような研修が必要なのかを考えるのです。例えば、このようなスケジュールです。
年間を通しての研修計画なので、4月に実施した研修はまだ始まりにすぎません。

鹿毛4月に実施した研修はどのような内容でしたか?

野々村ざっくりですが、このようなスケジュールで1ヶ月間の研修を実施しました。 社会人の第一歩となる研修のため、挨拶の大切さ、名刺交換、人事制度などの基礎的なコンテンツを用意しました。その他にも自社の理解や市場の理解の研修もあります。
各部署の理解のコンテンツにおいては、各部署の担当者たちが自部署について説明しました。例年、部署の仕事内容をメインに説明していました。今年は、各部署がどのようにつながりながら仕事を遂行しているのかを話してもらいました。そうすることで、会社全体としてどのようにミッション達成に向けて手を取り合っているのかを理解できるようにしたのです。

鹿毛4月に実施した研修を通して、新卒メンバーに変化はありましたか?

野々村1ヶ月を通して、社会人の第一歩から次に進めるにふさわしい状態になったと思っています。最も成長があらわれたのは、自分の思っていることを臆せず言えるようになったことです。
一方で、研修中の相手は同期メンバーと私だけです。研修後の相手は先輩、お客様、役員などさまざまな人になります。相手が変わった時も、思っていることを発言できるように、研修中の姿勢を忘れずにいて欲しいですね。

鹿毛4月の研修担当を通してどうでしたか?

野々村彼らから「素直さ」を学びました。具体的にそう感じたのは、フィードバックした内容に対して「何のために」「どうしてそう感じたか」などの質問があった時です。言われたから直そうではなく、伝えられた内容の本質を理解しようとする姿勢に感銘を受けました。斜に構えずに、素直だからこそできる姿勢だと思います。

鹿毛最後に、新卒メンバーへコメントをお願いします。

野々村新卒メンバーには率先して、i-plugの文化を作っていって欲しいです。i-plugは中途入社のメンバーの方が新卒メンバーより多いですが、年々新卒メンバーの比率は高くなっています。中途入社のメンバーは、前職の文化も含んで形成されているので、どうしても前職の文化と今を比べてしまうことが多いです。真っ新な状態でi-plugらしさを考えて、i-plugの文化を作れるのは、新卒メンバーだけ。今ある文化やルールにとらわれずに、新しいことにチャレンジしてもらえたらと思っています。

鹿毛ありがとうございました。