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#7 全社キックオフを開催する理由は?/ シリーズ:中野さん!ちょっと教えてください。

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#7 全社キックオフを開催する理由は?/ シリーズ:中野さん!ちょっと教えてください。

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i-plugの代表取締役 CEO 中野さんに会社や価値観など、あれこれ質問をぶつけるシリーズ「中野さん!ちょっと教えてください」。第7弾は、i-plugで年2回開催する全社キックオフについて聞いてみました。

株式会社i-plug

中野智哉代表取締役 CEO

1978年兵庫県生まれ。 2001年中京大学経営学部経営学科卒業。
2012年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。
株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で10年間求人広告市場で法人営業を経験。 2012年4月18日に株式会社i-plugを設立し、代表取締役CEOに就任。

「何に取り組んでいくのか」を全員で目線合わせする時間

i-plugでは、前年度を振り返りと今年度の事業戦略を全社員に共有しながら、会社としての方向性を再確認する場として、全社キックオフを半期に1度、年に2回開催しています。

i-plugを設立した当初は、創業メンバーの3名しか在籍しておらず「何を実現したいか」の目的が合致したうえで創業しているので、定期的な目線合わせの場は設けていませんでした。しかし、社員数が増えていくにつれ、下記2点を定期的に確認・共有していく必要があると思いました。

・さまざまな経験や知識をもつ個々の集合体が何のためにi-plugに集まっているのか
・実現したい目的に向けてどのような時間軸で取り組んでいくのか

「会社」は「実現したい目的」に共感する人の集合体だと考えています。定期的に「実現したいこと」の目線合わせを行い、取り組む内容を再確認することで「会社」が成長すると思うのです。今後取り組む「戦略」や「方向性」をリアルタイムで社員に伝えるために、i-plugでは全社キックオフを実施しています。

グループ各社の価値観は違えど、方向性は共通でありたい

2024年度の全社キックオフは、初めてi-plugグループ(e-falcon・pacebox・マキシマイズ)合同で開催しました。

i-plugグループ各社が「何のために事業を行うのか」という思いは全社共通しています。ただ、発信する人や言葉のニュアンスがそれぞれ異なるので、各社の思いが違うように見聞きできるのも事実です。私は「違い」があるからこそ、各社の「価値観」が存在し、各社の「文化」が存在すると考えています。この「違い」から多様な価値が生まれる可能性もあるので、グループ全社がすべてを合わせる必要はないと思うのです。一方でi-plugグループである以上、「目指していく方向性」は共通であるべきと考えています。i-plugグループの方向性が揃えば、社員が集まったときに発する価値が増えていくはずです。同じ方向性をむく一歩として、期初である4月にi-plugグループ会社合同の全社キックオフが開催できたことは、とても良い機会だったと思っています。

大きく形式を変えた2024年度上期キックオフ

2024年度の全社キックオフは、対面形式で集まるからこそ感じ取れるようなコンテンツを多く実施したいと思っていました。そのため、2024年度上期キックオフでは構成を大きく変更しました。昨年度までのキックオフのメインコンテンツであった「前年度の振り返り」と「今年度の戦略発表」はリモート形式で実施。対面形式で集まるキックオフでは、座って話を聞く時間を短くし、対面の場で実施するべきコンテンツに変更しました。たとえば、今までリモート形式で実施していた入社式をキックオフのコンテンツとして組み込んだり、コミュニケーションパートの時間を増やしたりしました。

また、初めてグループ社員全員が対面形式で集合。リモート形式よりも対面形式のほうが、自分の思っていることを相手に伝えやすいですし、相手の考えていることも理解しやすいはずです。i-plugグループ内での新しいつながりを作ったり、今までのつながりを濃くしたり、コミュニケーションを深める時間になってほしいという思いがありました。

「誰にとって」対面形式が良いのか、リモート形式が良いのか

約300名が同じ空間で同じ時間を過ごす機会はとても貴重です。一生に一度しかないこのメンバーでの時間を「どう過ごすか」「どう価値を高めるか」。今後この点を各社員が意識できるようなキックオフにしていきたいです。目的を理解した上で時間を過ごすと、時間の質が変わります。より多くの社員が意識し実践できると、キックオフが発揮する価値も変わるはずです。まさにi-plugの5Values(※)の「共創しながら価値を出す」を全員で意識していきたいです。

また、対面形式とリモート形式、それぞれの良さがあります。それぞれの「良さ」は「誰にとって良いのか」を常に考える必要があると思います。会社で働く以上、自分だけでなく、ともに価値を作っていく仲間にとって、良い環境であるかを考えることが重要です。これこそ、i-plugの5Values(※)である「全てのステークホルダーに対してフェアである」だと思います。社員の意識は揃ってきていますが、改めて再認識し、対面形式とリモート形式を併用した全社キックオフを今後も実施していきたいです。

(※)i-plugの5Values(変化を楽しむ/全てのステークホルダーに対してフェアである/共創しながら価値を出す/創造的な意思を尊重する/主体的に取り組み、成果創出にこだわる)https://i-plug.co.jp/company/mission/