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社内異動制度で営業から広報に異動。学んだ仕事の「共通点」と「違い」とは

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社内異動制度で営業から広報に異動。学んだ仕事の「共通点」と「違い」とは

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こんにちは、北島です。私は2021年にi-plugへ入社し、現在コミュ二ケーションデザイン部(PR)に所属しています。i-plugに入社した当初は営業職でしたが、社内異動制度「キャリチャレ(※1)」を活用し、2023年10月に広報/PR職に異動しました。今回は異動した理由や、異動して変化したことについて、自問自答形式でお話します。

(※1)キャリチャレ:i-plug内のキャリアチャレンジ制度。自らの意思によりキャリアの選択ができるよう、社内の公募ポジションにチャレンジすることが出来る。

株式会社i-plug

北島コミュ二ケーションデザイン部

大学卒業後、IT企業でアプリ制作の営業を経験。その後人材業界へ転職し、新卒採用のイベント運営や学生のキャリアサポートを担当。2021年6月にi-plugへ入社し、OfferBoxの新規顧客向けの営業を経験。2023年10月にコミュ二ケーションデザイン部に異動し、広報/PR職を担当する。

キャリチャレを活用し、広報/PR職に挑戦した理由

入社当初は、東海圏の企業を中心としたOfferBoxの新規営業を担当しました。実は私、新卒の会社にはOfferBox経由で内定をもらい、入社しているのです。就職活動では、OfferBoxをたくさん活用していました。不安になることが多い就職活動の時期に、たくさんの自信をくれたOfferBox。「もっと多くの人にOfferBoxを知ってもらいたい」という想いから、i-plugへの転職を決めました。
入社後はOfferBoxを通じて「1社でも多く採用成功に繋げたい」という思いで、営業活動に奮闘。自分のやりたかった仕事ができる充実した日々を過ごしていました。そんななか、キャリチャレの案内が社内のSlackで流れてきたことをきっかけに「広報/PR職」に興味を持ち始めたのです。

当時のキャリチャレ募集の案内のチャット

「OfferBox」だけでなく「i-plug」という会社自体に魅力を感じ、コーポレート職に興味を持ち始めたのが、入社して3年目のタイミングでした。サービスを通して会社をみていた自分が、会社全体を意識するようになりました。i-plugをより広く知ってもらうために、今までとは視点を変えた仕事の機会を得てみたいと思ったのです。

また、これまで経験してきた「営業職」と、興味を持ち始めた「広報/PR職」には共通点があると考えました。「営業職」は自社の売上や利益を高める役割を持つので、サービスを知ってもらうために営業活動を行います。一方で「広報/PR職」は、自社の価値を高める役割を持つので、会社を知ってもらうために社外に向けて、さまざまな情報を発信します。また、メディアに掲載いただくために、メディアキャラバンといった社外広報活動も行います。
このように営業職・広報/PR職ともに社外との関わりは必要不可欠です。異職種へのチャレンジではありますが、これまでの社会人6年半の営業経験を少しでも活かせるのではないかと思い、キャリチャレの応募を決意。そして、2023年8月に異動が決まり、2023年10月より「コミュニケーションデザイン部:広報/PR職」のキャリアがスタートしました。

コミュニケーションデザイン部での現在の仕事内容

コミュニケーションデザイン部での業務は「社外広報・社内広報」に分けられます。(※2)
社外広報では、主に3つの業務を担当しています。1つ目は、報道機関向けに発信する「プレスリリース」の作成です。2つ目は、メディアへの営業活動である「メディアリレーションズ」。業務のなかで比重が最も大きく、より多くの人にi-plugを知ってもらうために、日々活動しています。そして3つ目は「採用PR」です。今アクセスしているこの「i-connect」の運営と情報発信を行っています。
社内広報では、主に2つの業務を担当しています。1つ目は、i-plugグループの「全社キックオフの企画」です。(※3)プロジェクトマネージャーを務め、全体の統括やコンセプト決めを行います。2つ目は「危機管理広報」です。i-plug入社時に、SNSの使い方に関する研修を実施しています。

