新卒で大手人材会社に入社。人材紹介部門の営業職としてIT業界を担当し、エンジニアなどの技術職の中途採用に携わる。その後、中途領域だけではなく新卒領域にも挑戦したいとの想いから、2021年にi-plugに入社。

OfferBoxの価値を拡大するため、新設部門にチャレンジ

入社後、OfferBoxのカスタマーサクセスとして採用支援を行う中で、サービスが市場に馴染んできているからこそ学生と企業が直接出会うまでのハードルがあり、そこをどうにか解消したいと強く思うようになりました。

そんな時に、母集団形成に特化をしたサービスであるOfferBox+がリリースされ、私はキャリアチャレンジ制度を使い、OfferBox+の営業部門に自らチャレンジしました。

OfferBox+は2022年に誕生したサービスです。OfferBoxの利用企業のなかには、学生に魅力が伝わりきらず、オファーの承認をしてもらえないという課題に悩むケースがあります。また、利用学生の中にも先入観で選択肢を狭めてしまっていたり、プロフィールを登録することに苦戦しているなど、企業・学生双方にダイレクトリクルーティングを最大限使いこなせていないという現状があります。

そこに対して企業側・学生それぞれアドバイザーを介すことで出会いの機会を最大化することを目的としています。

サービス内容としては、母集団形成に特化をした紹介サービスで、企業が求める適性にマッチした学生をi-plugが企業に推薦し、OfferBoxを通じて企業がオファーを送っていただくというものです。人を介すことでスカウト文章だけでは伝えらない魅力を訴求でき、応募に繋がるケースも少なくないです。

体制としては、学生側のアドバイザーにはCA（キャリアアドバイザー）、企業側のアドバイザーにはRA（リクルーティングアドバイザー）がいます。私は、RAとして求人の開拓や採用ニーズ、企業情報をお伺いしCAと協力しながらマッチングする可能性のある学生さんを企業に推薦しています。

OfferBox+がいたからこそ生み出せた出会いを増やしていきたい

1番やりがいを感じたのは、私たちが介在することによって出会いの機会を広げることができた時です。

私はIT業界の企業を中心に担当しており、エンジニア職の採用支援に従事しています。前職を合わせると6年ほど担当してきた業界ということもあり、業界の傾向、技術に関して理解ができているからこそ、採用担当者から詳しい情報をお伺いできていると感じています。そこで引き出した情報をもとにマッチしそうな学生とコミュニケーションをとり、実際に応募につながった時はすごく嬉しいです。

また、このような結果は、CAが学生一人ひとりに向き合い、企業選びの軸の解像度を上げることや、本質的な価値観や興味関心を引き出し、それらをもとにチームでマッチングの可能性について考え続けているからこそ生まれるものだと思います。

例えば、エンジニア志望の学生で「安定した企業」を軸に大手企業を中心に就活をしている方がいました。安定＝大手企業という考え方もあるので、そちらについてはご自身でナビサイトやOfferBoxを使って選考に進んでいましたが、私たちはその学生と一緒に「安定した企業」という意味合いを噛み砕くことから始めました。

面談を通じ、学生は「経営基盤の安定性はなぜ保たれるのか」という疑問を抱くようになり、私はRAとして持っている情報を最大限に提供することを心がけ、高い技術力を保有できるようになった創業背景や、安定した案件の獲得ができている背景など、その企業の強みを裏付けていることやこれからの可能性について説明しました。

その結果、企業の規模感以外にも安定性を持った企業は他にもあるという考えに変化し、ご自身が納得する進路が無事に決まった時はすごく嬉しかったですし、その学生から「考え直すきっかけをくれてありがとうございます」と言ってもらえた時はすごくやりがいを感じました。

これからもマッチングの可能性を考え、広げ続けていきたいと思います。そのためにも自身が得意とする、専門的で難易度の高いIT領域の採用知見をチームに広げ、全体を底上げすることや、他の領域の知見も広げてさらに成長していきたいです。また、今後はより多くのご支援ができるよう、営業販路の構築や組織の体制作りなどにも力を入れていきたいと思っています。