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2024.06.07
ツッコミ合える関係と成功体験を積めるチーム作りを。MVP受賞者へインタビュー

関西・東海のOfferBoxのCSにてグループマネージャーを務める渡邊さん。社員を表彰するアワード、MVV AWARD(※1)にて2023年度のMVPを受賞しました。受賞までのチーム作りについてや受賞した今の思いをインタビューしました。

※1 i-plugが掲げる5Values、「変化を楽しむ」「全てのステークホルダーに対してフェアである」「想像的な意志を尊重する」「共創しながら価値を出す」「想像的な意志を尊重する」「主体的に取り組み、成果創出にこだわる」。MVV AWARDでは、この5Valuesを1年間で最も発揮した社員に贈られる賞です。

株式会社i-plug

渡邊さんCS1部グループマネージャー

大学卒業後、家電を中心に日用品・食品を展開する総合メーカーへ入社しホームセンター向けの営業や新規事業での営業を経験した後、株式会社マイナビへ入社。中途領域の人材紹介事業の営業を担当。2021年i-plugへ入社し、現在はCS部門のグループマネージャーを務める。2023年度MVV AWARDのMVPを受賞。

 

「共創しながら価値を出す」を体現したチームづくり

鹿毛MVV AWARDのMVP受賞おめでとうございます。受賞した時の心境を教えてください。

渡邊嬉しかったです!私の前に発表された受賞者が全員女性だったので「女子たち頑張ってるな…。すごいな。」と思っていた矢先だったので、驚きました。 受賞してからは、多くの方に声をかけてもらいました。これまであまり話したことのなかったメンバーからも声をかけてもらえて、受賞の実感がわきました。

鹿毛MVP受賞において、5Valuesのひとつである「共創しながら価値を出す」を最も具現化していたと評価されていました。チーム作りにおいて、特に意識したポイントはありますか?

渡邊現在はグループマネージャーですが、評価の対象となった昨年度はチームリーダーを務めていました。当時は「ツッコミ合える関係作り」を目指し、チーム内で密なコミュニケーションをとることを意識していました。チームメンバーで交流する機会を増やし、誰かの行動や目標に対する気づきに対して、みんなが対等に話せるチームを目指しました。また、些細な気づきだけでなく、数字の進捗に対して「悔しいのか、嬉しいのか」などの感情を共有できる場を作ったのです。そうすることで、それぞれの数字も気にするようになり、共に一喜一憂し、数字に対する責任が大きくなっているようでした。
結果として、昨年度は、チームメンバー全員が個人目標を達成し、チーム目標も達成したことが、評価してもらえた点だと思っています。

鹿毛個人・チームともに数字を達成したとのことですが、数字においてはどのようなことを意識しましたか?

渡邊徹底的な計画立てです。
昨年度が始まる段階から、担当企業ごとの数字の計画立てをメンバー全員で行いました。継続して利用してもらえそうな企業、継続が難しそうな企業、前年度よりもっと活用してくれそうな企業など、さまざまな観点から数字を細分化し、目標に対する数字を可視化しました。その計画に向けたコミュニケーションを各メンバーに実行してもらったのです。自分たちがお客様と話すなかで、考えて決定した計画なので、各々が責任を持って実行してくれたように思います。

また想像上は無理そうでも「一回やってみよう」を合言葉にしていました。そんなノリにメンバーがついてきてくれたのは「ツッコミ合える関係」ができていたからなのかもしれません。素直なメンバーたちが集まったチームだったのも理由です。一回やってみた結果、「お客様と良いコミュニケーションがとれた」「数字達成に一歩近づいた」など成功体験を積んでいくメンバーを見ると嬉しかったです。

新卒市場を変えられるOfferBoxの可能性が原動力

鹿毛MVP受賞のエピソードとして、チーム作りだけでなく「OfferBoxの可能性を信じていることを原動力にチームを推進した」と評価されていました。渡邊さんのOfferBoxに対する思いを聞きたいです。 まずはi-plugへ入社する前の仕事を教えてください。

渡邊新卒で家電や食品などを扱うメーカーで営業をしていました。主にホームセンターなどの量販店を担当。「営業は足で稼ぐ」昔ながらの営業スタイルでした。コミュニケーション力や忍耐力など成長した面もありましたが、営業としてより成長するためには新しい領域で経験したいと思い、転職を決意。

決意したものの何から始めて良いか分からず、とりあえずエージェントに登録しました。当時のエージェントの担当がとても親身にキャリアの相談を聞いてくれて、この会社に入りたいと思いマイナビに入社。

マイナビでは中途領域の人材紹介事業の営業を担当しました。入社して約2年後、神戸支社の立ち上げの責任者として任命されました。支社の立ち上げは、試行錯誤する毎日。どうすれば売り上げが上がるのか、とりあえずやってみようの繰り返し。正解が分からないなか試行錯誤しながらの仕事は苦しくもあり、やりがいでもありました。 。

鹿毛i-plugへの入社の決め手は?

