以前、内部監査の三宅さんに、内部監査の仕事についてインタビューしました。今回は、i-plugの内部監査がこれから目指すものについて伺います。
株式会社i-plug
三宅さん内部監査室 ゼネラルマネージャー
卒業後、宝石販売会社でECサイトの運営に携わり、デザイン、マーケティング、お客様対応など幅広い業務を担当。ブランド品の買取販売会社にカメラマンとして入社し、撮影チームのマネジメントなどを担当後、内部監査室の立ち上げに携わる。2022年、i-plugへ入社し、内部監査を担当。
i-plugの内部監査室の過去とこれから
私が入社する前のi-plugの内部監査は、会社全体を広く見る監査を実施していました。IPOのために、会社のベースとなるルールの策定が必要だったからです。私が入社した2022年は上場後だったので、規定に基づいたルールの策定がされていた状態でした。そんななか、次に必要になってくるのが、リスクに特化した内部監査だと感じました。会社にとって大きなリスクに絞り内部統制評価を行う、「リスクベース」の内部監査といわれます。
そして、次の段階として「守り」の内部監査だけでなく、「会社の価値創造プロセス・価値提供にも貢献する」内部監査を目指したいと思っています。守るべきルールに対して、リスクを指摘する「内部統制評価」を行うだけでなく、同時に会社の戦略や価値創造に貢献する内部監査です。たとえば、数字の信頼性を担保すること。公表する数字が、ブレかつ誤りのないものであるかを確認し、信頼性を担保することは、わたしたち内部監査ができる仕事です。そのためにも、数字の抽出が属人化されたものではないか、改ざんできないようなフローになっているかなどを監査する必要があります。
もちろん、「守り」の内部監査をやめるわけではありません。これまでの内部監査は継続して行います。2024年には、内部監査室のメンバーが増えました。2名体制になったからこそ、次の段階に進めるようになったのです。
「つながり」を意識した内部監査室へ
これまでのi-plugの内部監査室と、i-plugのメンバーたちとの関わりは下記の図のような感じです。メンバーから内部監査室へ相談がくるのではなく、私たちからヒアリングや監査を始めます。ヒアリングした内容は、わたしたちから代表や監査役などに報告するといった流れです。わたしたちが、各部署のメンバーたちへ一方的につながりを持つような構図にみえてしまっています。
これからは、「一方的」ではなく、お互いがつながりを強化する関係性に変えたいのです。

目指している関係性
「つながり」を強化するために必要なこと
i-plugのメンバーと内部監査室の関係性を理想形にするためには、2つ必要なアクションがあると考えています。
1つ目は、メンバーたちに内部監査室の役割を正しく知ってもらうこと。わたしたちは、監査して指摘する部署だと思われがちです。しかし、わたしたちは今より安全かつスムーズに会社の成長を目指せるように、サポートすることが最大のミッションなのです。そういったことを知ってもらうために、積極的に社内へ情報発信したり、ナレッジ共有をしたりしていこうと思います。
2つ目は、取締役ともっと会話をすることです。現状は代表がメインです。取締役にも広げて、社内の情報共有とインサイトを提供したいと思っています。これが価値提供にもつながると思います。今後は、戦略に貢献できる内部監査室を目指しているので、役員たちとの会話が重要なフェーズになっていると感じています。
現在は2つのアクションをメインに遂行していますが、内部監査室として何ができるかを試行錯誤している途中です。私たちと誰かだけでなく、社内全体の「つながり」の強化に貢献できる内部監査室を目指します。