2012年にサービス開始したOfferBox。今年で13周年を迎えました。2016年から2025年卒業学生まで、3万5千人以上が、OfferBoxを通じて社会への第一歩を踏み出しています。私たちが提供したい価値は「学生が内定先を決めること」「企業が学生を採用すること」ではありません。OfferBoxを通じて、学生と企業が納得した就職活動を終え、採用活動ができることを望んでいます。OfferBoxを通じて入社した学生が、イキイキと働き、活躍できることを目指しているのです。
当記事は、OfferBoxを通じて出会った企業で活躍する若手社員にインタビューする企画です。彼らの就活時代、仕事のやりがい、そしてこれから挑戦したいことなどを伺います。第一弾は、大阪に本社を構える長谷川工業株式会社に入社した3名の若手社員です。

(左から平野様・曹様・山本様)
長谷川工業株式会社
曹様2020年卒入社
新卒入社後、東京エリアの営業を担当し、マーケティング部へ異動。今年度から総務部人事課に異動し主任を務める。現在は新卒採用担当を担当中。人事としてOfferBoxを活用中。
長谷川工業株式会社
山本様2020年卒入社
新卒入社後、大阪エリアの営業を担当し、現在は福岡営業所で主任を務める。
長谷川工業株式会社
平野様2021年卒入社
新卒入社後、大阪エリアにて営業を担当。その後、営業企画部に異動し新規事業であるアウトドアプロジェクトにて主任を務める。
株式会社i-plug
鹿毛広報
i-plugの広報担当。当記事のインタビュアー。
鹿毛はじめに、現在の仕事について教えてください。
曹様現在は、総務部人事課に所属していて新卒採用を担当しています。今年から採用担当に異動しました。OfferBoxを毎日活用して、業務を進めています。
山本様入社後から、営業を担当しています。現在は、福岡営業所に所属。曹と同期の20卒で入社し、入社4年目に福岡へ異動しました。
平野様私は2人の1年後輩で、21卒入社です。現在は、営業本部にある営業企画部に所属しています。新規事業であるアウトドアプロジェクトに携わっていて、アウトドア販売店への営業や製品開発に携わっています。
鹿毛続いて皆さんの就活時代について伺います。どのような就活をしていましたか?
曹様私はタイの大学に在籍していました。タイでは、大学卒業後に就活を始めるのが一般的です。そのため、周りの友人たちは誰も就活をしていなくて、私自身も就活への実感が全くない状態でした。「タイで就職しようかな」となんとなく考えていたのですが、現地の新卒の平均月収は約9万円(※就活当時)であることを知りました。一方、家賃は月4〜5万円が平均。生活への不安を感じ始めました。このことがきっかけで、日本での就職を視野に入れ始めたのです。
日本での就活を考え始めたのは、3年生の7月頃。周りに就活をしている人がいなかったので、就活への実感もやる気もなかなか持てないなかスタートしたことを覚えています。 当初は、知っている大手企業ばかりを見ていました。
しかし、テスト受検や選考のために現地参加を必須とする企業が多かったです。そこで、大手だけでなく幅広い企業に視野を広げたところ、比較的柔軟に対応してくれるのが中小企業でした。特に、オンラインでの選考に対応してくれる企業が多く、その柔軟さが自分にぴったりだと感じました。
その後、9月頃に内定をもらいましたが、海外の大学は日本の大学とは違い、卒業時期が5月だったため、2019年卒としての入社は叶わず。当社の合意を取り、計画的に留年をすることにしました。
山本様就活を始めたのは大学3年生の秋頃からでした。私は、大学3年生の夏から4年生の5月頃までメキシコに留学しており、留学中に就活をしていました。主にメーカーを志望していました。
平野様大学3年生の9月頃から就活を始めました。インターンシップや合同説明会にたくさん参加した記憶があります。当初の志望業界は、エンタメ・マスコミ業界。インターンシップも志望業界に絞って参加していました。
鹿毛OfferBoxを使い始めたきっかけは覚えていますか?
曹様日本にいる友人に教えてもらいました。日本の友達のほとんどは、社会人として働いていたので、就活の情報は日本の友人から聞くことが多かったです。
山本様OfferBoxのようなオンラインで就活を進められるサービスを探していた記憶があります。
平野様エンタメ・マスコミ業界に絞って就活をしていたのですが、大学3年生の途中からコロナ禍に突入しました。
志望業界のなかでも多くの企業が採用活動を中止したり、説明会を止めたり、採用人数を削減したりする状況を目の当たりにして、自信をなくしていきましたね。他の就活手法をネットで調べるなかでOfferBoxを見つけました。「オファーが届く」という仕組みに興味を持ち、使い始めました。
鹿毛曹様は現在、OfferBoxを人事として使っていただいていますよね。学生ユーザーとしてOfferBoxを使っていた頃と印象の変化などありますか?
