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i-plugの「Value再考プロジェクト」〜 新5Values決定までの背景と道のり〜

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i-plugの「Value再考プロジェクト」〜 新5Values決定までの背景と道のり〜

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こんにちは、コミュニケーションデザイン部(PR)の北島です。
i-plugは、2024年7月にi-plugグループとして、新たなMissionとVision 2030を策定し、2025年4月には、i-plugグループ全体で目指すべき姿を示すStatement「共創するプロフェッショナル組織」を設定しました。そして、Statementの実現に向けて、行動の共通言語となるi-plugのValueを、2025年10月に再構築しました。当記事では、全社員の想いと経営の視点を合わせ、共創の力で新5Valuesを創り上げた背景と、決定までの道のりについてお届けします。

i-plugのMVSV(Mission・Vision2030・Statement・Value)の構造と位置付け

私たちが日々大切にしている「Mission・Vision2030・Statement・Value(MVSV)」は、下記のような構造になっています。「会社の存在意義」から「個人の具体的な行動指針」まで、一貫してつくられているMVSVです。日々業務を進めていくうえで大切な指針となっています。
Mission・Vision2030・Statementの3つは、i-plugグループ共通です。一方でValue(行動指針)は、Statementを実現するためにi-plugグループ各社で定めています。今回、私たちが再構築を実施したのは、i-plugのValueです。

▼Mission(会社の存在意義)
・つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる

▼Vision2030(Mission実現に向けた、2030年までのマイルストーン)
・未来を担う若い世代から、もっとも選ばれるプラットフォームになる

▼Statement(組織として目指すべき姿)
・共創するプロフェッショナル組織

▼Value(Statementを実現するための行動指針)
・今回再構築を実施

2025年4月に新たに策定されたStatementについて

i-plugグループが目指すVision2030の実現には、戦略実行のスピードと質にこだわりながら成長できる人材が不可欠です。だからこそ、人を組織基盤としたStatement「共創するプロフェッショナル組織」の構築が必要であると考えました。このStatementには、以下の2つの意味が込められています。

・個々人がプロフェッショナルとして成長し続け、会社の提供価値を高めていくこと
・世の中に良い価値を提供していくために、部署や役職などの社内のみならず、会社の枠組みすら超えて、あらゆる人たちと共創していくこと

i-plugの新Value決定までの道のり

Statementを新たに設定したことで、Vision2030の実現に向けた行動基準の「共通言語」を整える必要があると考えました。Valueは単なる「行動指針」ではなく、個々人の成長を促し、組織文化を形作るものだからです。
そこでスタートしたのが、「Value再考プロジェクト」です。当プロジェクトは、社員代表と経営層が一体となり、約4ヶ月間にわたる取り組みになりました。以下のロードマップは、プロジェクトの始動から新Valueの発表に至るまでのものです。

「全社員参加型」のプロジェクトが始動

会社で掲げるValueは、根幹を支える最も大切な価値観です。だからこそ、社員一人ひとりの成長を後押しし、日々の行動において、進むべき方向を指し示す「道標」となることを目指しています。「社員全員が共感し、自分たちのものだと思えるValueにしたい」という強い想いから、このプロジェクトは「全社員参加型」で進めることにしました。

しかし、300名を超える社員の意見をまとめるのは至難の業です。そこで、全社員の声を吸い上げたり、経営陣へのインタビューを実施したりなど、「社員代表」としてプロジェクトに参加するメンバーを募集しました。集まったのは、「会社と組織をより良くしたい」という熱い想いを持った、マネージャー層から若手メンバーまで、総勢24名。「社員代表」は、Value策定のプロセスに関わるだけではなく、新Value決定後の浸透を推進する役割も期待されています。社員代表に託された役割は、以下の2点です。

・新Valueを全社員に「自分ごと化」して浸透させる、大事な原動力となること
・Statementを実現するための「魂のこもったValue案」を作成すること

「現状の理解」から始めるインプット期間

7月から本格化する全4回の新Value策定ワークショップに先立ち、新Valueの核を見つけるため、まずは「現状の理解」というインプットからプロジェクトがスタートしました。

全社員アンケートの読み解き

社員代表全員が、5月下旬に実施した全社員アンケートを分析。この分析は、プロジェクトの土台となりました。社員代表は、アンケート結果から「旧Valueへの課題感」や「引き続き大切にすべき要素」を抽出し、Valueに対する全社員のさまざまな意見を認識しました。

