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i-plugの成長を加速させる。マネージャーたちにインタビュー(後編)

インタビュー

i-plugの成長を加速させる。マネージャーたちにインタビュー(後編)

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より高い価値のあるサービス提供に向けて、日々業務に取り組むi-plugメンバー。彼らの業務遂行や成長を支援するために奮闘するのがマネジャーの業務です。この記事では4名の営業部を総括するマネジャーにインタビュー。後半では、各マネージャーにマネジメント論を伺いました。

株式会社i-plug

阿部パートナー営業部ゼネラルマネジャー 兼 法人マーケティンググループ グループマネージャー

(※取材当時)

広告代理店にてグループ会社の事業部立ち上げ業務を遂行し所長や部門長に就任。その後他グループ会社の取締役を務めたのち、2017年にi-plug入社。

株式会社i-plug

坂口CS※1部ゼネラルマネジャー(部門責任者)

新卒で人材業界の会社に入社。中途採用領域・人材紹介・人材派遣向けサービスにて営業、営業マネージャーに就任したのちグループ会社に転籍し、コンサルタント業務に従事。2017年i-plug入社。
過去のインタビュー記事:「メンバーへの信頼が成長の鍵! カスタマーサクセス部門の女性マネージャーにインタビュー」

株式会社i-plug

筏井エンタープライズソリューション部 ゼネラルマネージャー

新卒で大手人材会社に入社。新卒領域で営業として採用ブランディングやインターンシップ導入支援、採用力強化支援(リクルーター研修等)、採用業務代行(ATS導入支援と運営サポート)など複数のプロジェクトマネジメントを担当。2021年i-plug入社。

株式会社i-plug

浦野CS2部ゼネラルマネジャー(部門責任者)

大手人材業界で営業(中途/AP領域)を経験したのち、外資系ベンチャー企業にて法人営業の組織マネジメントなどに従事。その後急成長のスタートアップで営業マネジメントを務め、2022年i-plugに入社。

※CS…カスタマーサクセス

 

高根前半では、メンバーたちの選択肢を増やすことに取り組みたいと伺いました。そのために取り組んでいきたいことはありますか?

阿部自分の場合、直接メンバーとやりとりすることは少なく、チームリーダーを通したマネジメントになるのですが、できるだけメンバーたちが「何に挑戦したいか」を知るようにしています。

個人的には、結果を出すのは短期でなくてもいいと考えています。ただ、その間本人はその間辛い思いもすると思うので、本人がパフォーマンスを発揮するまでに想定している期間と会社が求める期間が合致しているかを確認する必要はあるかなと思っています。

高根会社の理解があると、本人も安心して業務に取り組めそうですね。 続いて浦野さんにお伺いします。MVVに対する考えと、マネジメントについてお伺いできますか?

浦野i-plugが掲げるパーパス「一人ひとりが持つ、”キャリア・ポテンシャル” を引き出す」の対象は学生さんだけではなく、i-plugの社員、つまりチームのメンバーも全く同じだと思っています。

なので、サービスを利用してくれるユーザの可能性を信じるのと同じくらい、もしくはそれ以上かもしれませんが、チームのメンバーの可能性をとにかく信じて、一人ひとりの市場価値を引き上げていくことに注力したいという野心を持っています。

我々が掲げている目標は高く、時には困難を伴うものです。達成できたメンバーはもちろん素晴らしいですが、仮に達成できなかったとしても、出来たラインまでを認めて称賛するべきだと考えています。そうして成功体験を積み上げていくことが成長に繋がるのではないでしょうか。

もし成功体験がないというメンバーがいれば、現場の声を丁寧に聞き、状況の把握に努めます。

実際、入社してから50人のメンバー全員と面談を実施し、現状の不満や会社やキャリアに対する考えを聞きました。これからも、続けていきたいと思います。

高根一般的に、キャリア設計や思考がぼんやりしている人も少なくありません。そういった方にはどのように接しますか?

浦野生き方は人それぞれ。必ず「これをやりなさい」と決めつけるものではないでしょう。ただ、全く何も見えなくて困っている状態であれば、ひとつの道筋を示したり、目の前にある山を超えてみたら、と助言をすることはあります。

手に届くところからキャリアを築くことで、さらに見えてくるものがあると考えています。

高根そう考えたきっかけはありますか?

浦野阿部さんと似ていますが、自分も昔から色々できたタイプではないんですよ。むしろめちゃくちゃ不器用。苦手なことが多く、最初はとにかく躓きやすいです。

しかし、愚直に続けると「できる」ようになる時はいつか来る。乗り越えた経験を積み重ねることで、結果的に私のキャリアは築かれてきました。壁にぶつかったとき、もがいてでも乗り越えようと主体性を発揮することが重要であり、それをメンバーに伝えたいです。

高根坂口さんは、マネジメントについてどう考えていますか?

坂口私はあまり失敗するタイプではなかったんですが(笑)。i-plugにいるメンバーたちは、どんなときに成長を実感するのか気になっています。なので、現場の状態を見て、個人のパフォーマンスによりフォーカスしていきたいですね。

高根今、組織はどのような状況だと思いますか?

