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#11 OfferBoxの元学生ユーザーに会いに行ってみた/「継承できる価値」を創る。全工程に関わる環境で挑戦する組込みエンジニア

事業・プロジェクト

#11 OfferBoxの元学生ユーザーに会いに行ってみた/「継承できる価値」を創る。全工程に関わる環境で挑戦する組込みエンジニア

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2012年にサービス開始したOfferBox。今年で14周年を迎えます。2016年から2025年卒業学生まで、3万5千人以上が、OfferBoxを通じて社会への第一歩を踏み出しています。私たちが提供したい価値は「学生が内定先を決めること」「企業が学生を採用すること」ではありません。OfferBoxを通じて、学生と企業が納得した就職活動を終え、採用活動ができることを望んでいます。私たちは「納得の就活」の提供を通して、社会人がイキイキと働き、活躍できることを目指しているのです。

当記事は、OfferBoxを通じて出会った企業で活躍する若手社員にインタビューする企画です。今回は、ミラクシア エッジテクノロジー株式会社で働くエンジニアにお話を伺いました。

ミラクシア エッジテクノロジー株式会社

佐々木様2021年卒入社

2021年にエンジニアとして入社。現在はモビリティシステム開発センター モビリティ開発二部に所属。

株式会社i-plug

鹿毛広報

i-plugの広報担当。当記事のインタビュアー

 

鹿毛はじめに、現在の仕事について教えてください。

佐々木様モビリティシステム開発センターに所属し、組み込み系エンジニアとしてソフトウェア開発に取り組んでいます。現在は主に車載機器の開発を担当し、実際の製品開発の現場で設計から実装まで幅広く携わっています。 当社の特徴の一つは、特定の工程だけでなく、要件定義や設計といった上流から、実装・評価といった下流まで、ワンストップの開発を可能としている点です。私自身もこの環境のなか で、日々の開発業務に取り組むだけでなく、システム全体を見据えたアーキテクチャ設計の習得を意識して取り組んできました。

また現在は、開発業務を活かし、ミラクシアの組込み技術を新入社員に伝えるための研修づくりにも携わっています。実際に開発しているからこそ分かる「業務で本当に必要となる考え方」や「つまずきやすいポイント」を研修内容に反映し、新入社員が配属後スムーズに開発現場に入れるような研修の構築を行っています。実開発と人材育成の両方に関わることで、自分自身も改めて基礎から学び直す機会が多く、エンジニアとしての視野が広がっていると感じています。

鹿毛就活時代について伺えますか?どのような軸で活動していましたか。

佐々木様大学では電気電子工学を専攻しており、学んできた知識を活かせる企業で働きたいと考えていました。
そのため、 当初は大学の就職支援や大手ナビサイトを利用して、研究内容と近い領域の企業を中心にインターンシップへ参加していました。就職活動の動き始めは3年生の2月頃です。 しかし、複数の企業にエントリーするなかで、企業ごとに志望動機やエントリーシートを書き分ける必要があることに大きな負担を感じるようになりました。 「もっと効率よく、自分に合う企業と出会う方法はないだろうか」と考えて調べるなかで出会ったのがOfferBoxです。実際に利用してみると、自分では探しきれていなかった企業とも数多く出会うことができ、就職活動の幅が大きく広がったと感じています。特に印象に残っているのは、ある企業から「技術営業」のオファーをいただいたことです。 それまで私は技術職しか見ていなかったため、技術営業という職種はまったく想定していませんでした。オファー理由を見てみると、プロフィールに書いていた塾講師のアルバイト経験に注目して声をかけていただいたことが分かりました。 「自分では当たり前だと思っていた経験を、別の角度から評価してくれる企業があるのだ」と視野が広がったことを覚えています。

このような出会いに嬉しさを感じる一方で、就職先を選ぶうえでどうしても譲れない軸が、自分にあることにも気付きました。それは、「正しい知識を学び、それを使って答えを導き出せる仕事であること」です。学生時代を振り返ると、自分で考えながら知識を積み重ね、その結果として成果が出たときの「よし、できた!」という感覚がとても好きでした。答えにたどり着くまでの学びや試行錯誤のプロセスそのものにやりがいを感じることが、自分の原点だったのだと思います。そうした軸で仕事を考えたとき、知識と理論を基に、正解を一つずつ積み上げていく「組み込みエンジニア」という職種は、自分に合っていると感じるようになりました。

鹿毛そのなかで、ミラクシアエッジ テクノロジー株式会社のオファーの選考に進んだ理由は何ですか?