経営陣の価値観の深掘り

社員代表が、経営陣8名に対してインタビューを実施。事前に共通の5つの質問に回答してもらい、その内容をもとに、Statementの現状認識、仕事で大切にしている価値観、残したい要素や改善点など、経営視点からValueの本質を深く掘り下げました。

Value策定に向けた全4回のワークショップ

第1回ワークショップ:新Valueの核となる要素の洗い出し

7月上旬より、Value策定に向けたワークショップを開始。「全社員アンケート」と「経営陣インタビュー」の結果をもとに、「現状のValueに対する課題感」と「今後も引き続き大切にしたいこと」をグループ内で議論し、新Valueの「核となる要素」を徹底的に発散させました。

第2・3回ワークショップ:キーワードの深掘りと絞り込み

発散させた要素を具体化するために、Statementを深く理解するための7つの重要キーワードに着目。グループディスカッションを通じて、各キーワードの定義や具体的な行動を深掘りし、Valueの土台となるイメージの解像度を高めました。この結果、新Valueの核となる「共通認識」を明確に絞り込むことができたのです。

議論の対象となった7つのキーワードとお題

第4回ワークショップ:Value案の作成と最終投票

その後、各グループが具体的なValue案の作成に取り組みました。各グループは、「Valueを構成する要素」「その要素を選んだ背景や理由」「要素を表す標語案(ワーディング)」の3要素を盛り込んだValue案をまとめ、全グループで発表・共有します。

そして、全グループのValue案のなかから、社員代表による「最終投票」を実施。この投票は、単なる人気投票ではなく、「共感する明確な理由」を可視化し、社員代表の熱意を経営陣に伝える重要な情報となりました。この結果を踏まえて、「最終Value要素案」が完成しました。

全社員への「中間報告」とアンケートの実施

完成した「最終Value要素案」を全社員に共有。新しいValueの要素について、どのように感じるか、この方向性が会社の未来にどのように貢献するか、全社員にアンケートを実施しました。このアンケート結果は、全社員の共感と納得感を確かなものにするため、経営層が最終検討を行う上での貴重な意見となりました。

経営層による最終検討と新Value確定

社員代表の熱意と全社員の意見が詰まった最終Value案は、経営層による最終検討へと引き継がれました。経営合宿では、社員代表からの案の説明を受け、役員間で議論。社員の声を最大限に尊重しつつも、経営の視点も加えて新Valueの方向性を固めました。そして、役員会議において基本構造とワーディングの最終調整が行われ、i-plugの新Valueが正式に確定したのです。

新Valueの基本構造

10月3日:i-plugの新Valueの発表

新Valueは、10月3日に開催された「i-plugグループ 2025年度下期キックオフ」で全社員に発表されました。今回新たに策定されたValueは5つです。

Value1:フロンティア精神
私たちならできると信じ、未踏の道を切り拓く挑戦を続けます。

Value2:自分ごと
あらゆることを「自分ごと」とし、建設的な提案と責任ある行動を重ねます。

Value3:スピード 
スピードを私たちの最大の武器とし、最速で思考し最速で行動します。

Value4:進化
日々、自分を更新し続け、進化を繰り返します。

Value5:フェアネス
全てのステークホルダーに対し、私たちは常に公平かつ誠実であり続けます。これが、私たちの会社全体を支える揺るぎない土台です。

この5つのValueは、ストーリーとして深く浸透するため、並び順にもこだわりました。具体的には、一番上には「私たちが目指すもの」を、一番下には「揺るぎない土台となる考え方」を配置。その間に、MVSの達成に向けて不可欠な3つの要素を配置する構成にしました。また、言葉選びは「わかりやすさ」「伝わりやすさ」「使い勝手の良さ」を追求しました。日々の業務で迷った時に立ち返り、即座に判断と行動ができる共通言語となることを目指しているためです。

おわりに

以上、「i-plugの「Value再考プロジェクト」〜 新5Values決定までの背景と道のり」でした。私もこのプロジェクトに社員代表として参加し、約4ヶ月にわたり、熱い議論をしてきました。次のフェーズは「浸透」です。社員の想いが詰まったこの行動指針が、絵に描いた餅で終わらないように、社員代表として議論を重ねていきます。社員一人ひとりの「自分ごと」となるよう、日々体現できるような取り組みを考えていきます。