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#1 株式会社イー・ファルコンについて/シリーズ:i-plugグループを知る

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#1 株式会社イー・ファルコンについて/シリーズ:i-plugグループを知る

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インタビュイーはi-plug創業者(※)の一人である田中さん。現在はi-plugの取締役でありながら、グループ会社の株式会社イー・ファルコンにて代表取締役を務めています。そんな田中さんに、株式会社イー・ファルコンが目指す先や代表取締役としての想いを伺いました。
i-plug創設者インタビュー

株式会社イー・ファルコン

田中 伸明代表取締役

アフラックを経てグロービスに転職し、人材開発及び組織開発を支援。同時にグロービス経営大学院に通学し、そこで出会った仲間と株式会社i-plugを2012年に創業した。i-plugでは創業初期の法人営業や学生集客、マーケティング機能、人事企画などの立ち上げを経験し、2019年よりCFOとして上場準備、審査対応を担当。2021年3月に東証グロースに上場を果たした。上場後は、IRを担い、2022年9月より適性検査eF-1Gを提供する株式会社イー・ファルコン(i-plugの100%子会社)の代表取締役に就任。人的資本経営推進協会の理事を務める。

あだ名はのぶさん。

一人ひとりのキャリアを輝かせたい

株式会社イー・ファルコンは2000年に創業した会社です。現在は東京の八重洲に本社を構えていますが、全国の企業をお客様とし事業活動を行っています。

イー・ファルコンの創業初期は、人材サービス会社などを中心にOEMでアセスメントを開発し提供していました。いくつものプロジェクトを通じて培ったナレッジをもとに自社サービスの開発に取り組み、2005年に「eF-1(エフワン)」が誕生。「一人ひとりのキャリアを輝かせたい」という想いを込め、そして「人事データ分析が当たり前になる時代を見据えて”データ分析に適した採用だけでなく組織開発でも活用できる」というコンセプトをもって開発しました。
時代が進み、テクノロジーの進化や働き方や価値観の多様化といった変化を受けて、適性検査「eF-1G(エフワンジー)」が2014年にリリースされました。その後、バージョンアップを重ねながらサービスを磨き、導入実績は1000社以上、総受検者数は400万人以上に。「eF-1G」は測定領域がとても広く、カスタマイズ対応が可能なことが特徴であり、採用だけではなく人材開発や組織開発で幅広く活用可能です。そのことを広く知っていただきたいという思いからキーメッセージは「採用だけじゃない。ひとりひとりと向き合える適性検査。」としています。

イー・ファルコンとi-plugとの出会いは2014年に遡ります。当時から新卒市場の課題解決には科学的アプローチが欠かせないと考え、連携可能な適性検査サービスを探していたのです。そんななか、i-plug代表の中野さんと当時のイー・ファルコンの代表だった志村さんとが共通の知人を介してつながりました。互いにサービスに込めた想いへ共感し、新卒採用市場への課題感が重なり、その後の試験的な取り組みを経て2017年に業務提携に至りました。そして、OfferBoxへの「eF-1G」の標準搭載が開始されました。さらに、さらなる連携を強めるべく2018年に資本提携を行いi-plugグループに入ったという経緯です。

サービスイメージ

イー・ファルコンが信じて目指す未来

イー・ファルコンは「科学と感性で、人の可能性を引き出し組織と社会の発展を実現する」をパーパスとして掲げています。労働人口の減少や人材の流動化、働き方や価値観の多様化、人的資本経営などが言われる昨今。企業はこれまで以上に「人」を深く理解し、「人」と向き合う必要性が高まる時代になっていると捉えています。これを実現する上で大きな武器になるのが、適性検査を通じて取得できるパーソナリティデータだと考えています。
一方で、日本国内における「適性検査」の活用は、新卒採用におけるスクリーニングが主となっている実態があり、十分にパーソナリティデータの価値が発揮されていないと捉えているのです。”一人ひとりのキャリアを輝かせたい”という想いを大事にしている私たちだからこそ、この実態を変えていく使命があるのではないかと考え、先のようなパーパスを掲げるに至りました。
また、人や組織の可能性を引き出すことに取り組む会社だからこそ、私たち自身が誰よりも人や組織の可能性を信じなければ始まらないと考え、「人と組織の真の可能性を信じる」をコアバリューとしています。
しかし、適性検査市場においては影響力はまだまだ小さいですし、できることも限られています。自分たちだけでやるのではなく、想いの共感を広げ、「適性検査」のあり方を共に変えていくパートナーたちを見つけていきたいです。

イー・ファルコンの代表としての想い

私は2022年9月28日に株式会社イー・ファルコン代表取締役に就任しました。i-plugのCFOとしてIPO準備を担当していた時、i-plugだけでなくグループ会社のイー・ファルコンも整えていく必要があり、イー・ファルコンとの関わりが増えました。そういう経緯もあって、当時のイー・ファルコンの代表から退任の申し出があった際「次の代表は田中さんにお願いしたい」との言葉をもらい、それを引き受けたという形となります。

私にとって、i-plugを創業して10年が経ち、IPOを経験し、一つの節目を迎えていた頃でした。私自身は「未来を担う若い人たちの可能性に蓋をするような社会を無くしたい」という想いをもって仲間とともにi-plugを起業したのですが、創業からの10年を振り返ったときに、その想いは今も変わらず、より強くなっていることに気づけたのです。i-plugにとどまるのではなく、グループ全体で成長し、それぞれの掲げているミッションの実現を加速させることが次なる自分のミッションであると思い、代表取締役の就任を引き受けました。
加えてですが、私が次のステップへと進むということは、私自身を拡げることにつながるだけでなく、i-plugのメンバーにとっても新しいキャリアを拡げられるチャンスになるのではとも思ったのです。私が担っていたi-plugでのポストは、次の世代に引き継ぐこと。それが、一人ひとりのキャリアの可能性を拡げる一歩になり、会社としてのサステナビリティを高めることにつながると考えました。

i-plugの創業メンバーとしてOfferBoxをリリースさせ、約10年かけて新卒市場に「ダイレクトリクルーティングサービス」という新たな就活の選択肢を築くことができたと思っています。次の10年は、採用だけでなく、個人や組織の可能性を引き出して行くような適性検査のあり方を、イー・ファルコンのみんなでチャレンジし築いていきたいです。私たちイー・ファルコンのメンバーが持つ一人ひとりの想いや行動が、可能性を拡げることに必ずつながっていくと信じています。