曹様就活中は新しい企業と出会えるサービスとしてOfferBoxを使っていました。今は人事として採用活動で学生と出会えるサービスとして活用しています。
立場は変わりましたが、印象は変わりません。オファーを送って出会う学生のほとんどが、当社の業界のことを知らないです。実際、私も知りませんでした。しかし、オファー後に当社の説明をすると、良い意味で「思っていたのと違う」という声をいただくことがあります。そのように、オファーをきっかけに業界や企業のイメージを変えられることはすごく良いことだと感じています。
鹿毛就活時代から、たくさんOfferBoxを活用いただきありがとうございます。長谷川工業様からオファーをもらった時のことは覚えていますか?
平野様すごく温かい文章だったことを覚えています。その後のメッセージの対応も、出会った企業のなかで一番よかったです。
曹様現在、人事として学生にオファーを送る立場だからこそ、あの文章は時間をかけて作ってくれたのだとわかります。当時の人事担当者とは現在も仕事をする機会があるのですが、彼は説明を噛み砕いて「伝わる表現」をするスキルに長けている人です。だからこそ、学生の心に刺さる文章が作れるのだと思います。
山本様オファー文に顔文字を使っていましたよね。堅苦しい企業ではなく、柔らかい印象を受けました。「こんな会社があるんだ」という発見があり、その文章の印象を通して選考に進もうと決めました。
鹿毛 選考を進めるなかで印象に残っていることはありますか?
平野様面接の前日には必ず「面接攻略法」や「明日は面接頑張って」などのメッセージをくれました。選考後も、必ずフィードバックがありましたよね。
曹様今でも新入社員の人たちが「あのフィードバックがあったからよかった」など口を揃えて言ってくれます。 私の場合は、海外にいても電話でフィードバックをくれました。その対応をしてもらえるだけで、熱意が十分に伝わってきて志望度が高まった記憶があります。
山本様私も海外にいるなか、帰国するまで選考を待っていただきました。帰国からもスムーズに選考がすすみ、面接ごとに人事担当の方からフィードバックがありました。そして帰国後1か月で内定を頂きました。
鹿毛入社を決めた理由を教えてください。
曹様選考を進めるうちに、当社の人の温かさに触れて志望度が高まりました。私の就活中はコロナ禍以前だったので、多くの企業がオンラインでの選考をNGとしていました。そのようななか、当社は選考をオンラインで完結してくれたのです。フィードバックも含めて、全てに温かさと熱意がありますよね。
山本様選考を進めるうちに、どんどん志望度が高まりました。最初のオファー文章の柔らかさや温かさと、実際に会った社員の人柄にギャップがなかったことが一番の理由です。
平野様2人と同じです。選考の対応方法や出会った人の温かさ全てにギャップがなく、「ここで働きたい」という気持ちが高まりました。
鹿毛就活時代を思い返して、OfferBoxを使っていてよかったと思うことはありますか?
山本様初めから企業とコミュニケーションが取れたことです。メキシコに留学中で帰国が5月頃だったので、「説明会に参加しませんか?」と連絡があった時点で、自身の状況や帰国の時期を伝えることができました。メッセージがあったからこそ、帰国まで待ってくれる企業もあり、つながり続けられた企業もありました。
曹様企業と出会えて、就職先を決められたことはもちろんです。就活中にオファーをもらうことがモチベーションにつながっていました。さまざまな種類のオファーをもらうことで、自分の市場価値も知れたように感じます。
平野様私はコロナ禍の就活で、気分が下がることも多かったのです。そのようななか、OfferBoxを通じて「必要とされている」と感じられたことが、モチベーションにつながりました。
鹿毛入社してからのことを伺います。入社してからギャップはありましたか?