坂口部門が違うと何をしているかわかりにくいのが課題だと思っています。業務内容も、活躍している人もしかり。部門を横断した取り組みにしたいと思っていても、相談先がわからないという課題も耳にしています。

しかし、部門をまたぐことで経験の幅が広がり、成長につながることもあるはずです。そのため、マネジャーである私が自分の管掌している部門だけではなく、他の部門も把握して、部門間連携をより深めていきたいと感じています。

阿部部門間連携のハードルは難しいですよね。多分、相手のことをよく知らないからなのかなと思っています。道端で知らない人に声を掛けにくいというようなもので、むしろ平気で声をかけられる人の方が特殊かもしれない。

知らない状況でどうこうできないのはメンバー個人の責任ではありません。我々マネジメント勢の働きや会社の仕組みで解決していきたいと考えています。

そのために取り組むことは多岐に渡りますが、まずはチームで週に一回話す時間を設けてみたり、Web上ではなく対面で会う機会を増やしてみたり、そんな機会が必要なのかなと思いますね。

高根チーム単位から、関わりを広げていくということでしょうか。

阿部そうです。私の部に所属しているのは12人。少ないほうですが、そのうち4人が今年入社しました。お互い顔を合わせたこともない人がチーム内にもたくさんいる状態です。そのため、四半期に一度、対面で集まる機会を作りました。

高根対面で集まり、どのような話をするのでしょうか。

阿部以前集まったときはSTRINGSFINDERの読みときをしました。強みを知るため、というより、メンバー自身の理解を深めたり、話のきっかけを得たり、共通点を見つけるきっかけとして機能すればいいなと考えてのことです。

知らない人をいきなり助けるのは難しいけど、知っている人であればそのハードルも下がるかな、と。

高根確かに、知っている人の方が声をかけやすいです。

阿部協同に向けてポジティブな気持ちに繋がりやすいかなと考えています。

高根いい取り組みですね。 続いて、筏井さんにとってのマネジメントをお伺いできますか?

筏井マネージャーという役職である以上、「評価」という業務は避けられません。しかし、評価の基準を一つに決めつけないよう意識しています。

一般的に、営業職では売上予算や契約者数などの数字が評価のベースになりやすいものです。でも、数字だけでは見えないものーー例えば、1社に対して深い関係性を築けているとか、信頼が厚いとか。そういう営業スタイルもあるわけで、価値観は人によって違います。

一人ひとりが大切にしている価値観を否定しないよう意識し、特性を理解するよう努めています。

加えて、最も力を発揮していただけそうなミッションを設定し、パフォーマンスを高めていくことを意識しています。

高根強みや価値観を理解するために意識されていることは?

筏井難しいですね。でも、結局はコミュニケーションに尽きると思ってるんですよ。僕ができることといえば、コミュニケーションの時間をとること。チームメンバーが少ないからこそ、一人にかける時間を多くとれるわけです。

今はほぼ毎日1on1に取り組んでいます。オンライン上での会議がメインですが、画面越しでも話題への反応から興味の範囲や特性が見えてくるので、少しずつ理解を深めていきたいです。

もちろん、本音で話してくれてるかはわかりません。本音で話せるほどの信頼を、時間かけてでも部下と築き上げていきたいと考えています。

高根なるほど。それでは最後に、i-plugのマネジメントを担う皆さまの印象と、互いにどのような組織を目指していきたいかお伺いできればと思います。

阿部バックボーンの違う社員が集まっているので面白いなと思っています。みなさんと話していてすごいなと思うのが、きちんとメンバーの名前が出てくるところ。グループマネジャーは仕組みや組織のことをメインのミッションに担うので現場社員とのコミュニケーションが減ることが多いのですが、きちんとグループを構成するメンバーひとりひとりを見ているのは当然のこととしています。

さらに、メンバーひとりひとりの得意不得意を見るマネジメントをされていることに共感し、自分も強めていきたいですね。

坂口そこはゼネラルマネージャーたちの共通点ですね。全員が、メンバーを一人ひとり見て、成長を願っているという思いを持っています。このメンバーで話していると、営業部としてもっともっと強くなれると感じています。

筏井僕も皆さん一緒なんですけど、やっぱりメンバーの可能性をもっと広げたいっていう思いは皆共通の価値観として中心にあるように思います。会社としても、いまは次のステップに進んでいく段階。そして、i-plugがここまで成長されたのは、阿部さんと坂口さんをはじめ社歴の長いみなさんの積み重ねであり、その方々と見ているものが近いというのは心強いですね。これからもよりよい組織構築に向けて共に取り組みたいと考えています。

浦野私は皆さんをものすごくリスペクトしているんですね。自分に持ってないものをたくさん持ってますし、コミュニケーションのタイプは違えど目指すところは全部一緒です。 どんなに優秀な戦略があっても実行者が人である限り、会社の成長は人が左右するものです。チームや組織を考えるときにメンバーに焦点を当てて会話してるっているところに力強さを感じています。

高根ありがとうございました。