佐々木様当時の社名は「パナソニック デバイスシステムテクノ株式会社」で、パナソニックグループの一員でした。大手企業のグループ会社からオファーがもらえるとは思わず、素直に嬉しかったです。「まずは話を聞いてみよう」という、軽い気持ちから選考に進むことにしました。

鹿毛ミラクシアエッジテクノロジーの選考で印象に残ったことは?

佐々木様一番印象に残っているのは、学生一人ひとりに向き合おうとするコミュニケーションの姿勢です。ミラクシア エッジテクノロジーの説明会では、学生一人ひとりの理解度を意識しながら、言葉を選んで説明してくれていることが伝わってきたのです。技術的な話であっても、「学生に伝える」という姿勢を大切にしていると感じ、安心して話を聞くことができました。

また、選考の過程でエンジニアの方と直接話せる面談の機会を設けてもらえたのも印象的でした。その際、人事担当者 から「この面談は選考には一切関係ありませんので、何でも聞いてください」と声をかけてもらったことを覚えています。会社の良い点だけでなく、実際の働き方についても率直に話を聞くことができたことで、入社後のイメージを具体的に持つことができました。 学生と真摯に向き合い、納得したうえで選択してほしいという当社の姿勢を感じ、この会社なら信頼して働けそうだと思ったことが、強く印象に残っています。

鹿毛入社を決めた理由を教えてください。

佐々木様説明会や面談を通して、企業と学生という立場を超え、一人の人として対等に向き合ってくれていると感じたことが、入社を決めた大きな理由です。
特にそれを強く感じたのが面接でした。就職活動を通じて、面接は「志望理由を問われる場」という印象を持っていましたが当社の面接は少し違いました。こちらから一方的に答えるというよりも、 「これからどうしていきたいのか」「本当に当社で良いのか」 について、対話を重ねながら相互理解を深めていく時間だったように思います。まるで雑談をしているかのような雰囲気のなかで、自分の考えや将来像を素直に話すことができ、「選考」という枠を超えて一人の人として向き合ってもらえていると感じました。
そうしたコミュニケーションの積み重ねから、 「この会社でなら前向きに働けそうだ」 と自然に思えるようになり、2次面接の頃には入社の意志が固まっていました。 そのため、2次面接で「ここが第1志望です」と自分の気持ちをしっかり伝えたことを、今でもよく覚えています。

鹿毛仕事のやりがいはどう感じていますか。

佐々木様ソフトウェアだけでなく、ハードウェアの知識も兼ね備えたエンジニアが社員の90%以上を占めています。それが当社の強みであり、働くなか で感じる一番のおもしろさに繋がる と感じています。 ソフトウェアの視点だけで考えると、「こうするべきだ」という理想論の設計になりがちです。しかし実際のハードウェアを取り扱う際には、機器ごとに生じる誤差やソフトでハードを制御する際に生じる制約もあるので、必ずしも理想通りの設計が成り立つとは限りません。当社には、ソフトとハードの両方を理解したうえで、ハードの特性まで踏まえた設計ができるエンジニアが多く、この設計で実際にモノが動くのかという実現性の検討をしながら、お客様の「やりたい」を実現していくことができます。その技術や考え方を間近で学べることはとても貴重で、開発を進めるうえでの刺激になっています。 ソフトとハードを掛け合わせた設計を行うには、広く、かつ深い知識が必要です。新卒で入社した私にとって、最初からそうした先輩方と一緒に仕事をし、考え方や技術を吸収できる環境は、とても恵まれていると感じています。
もちろん、幅広い知識が必要な分、簡単に進む開発ばかりではありません。ですが、その難しさこそがやりがいでもあります。試行錯誤を重ね、求められる開発成果に近づけたときには、自分自身が納得できるものを作れたという実感があり、大きな達成感を得られます。当社での開発は、私が就職活動の軸として大切にしていた「知識や学びが答えへと導く仕事」そのものです。