曹様ないですね。私は関東出身なので、入社して初めて関西の人と多く関わりました。関西の人は温かいという気づきがありました(笑)。
平野様全くないですし、人の良さは日常的に感じています!それだけでなく、自由にやりたいことに挑戦できる環境があり、一方で、間違った方向に進みそうな時には止めてくれる先輩たちが揃っている会社です。
山本様ギャップはないです! 入社してからの気づきは、脚立の営業をしていることもあり、世の中の至るところに脚立があることに気がついたことです。「脚立ってそんなにある?」って思いますよね。実は街を少し歩くだけでたくさんの脚立があるんですよ。
鹿毛現在の仕事のやりがいと大変なことを教えてください。
平野様現在は新規事業に携わっています。直近まではルート営業を担当していました。全く異なる営業のスタイルを経験できており、新鮮な気持ちで取り組めています。 新規営業では、取引がないお客様に営業するため、長谷川工業のことを知らない方が多くいらっしゃいます。新しい挑戦にやりがいを感じる一方で、ルート営業とは違った難しさも感じています。
山本様当社は若手にたくさんのチャンスを与えてくれる会社です。
私は現在、福岡営業所に加えて、今年から韓国と台湾も担当しています。留学経験があり、入社前から海外事業部を目指していました。5年目を迎えた今、海外事業に携われていることが嬉しいです。海外と国内の市場は全く違うので、新しいことを学べる楽しさがあります。
一方で営業職なので、日々数字に向き合うことは営業の使命でもあり大変さもあります。
曹様私は人と話すことが好きです。だから、採用担当としてさまざまな学生と出会い、コミュニケーションを取ることに楽しさを感じます。一つひとつの出会いを大切にした結果、学生が入社を決めてくれた時は本当に嬉しいですね。 今年度の採用はうまくいったと感じていますが、すぐに来年度の採用が始まります。良いマッチングが作れるか不安でいっぱいです。
鹿毛OfferBoxを通して出会う学生の印象はどうですか?
曹様優秀だと感じることが多いです。「絶対に入社してほしい」と感じる学生と多く出会えています。今年度内定を出している学生の入社が今からとても楽しみです。
鹿毛これから挑戦したいことはありますか?
曹様人事に異動して半年が経ちました。今は、人事として挑戦すべきことを考える段階です。営業とマーケティングの経験を活かし、人事として会社に貢献していきたいです。
山本様海外事業を志望して入社し、現在海外担当として業務に携わることができています。挑戦できる環境にいるにもかかわらず、知識が追いついていないのが現状です。今後は、当社の事業をさらに成長させる人材になっていきたいと思います。
平野様「長谷川工業といえば脚立」といわれるように、将来的には「長谷川工業といえばアウトドア」と想起してもらえるくらいに新規事業を成長させたいです。
そして、学生時代に志望していたマスコミ・エンタメ業界でやりたいと感じていた仕事を、当社の事業のなかで見つけて挑戦していきたいと思っています。今は、まさにその可能性を模索中です。
鹿毛さいごに、今就活を頑張る学生さんたちへメッセージをお願いします。
山本様当社に入社したことに後悔はありません。しかし、就活を始めた時期が遅かったため、様々な業界や企業を十分に見られなかったと感じています。多くの企業をフラットに見る経験は、学生のうちしかできないので、もっと多くの世界を見ておけばよかったと今では思います。そして、社会人は時間が限られてしまうので、学生時代にやりたいことや興味があることには、積極的に挑戦してほしいです。
平野様社会人になる前に、多くの人から「3年は続けた方が良い」と言われました。
当時はその「3年」の基準がよく理解できませんでした。理解できないまま今年で4年目を迎えました。振り返ると、3年間を通して多くの新しい経験ができただけでなく、同じ経験を2〜3回繰り返すことができたのです。同じ経験をするたび、会社を見る視点が変わり、自分の成長を実感できた3年間でした。この経験を通して、継続することの難しさと重要さを学びました。「継続する力」は大きな武器です。
学生のうちに何か一つでも継続して打ち込み、そのなかで視点が変わっていくことを体感するだけで、誰よりも成長した社会人になれると思います。
曹様人事目線のコメントになりますが、学生のうちは「人と違うこと」に挑戦してほしいです。
アルバイトや部活のなかでも、「挑戦したと思うこと」を見つけてください。大きなことを成し遂げていなくて良いです。「アルバイトや部活を経験しました」のエピソードでなく、そのなかで「どう挑戦したのか」のエピソードをたくさん聞きたいと思っています。
特に当社は「挑戦」を大切にしている会社です。「挑戦する姿勢」に惹かれて選考に進んでくれる学生が多いですが、実際に挑戦した経験を話せない学生も少なくありません。挑戦した経験は必ずあるはずなので、発見してみてください。あるいは、これから挑戦してみてください。
鹿毛ありがとうございました。今後のご活躍も楽しみにしています!