i-connectとは
#11 i-plugが学生キャリア教育事業にチャレンジする理由/ シリーズ:中野さん!ちょっと教えてください

事業・プロジェクト

#11 i-plugが学生キャリア教育事業にチャレンジする理由/ シリーズ:中野さん!ちょっと教えてください

  • #CEO

SHARE

i-plugの代表取締役 CEOの中野さんに会社や価値観など、気になるあれこれを質問するシリーズ「中野さん!ちょっと教えてください」。第11弾は、i-plugが取り組む学生向けキャリア教育事業(以下、学生領域)についてです。現在i-plugでは、新卒領域と学生領域の2つの領域でサービスを展開しています。OfferBoxのような新卒領域だけでなく、学生領域にチャレンジする理由やサービスへの思いなどを聞きました。

株式会社i-plug

中野智哉代表取締役 CEO

1978年兵庫県生まれ。 2001年中京大学経営学部経営学科卒業。
2012年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。
株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で10年間求人広告市場で法人営業を経験。 2012年4月18日に株式会社i-plugを設立し、代表取締役CEOに就任。

藤本現在、i-plugが取り組んでいる事業の領域について教えてください。

中野 i-plugは、新卒と学生領域の事業に取り組んでいます。
新卒領域では、新卒採用をする企業と就活中の学生の出会いをサポートする2つのサービスがあります。1つは新卒オファー型就活サービス「OfferBox」です。企業が学生に直接オファーを送るサービスになります。2つ目は「OfferBox PLUS」(※)です。キャリアアドバイザーが学生に合いそうな企業を紹介する人材紹介サービスになります。

学生領域は、キャリア教育の事業として「キャリア大学」と「plugin lab」の2つのサービスを展開しています。学生と社会がつながることや、社会を学ぶことによってキャリアの可能性が拡がるような場所と機会を提供しているのです。
(※)企業と学生のさらなる出会いの機会を増やす。OfferBoxPLUSを立ち上げたマネージャーにインタビュー

藤本 i-plugの学生領域サービス「キャリア大学」と「plugin lab」について詳しく教えてください。

中野「キャリア大学」は大学1、2年生を対象にしたキャリア教育サービスです。「キャリア大学」は、企業が先生、オフィスが教室になります。学生は受講したい企業の授業に参加し、ワークショップや交流会を通じて仕事や生き方を学びます。授業に参加することで自身の興味関心事や社会変化を知るきっかけにつながるのです。「キャリア大学」で授業をする団体は民間企業・官公庁・国際機関・NPO・NGOなど多岐に渡ります。
「plugin lab」は、「未来拡張空間」をコンセプトにした学生向け会員制ラウンジです。「学生×学生」「学生×企業」「学生×社会人」のさまざまなつながりを創出することを目的としたコミュニティスペースです。全国の大学近くに7店舗あり、学生が利用しやすい立地にあります。学生はゼミやサークル、学生団体の集まりなどで利用することが多いです。利用することで学生同士のコミュニティ活性につながります。またplugin labと契約した企業は採用活動やキャリア教育などを目的とし、学生向けのワークショップやイベントを行うこともできます。最近は先輩社会人との交流会などを開催しています。学生はスペースの利用だけでなく、コミュニティやイベントを通して自分のキャリアの可能性を知ることができるのです。

藤本i-plugが学生領域にチャレンジする理由は何ですか?

中野OfferBoxを立ち上げる前は、大学生のキャリア教育サービスとして新しいSNSをリリースしようと思っていました。(※)SNSの立ち上げのために、学生へインタビューをしていると「就職活動への意見」にあふれていたのです。SNSの難しさも感じていた時でもあったので、就職活動の課題解決から始めようとOfferBoxを作りました。
3年生以降になると、「就職活動」を見据えてしまう学生が多いので、その前に社会を知ることが大切です。だから、i-plugは学生領域のサービスを通じて、学生が社会を知りキャリアを学ぶ機会を提供しています。
#9 OfferBoxに込めた思い/ シリーズ:中野さん!ちょっと教えてください

藤本i-plugの学生領域の展望を教えてください。

中野今後、i-plugの学生領域のような学生向けキャリア教育のニーズが高まると思います。理由は2つです。
1つ目は、大学・大学院での学習とは違った「社会を学ぶこと」の重要性が増すと思うからです。近年ではChatGPTなどの技術の進歩や新型コロナウイルスの流行など、社会にたくさんの変化があります。特に新型コロナウイルスの流行は、誰にも予想できなかったですよね。将来が予測できない時代だからこそ、「今の社会を理解し、変化に対応できること」が強みになります。
2つ目はキャリアに興味を持つ学生が増えているからです。最近では、キャリア教育をする高校も増え、社会やキャリアに関心を持つ学生が増えていると感じています。一方で、キャリアに興味があっても、社会と接する機会が少ないのです。だからこそ、i-plugは学生が企業や社会人と出会う場所や機会をもっと提供していきたいです。そして学生がキャリアの可能性を広げるきっかけになると思っています。