渡邊転職の相談にくる求職者へ「新卒の就活時代に戻れたらやり直したいですか?」と必ず聞いていたんです。「絶対やり直す」と回答する人が多いことに毎度驚いていました。担当する求職者は20代の方が多く、そのほとんどがネガティブな理由での転職。「企業の名前だけで入社を決めた。」「イメージが先行しており、事業や仕事内容を知らなかった。」などの後悔の声をよく聞きました。
私自身、転職を経験しているので転職は全く悪いことだとは思っていません。しかし、入社理由を感覚で決めて欲しくないという思いが強くあります。会社を理解したうえで、動機や意思を持って入社できる会社と巡り合って欲しいです。「新卒の就活市場から意識を変化させていくべきだ」と思い、新卒事業に携わることのできる仕事を探しました。
そして前職の同僚である周藤さん(※2)へ、転職を考え始めたことや新卒領域に携わりたいことを相談したところ、i-plugを紹介されました。いわゆる、リファラル採用です。「新卒市場から変えたい」という思いがマッチしていたので、i-plugへの入社を決意しました。

※2 周藤さんへのインタビュー記事 https://i-plug.co.jp/plug-in/7369/

鹿毛新卒市場を変えたいという思いで入社した渡邊さん。今も思いは変わっていませんか?

渡邊もちろん変わっていません!大きなゴールは「新卒市場を変えること」です。

OfferBoxは市場を変えるだけでなく、新卒を採用する手段としても欠かせないサービスだと信じています。企業が声をかける学生を探せること、エリアに関係なく学生にアプローチできることなど、自社でコントロールしながら採用に繋げられる媒体って、まさにOfferBoxのようなダイレクトリクルーティングなのです。

今現在、採用に対して課題を抱えている企業を支援するために、OfferBoxができることはまだまだあります。これからもそんな熱量を持ちながら、自分自身がOfferBoxの可能性を信じて営業していきたいですね。

メンバーやお客様に成功体験の提供を

鹿毛これからの目標は何ですか?

渡邊今年度からグループマネージャーになりました。メンバー全員が成功体験を積むための道筋や環境を整えることが、グループマネージャーとしての仕事だと思います。チームだけでなく、グループ全体で課題やノウハウを共有しながら、みんなで成長していきたいです。

また、お客様の満足度を高めたいです。もちろん、最終的なゴールはマッチする学生さんを採用できることですが、満足度=採用数ではないと思っています。会いたい学生さんと会えること、これまで採用できなかったタイプの学生さんからオファーの返信が返ってくることなど、お客様にとって採用活動における成功体験を積んでもらい、OfferBoxの可能性を共に探求できればと思っています。

鹿毛ありがとうございました。

お知らせ

2022.06.30
MVP賞を受賞した UIデザイナーにインタビュー

社員を表彰するアワード(MVV AWARD)にてMVPに選出されたUIデザイナーの中野さん。今回のインタビューでは2020年にi-plugに中途入社したのち、2年間でMVPを受賞するまでの歩みについてお伺いしました。

山中入社からこれまでの現在のお仕事について教えてください。

中野2020年にi-plugに入社して主にUIデザイナーとして働いていました。また、2021年からは若年層の中途転職・採用サービス「PaceBox」の立ち上げに関わるUIデザインや、不慣れながら開発PjM(プロジェクト・マネジメント)的なこともすこしさせてもらっています。

山中受賞した瞬間のお気持ちは?

中野嬉しい&恐縮な思いに包まれたというのが正直な気持ちでした(笑)
僕は目立った活躍ができるタイプではなく、話もうまくないので、メンバーの支えなしではMVP受賞はもちろんのこと、仕事も進みませんでした。

山中具体的には、普段どのようなメンバーと仕事されていたんですか?

中野PaceBoxのメンバーと仕事を進めていました。当時、一番近くで支えてくださった秋澤さん宇田さんたちには感謝でいっぱいです。
新規事業の立ち上げにあたって右も左もわからないことを幾度となくアドバイスをもらいました。

秋澤さんには、デザインはもちろんのこと、あらゆることを教えてもらい実践していきました。デザインは複数案を持っていき、観点を磨いてもらうたびにデザインも磨かれていき、デザイン特有の苦しい & 楽しい〜〜〜って感じてましたね。笑

宇田さん山本さんには、どんな相談にも乗ってもらい、不安点をクリアにしてもらって実行できるよう後押ししてくださいました。時には、僕が理解していない法務や取引関係などを快く引き受けてくれて頼れるお姉さんお兄さんって感じです!