※2「i-plugのPRって何している?PRチームのリアルな今をお届け
※3「『i-plugグループ 2024年度下期キックオフ』を開催しました

営業職と広報/PR職の違いで「辛い」と感じたこと

「営業手法の違い」に慣れるまでが辛かったです。今まで経験してきた提案営業の場合、お客様にヒアリングを行い、お客様が抱えている課題に対して、自社サービスを提案するという流れが基本でした。一方で、広報のメディア営業の場合、自社サービスを運営するうえで「改善したい」と考えている社会課題を提示し、提案を進める必要があります。
今までの提案手法と話の進め方が異なるため、何度も練習し、慣れることを意識しました。異動2ヶ月目からは、一人でメディア訪問を行っていたので、試行錯誤しながら自分に合う話し方を見つけていましたね。また、今では関係値があるメディアの担当者に「この提案内容、どう思いますか?」と聞き、アドバイスをいただく機会も増えました。今後も市場動向に合わせてブラッシュアップを重ねて、より良い提案ができるように努めます。

営業職を経験したからこそ「広報/PR職」に活かせたと思うこと

営業職でも広報/PR職でも「営業活動が重要」という点は同じなので、活かせることは多くあります。例えば、営業活動のなかで、過去に提案した顧客に対して再度営業を行う「追客」のアプローチは、広報業務にもあります。広報/PR職では、メディアに掲載いただくために、過去に名刺交換や打ち合わせをしたメディアに対して、再度情報交換の機会を打診。広報業務においても、地道な営業活動がとても大切なのです。
また、営業職の頃から企業の事例などをみせる資料作成が得意だったので、得意を活かしてメディアへの提案資料は一から作成しました。「社外の方に正しく情報を伝えること」が両職種とも大切なので、さまざまな視点から見直しを行い、資料のアップデートを日々行っています。

広報/PR職に異動して、どのような変化があったのか

大きく3つの変化があります。1つ目は、会社のことを今まで以上に理解する必要があることです。広報/PR職の業務の一つに「社内広報」があります。そのため、会社を俯瞰して見たり、社内の各部署を知るためにインタビューしたり。さまざまな角度から自社を理解する必要があるのです。また、i-plugグループの広報も担当しているので、グループ各社の理解も重要になります。私たちが理解できていなければ、社内広報が成り立たなくなってしまうので、正しい情報を得ることを意識しています。営業職のときよりも、グループ会社とのつながりを深く知ることができることに面白さを感じますね。

2つ目は、成果が出るまでのスピードへの認識です。今まで営業一筋の社会人生活だったので、毎月の目標を達成するために「スピード=成果」を常に意識してきました。もちろん、広報に異動した今でも、問い合わせの対応や日々の業務はスピードを重視して動いています。一方でメディア営業では、提案をすれば、すぐに成果につながるとは限りません。時間をかけてコツコツ発信し続けた結果、ようやく1件の取材につながるケースが多いです。一喜一憂することなく取り組み続けることが重要だと実感しています。粘り強く営業し続けたのちの達成感は、営業の頃とはまた別の楽しさや嬉しさを感じます。

3つ目は、社外の広報担当者とつながるために、交流会への参加やSNSでの発信を積極的に行うようになったことです。他社での取り組みが自社に活かせることも多々あるので、足を運んで情報収集をしています。他社を知ることで自社の魅力も見えるようになりました。
また、自社を知ってもらうために、発信するツールを増やしたいと思い、X(旧:Twitter)の運用を強化。毎朝の「おはようございます」の投稿は、欠かさずに行っています。Xは字数制限があるので、自分の伝えたいことを字数内に収める練習にもつながっています。そして、2024年8月からは、日経xwoman(クロスウーマン)のアンバサダーに就任しました。思っていることを文字にして発信することが、今では習慣になっています。

今後の目標

目の前の業務に必死に取り組み続け、広報としての基礎力向上に努めた広報1年目。同じチームの鹿毛さんや、社外の方からのアドバイスのおかげで、ほとんどの広報業務は一人で進めることができるようになりました。広報2年目は社内外問わず、日々の情報のインプットを意識したいです。小さな変化を見逃さないように、常に情報のタネを探すアンテナを張り巡らせれば、アウトプットの質の向上にもつながるはず。毎年同じことを繰り返すのでなく、クオリティを高められる広報になれるよう、尽力していきます!