また、社内には技術資料やナレッジを積極的に共有する文化が根付いています。最近は共有ツールを通じて、ほぼ毎日のように新しい技術的な知見が発信されています。技術への興味が深い人が多く、それぞれが得た面白い情報を自然と共有してくれる環境です。当社は、そうした刺激のなかで、社員一人ひとりがエンジニアとして成長し続けられている会社だと感じています。

鹿毛新入社員の研修にも携わっているということですが、どのような経緯で始まったのですか?

佐々木様入社2年目のときに、会社から声をかけてもらったことがきっかけです。学生時代に塾講師のアルバイトをしていた経験があり、もともと「人に教えること」や「分かりやすく伝えること」が好きでした。その点を先輩方が覚えてくれていたのだと思います。最初は、研修の中で一つのテーマを担当するところから関わり始めました。教え方や内容を試行錯誤するなかで、徐々に任せてもらえる領域が広がりました。現在では開発現場での経験を研修内容に反映しながら、新入社員がスムーズに開発に入れるような研修の全体設計にも携わっています。

鹿毛これから挑戦したいことを教えてください。

佐々木様私がこれから挑戦したいのは、アーキテクチャ設計を学べる教育体制を整えることです。ただし、教育の仕組みを整えること自体が目的ではありません。技術者としてアーキテクチャ設計の理解を深め、技術力を高め続けることを軸に、その学びを次の世代へ還元していきたいと考えています。 開発の現場では、「何を、どう作るのか」という全体構造の意思決定が、その後の品質や開発効率を大きく左右します。特にアーキテクチャ設計は、単なる設計作業ではなく、要求や制約を整理し、最適な構造を判断する高度な技術領域です。 近年はAI技術の進展により、コーディングやテストといった工程は徐々に自動化・効率化されつつあります。
一方で、構造や設計方針を判断する力は、簡単に自動化できるものではありません。だからこそ将来、当社が価値を発揮し続けるためには、設計や判断の部分でも技術的な強みを持ち続けることが重要だと考えています。 アーキテクチャ設計は、体系立てて教えることが難しく、経験豊富なエンジニアでも「どう考え、どう伝えるか」に悩むほど奥の深い分野です。私自身もまだ学びの途中です。まずは現場で技術を磨き続け、その過程で得た知見を言語化し、次の世代が学びやすい形にしていきたいと思っています。
当社の組込み技術を「継承できる価値」として次世代へつないでいきたいと考えています。

鹿毛最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

佐々木様就職活動を振り返ると、自己分析の大切さを強く感じています。私自身、最初は「理系=エンジニア職」という考えだけで進路を選んでいました。ただ、当社で実際に働き開発業務や周囲のエンジニアとの関わりを通じて、自分がどんなことにやりがいを感じ、どのようなエンジニアでありたいのかを改めて考えたことがあります。その過程で、自分のやりたいことや強みを見つめ直し、自己分析を深めていきました。その結果、 「当社 のエンジニアとして、これからも挑戦し続けたい」 と再認識できたことは、自分にとって大きな意味のある経験だったと思います。だからこそ、就職活動の段階で自己分析をしておくことが、とても重要だと感じています。自分自身としっかり向き合うことで、選択に対して自信と責任を持てるようになるからです。
そして、「自分はどうしたいのか」を整理するためには、多くのことに挑戦することが大切だと思います。アルバイトでもサークルでも、どんな経験でも大丈夫です。ぜひ積極的に挑戦し、いろいろな人の話を聞いてみてください。そうした経験を通して、「何が楽しくて、何が嫌なのか」を自分なりに理解したうえで就職活動に向き合うことで、企業と自分との長期的なマッチングにつながっていくと思います。入社後もやりがいを持って働き続けられる選択を、ぜひしてほしいです。

鹿毛ありがとうございました。