山中今あらためて言葉にするとMVPを受賞したことについてどう思われますか?

中野身が引き締まる思いです。
恐縮には感じつつ、「自分にできることは何でも役に立ちたい!」と取り組んでいたので、このような評価をいただけたのは素直に嬉しいですね。

求職者さんと企業さんへの価値提供を追求する

山中PaceBoxの立ち上げ当初は多少の戸惑いもあったとお聞きしました。

中野そうですね。「新規事業の立ち上げに取り組まさせてもらっている」と聞くと聞こえはいいかもしれませんが、言い換えれば「まだ何も価値提供できていない」と考えることもできます。つまり現状僕が一番会社の足を引っ張っており、成果は最下位だと自覚しています。
身分不相応だとも感じましたが、今は気持ちを切り替えて、「求職者さんと企業さんへの価値提供を追求するぞ!」という気持ちです。MVPに選んでもらったことを嘘にはしません。

山中かっこいいですね!

中野とはいえ昨日の今日で急に人は変われないので、自分のペースで今後も取り組んでいこうと思います(笑)。
僕には僕なりの価値提供の仕方があるのかなと考えているので、今回はある意味それが認められたのかなとも思ってます。
このスタイルをベースにして、よりお役立ちできるよう努めたいです。

山中PaceBoxの代表取締役である秋澤さんからは、PaceBox立ち上げにともなう姿勢がValueを体現していると評価されていました。たとえば、UXの領域において、どのように設計し、こだわりを持って取り組まれたのか、プロセスに沿って教えていただければと思います。

中野個人的にはUXというよりUIのあるべき姿を目指すよう取り組みました。
既にみんなが学習済みのGoogleのデザイン(Material You)などをベースに、無意識に使えるような使い心地を目指しています。
そのため当時はMaterial Designのv2の復習と、v3やインターフェイスガイドラインを隅から隅まで読み漁っていました。

また無意識に使えるUIを実現するには、ユーザーの脳内にある目的(メンタルモデル)の探求が欠かせません。僕自身、ユーザー像と重なるところもあるため、僕をユーザーと仮定したときのインサイトや行動モデルをたたき台とし、社内外のリサーチをおこないながら、オブジェクト指向の設計にチャレンジしました。

山中PaceBoxのロゴ制作でこだわったポイントを教えてください。

中野PaceBoxは、OfferBoxで培ったダイレクトリクルーティングモデルの顧客価値である「企業と求職者の対等なコミュニケーション」を受け継ぐとともに採用成功に向けて丁寧なコミュニケーションで併走をします。※ 2022年6月現在、機能を制限したβ版を提供

ロゴにはそんなコミュニケーションの象徴である吹き出しをpとbのシルエットで構成しました。吹き出しの間には右肩上がりな道により「マイペースかつ未来への上昇を伴う転職活動」をイメージさせ、両者にとって明るい未来を作っていくという志をロゴマークに込めています。くわえて黄金比を取り入れて、人が本能的に受け入れやすいシルエットを形成しています。

『Balance in Design』などの本からデザインの偉人たちのアプローチを学び、試行錯誤しながら現状は0.1mmも動かす余地がない形にしたんじゃないかと自己満足しています(笑)。僕はこのようなデザイナーのエゴっぽい仕事も好きなので、ロゴは何時間でも作れるくらい夢中になっていましたね。

山中ロゴだけでなく、サービス名の選定にも参加したとお聞きしました。

中野そうなんです。過去にブランドデザイン領域なども担当されていた秋澤さんのアドバイスのもと、「音」にも意識しました。音が象徴するイメージや言い心地・聞こえ心地があり、破裂音「ぱぴぷぺぽ」はその代表です。

たとえば「パピコ」とか、なんとなくかわいい響きで、皆さんとても良いイメージを持たれていますよね?そして「パピコ」ってなに?みたいな小さな違和感も心のどこかで持ってしまい、注目してしまうんです。

今回のPaceBoxという名称には破裂音や半濁音、濁音があり、「違和感」を持ちながら「親しみやすさ」を覚えるような意図も含まれています。この言葉に至るまでは、みんなでたくさんのサービス名を考えさせてもらって、案になったレベルで300はあったと記憶しています。時には迷子になりながらも『発散と収束』を繰り返すことを意識しつつ、方向性を絞っていきました。

キーワードを絞ったり、実際にかんたんにロゴにしてみたり、中野社長や役員ののぶさん(田中 伸明)にも参加してもらうなど、多角的評価や創業者の想いに通ずるかなどの評価も得て最終的に『PaceBox』に決定しました。

