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HRサービスは、誰かの人生を救える——生成AI機能「スマートプロフィール作成」に込めたプロダクトづくりの信念

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HRサービスは、誰かの人生を救える——生成AI機能「スマートプロフィール作成」に込めたプロダクトづくりの信念

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新卒オファー型就活サービス「OfferBox」を運営するi-plug。 2026年1月、私たちは生成AIを活用した新機能「スマートプロフィール作成」をリリースしました。

「この機能は、単なる効率化のためのツールではありません。」

そう話すのは、学生向けプロダクトのプロダクトマネージャー(以下、PdM)を務める石野さんです。大手IT企業でキャリアを積んできた彼が、なぜ今OfferBoxというプロダクトに向き合っているのか。そんな話をインタビューしました。

株式会社i-plug

石野プロダクト戦略部 プロダクト戦略グループ

大手IT企業に新卒入社。エンジニアとして、システムの開発や運用に従事。その後、企画職に転向し、出向先でのHRサービス立ち上げを経験。2025年3月i-plugへ入社し、OfferBoxの学生向けプロダクトのPdMを務める。

 

「マイナスをゼロにする」ことができれば、救える命がある

私のキャリアは、国内大手のプラットフォームを運営するIT企業のエンジニアから始まりました。開発に携わるなかで、周囲の圧倒的に優秀なエンジニアたちと出会い、たくさんの経験をしました。一方で「技術だけでは、今の自分は彼らに勝てない」と直感したのです。社内公募を通じて企画職へと転向しました。エンジニアの知識に加えて、ビジネススキルを身につけることで、自分の強みを広げようと思ったからです。

異動後は、約10年にわたり広告企画に従事しました。しかし、当時の仕事は定型化された仕事も多く、新たな挑戦を求めてHRサービスを展開する部署へ足を踏み入れました。そのとき目にしたあるニュースが、私の働くうえでの指針を強固にするものになりました。
それは、ある母親が自身の子供の命を奪った痛ましい事件でした。その道を選ばざるを得なかった理由が「仕事がなかったから」と報じられていたのです。世の中の多くのサービスが「より良いマッチング」や「効率化」を語るなかで、もし適切なタイミングで、仕事という「生きる糧」を届けられていたら、この悲劇は防げたのではないかと思いました。

「人生におけるプラスを積み上げる」よりも前に、まずは「マイナスをゼロにする」。 それができれば、誰かの人生を救うことができる力がHRサービスにはあると痛感しました。今ではこの考えが、私の仕事における信念になっています。
この信念と、i-plugの「個人の可能性を最大化する」という想いが合致したことが、i-plugへの入社の決め手でした。

開発の裏側ーあえて0からの「自動生成」機能を選ばなかった理由

今回開発した「スマートプロフィール作成」は、生成AIを活用した学生向けの機能です。学生が過去に作成したエントリーシート(以下、ES)をアップロードすると、OfferBoxのフォーマットに合わせて項目を抽出し、AIがプロフィール案を提案します。

開発の起点は「生成AIを活用してプロダクトを成長させられないか」という議論からでした。そのなかで私が最もこだわったのは、AIを活用しても「学生個人の本来の特性や個性を表現できること」です。「AIがもっともらしい文章を0から作る」という機能は避けようと考えていました。

OfferBoxのプロフィールは、その人の言葉で言語化された「鏡」であるべきです。AIが創作した「嘘の自分」でマッチングしても、その先の面接や入社後に必ずミスマッチが生まれてしまいます。それでは、学生も企業も幸せにはなれません。
だから、新機能ではあえてAIの「創作」や「過度な要約」を制限しています。学生が自ら書き上げたESの熱量や色を損なわないよう、AIはあくまで「編集者」「サポーター」という立場を徹底させました。

 

i-plugで働く面白さー現場の「自由と責任」

この機能のリリースまでのプロセスには、i-plugだからこそ味わえる「働く面白さ」が詰まっていました。

当機能の開発は初めて外部パートナー企業と協力して進めました。通常はi-plugの開発チームのみで進めるのですが、今回は「AI活用」という新しい領域での開発だったからです。だからこそ単なる委託ではなく、当社の開発チームとパートナーたちとワンチームになり進めました。OfferBoxが大切にする価値観や学生のインサイトを共有するところからスタート。理想の形に落とし込む作業は一筋縄ではいきませんでした。彼らとは「伴走者」として、細かな要件定義などから泥臭く議論を重ねて、リリースまで至ることができました。

i-plugで働く魅力は、「自由」と「責任」があることです。実際、当機能は2025年3月に入社した私がプロジェクトを任され、2026年1月にリリースしました。i-plugは上場企業として組織体制が整いつつありますが、現場には大きな裁量があり、自らの「意志」をプロダクトに載せれる土壌や文化が根付いているのです。大手企業にいた頃よりも大きな「自由」と「責任」を背負って仕事ができていると感じます。

自分の意志がプロダクトへ反映され、それが数万人、数十万人の学生の人生を好転させるきっかけになる。組織が整いすぎていないからこそ自らの手で道を切り開ける。このチャレンジングな環境こそが、PdMとして私がi-plugで見つけたやりがいです。

学生全員が、企業と出会える「スタートライン」に立てる世界へ

今回の新機能のリリースは、私が見据えるロードマップの第一歩に過ぎません。たとえば、技術力は高いけど文章を書くのが苦手なエンジニア志望の学生がいるとします。彼らがESやプロフィールを「書く」という壁のせいで、自分を表現しきれないことはもったいないです。そうした「表現の壁」を取り払い、本来の価値を伝えるためのサポート機能は、まだまだ無限に考えられます。

OfferBoxが、企業と出会うための「スタートライン」に立つ支援をすることで、一人でも多くの人生を良い方向へ変えていきたいです。私たちはこれからも、テクノロジーと信念を掛け合わせ、i-plugのミッションでもある「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」の実現を追い続けていきます。