山中「マイペースかつ未来への上昇を伴う転職活動」というキーワードが出ましたが、それに対するお考えや具体的な取り組みがあれば教えていただきたいです。

中野まだ具体的な設計にはいたっていませんが、本サービスではそれぞれに合ったペースを重視しています。
チーム内の共通意識として、「Don’t run walk」という考えを掲げていました。キャリアは急いでもすぐに作れるものではありませんし、僕を含む若年層ではどの方向が自分に合っているのか判断するのも難しいと思います。

ですので、時間をかけてじっくり向き合って欲しいですし、無理に焦らなくてもいいと思います。現在市場に出回っている「転職先が決まることがゴール」や「急かされるように転職」ではないスタンスでコミットしていきたいですね。

僕個人としては、たとえPaceBoxを通して転職や採用に至らなかったとしても、プラスを生み出せるのであれば、それで良しなんじゃないかくらいの気持ちでいます。

ほろにがい経験が、自分をつくる

山中i-plugに入社する前、だいたい20代前半くらいでの苦いエピソードなども教えていただきたいです。

中野20代はずっと制作会社にいました。
失敗といいますか、新卒では僕自身の使いみちがないと烙印を押されてしまい、「制作の仕事はお前にふれない」と上司に判断されたことがありましたね。「コーディングだけは使えるかもね」と自分の良いところを見つけてもらって、なんとか腐らずやってました。

その経験は今でも生きていて、コーディングをベーススキルにデザインを考えたり、このギミック入れてみようとか好奇心を持って取り組みはじめました。そのような取り組みをおこなううちにデザインを担当させてもらい、提案も通るようになってきた気がします。

山中先にもお話されていたように「自分は〇〇だし〇〇だけをやる」というよりかは、「まずは色々やってみよう!自分にできることは何でも役に立ちたい!」というスタンスは昔から変わらないんですね。

中野そうですね!この頃のほろ苦い経験が今の自分を作っていると思います(笑)

山中最後に、中野さんが今後取り組んでいきたいことについて教えてください。

中野とにかく求職者さんと企業さんという異なる立場のユーザーそれぞれへの価値の提供をするためユーザーのインターフェースを考えていきたいです。世の中には、ユーザーのためのインターフェースではなく、サービス提供側のためのインターフェースになってしまっているサービスも少なくありません。 それを避けるべく、UIデザインを超えてサービスデザイン全体として、部署や社内外の枠組みを超えた方々との共創が必要不可欠です。実際、UIが無意識レベルで使いやすいサービスは社内の共創体制がめちゃくちゃしっかりしていると確信しています。 またデザイナーはフィードバックである意見をもらえるチャンスが多い仕事です。

目や手に触れられるデザインは職種や年齢を問わず「こうなったらいいのにな」と感じるし、主観的な意見を貰いやすい対象です。しかも、ボタンを赤色で目立たせてほしいとか具体的に。 他の仕事に置き換えると異常じゃないですか?笑

たとえば、ぼくが営業さんの営業の仕方に対して具体的にこうしましょう!なんて意見しません。でも、デザインだけは特別で磨く機会となる意見をたくさん貰えます。
そんな意見からユーザーにとっての本質的な価値を見極め、サービスにどう反映していくかを今後の取り組み姿勢として大事にしています。 そんな機会をとおして、他職種の方とも一貫した価値提供ができる関係性を築き、お互いの仕事をキャッチアップしながら共創していきます!

山中ありがとうございました!

おまけ:MVV AWARDってなに?

今回中野さんがMVPに選出されたMVV AWARDについて、HRグループの二瓶さんに尋ねてみました!

山中MVV AWARDってなんですか?

二瓶i-plugには『変化を楽しむ』『全てのステークホルダーに対してフェアである』『想像的な意志を尊重する』『共創しながら価値を出す』『想像的な意志を尊重する』『主体的に取り組み、成果創出にこだわる』という5つのValue (5Values) があります。MVV AWARDは、この5Valuesを1年間で最も発揮した社員に贈られる賞です!

山中いつから実施しているんですか?

二瓶実はi-plugには、これまで担当してきた社員たちの想いが強く込められたアワードがあったのですが、新たなスタートとなるこの10周年のタイミングで改めて内容を見直し、今の形になりました。これまで社員が大事に育ててきたアワードであり、i-plugにとって大事なタイミングのリニューアルでしたので、今回の見直しの内容については何度も社長の中野や役員とも議論を重ねています。

そして、ああでもないこうでもないともみくちゃになった結果、最後にはやはりi-plugの原点であるMVVを賞の中心として考えることに決まりました!

山中これまでの想いも大事にしながら生まれ変わった賞なんですね! ぼくも取りたいです!

二瓶そう言ってもらえると嬉しいです!
MVV AWARDは社歴の長さや年齢、部署も関係なく受賞者が選ばれます!
誰にでもチャンスがあるので、ぜひチャレンジしてください!

山中がんばります!

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