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「就活の前倒し」ではなく「キャリアと向き合う時間」を。OfferBox miraiが目指す納得感のある未来

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「就活の前倒し」ではなく「キャリアと向き合う時間」を。OfferBox miraiが目指す納得感のある未来

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2026年6月1日、i-plugは大学1・2年生を対象とした新たなキャリア支援サービス「OfferBox mirai(※)」をリリースします。「売り手市場」や「早期化」といわれる昨今の就活市場。その大きな流れのなかで、学生が「内定」のためではなく、自分自身の「納得」のためにキャリアと向き合える場所を作りたい、そんな想いから生まれたサービスです。当記事では、OfferBox miraiのリリースプロジェクトでリーダーを務める達山さんに、サービスに込めた想いとこれからの展望について聞きました。

大学1・2年生向け自己探求型キャリア支援サービス「OfferBox mirai」を6月1日より提供開始

株式会社i-plug

達山執行役員/プロダクト戦略本部 本部長

新卒で総合系コンサルティングファームに入社し、総合商社や金融機関向けのリスクマネジメントコンサルティングに従事した後、2009年株式会社ディー・エヌ・エーに入社。広告事業、マーケティング、メディア事業のマネジメントポジションを歴任。その後、2019年株式会社ベーシックに入社。執行役員としてメディア事業の成長を牽引したのち、2021年株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)に入社。SaaS事業領域のマーケティングを統括。2024年3月i-plugに入社し、プロダクトマネジメント及びマーケティング領域の統括を務め、2025年4月より執行役員に就任。またOfferBox miraiではプロジェクトリーダーを務める。

 

「OfferBox mirai」とは何か:可能性を広がりを発見する場

「OfferBox mirai」は、大学1・2年生を対象とした、自分の将来やキャリアを考えるための「自己探求型キャリア支援サービス」です。

かつて当社が提供していた「キャリア大学」の価値をさらに進化させ、地方創生やグローバル、起業といった多様なテーマの体験プログラム、そして内省支援の仕組みを統合しました。学生が、企業から「選ばれるため」に自分を飾るのではなく、実社会の多様な価値観に触れる機会を提供します。そのなかで「何に心が動くのか」「自身にどんな強みがあるのか」という可能性を自ら発見していきます。その体験や学びが就職活動を見据える前に、自分自身の羅針盤として形成されていく。それが「OfferBox mirai」が提供する価値です。

「OfferBox mirai」という名に込めた、私たちの覚悟

サービス名が決まるまでには、プロジェクトメンバー内で何度も議論を重ねました。当社が大事にする「学生の可能性を広げる」という考えを、就活より手前の段階から支援して実現したい。そんな思いを込めて、この名称に決めました。
キャリアについて考えることは、本来、自分の可能性の広がりを実感できる、ワクワクするような体験であるはずです。当サービスは、単なる体験プログラムの情報サイトではありません。学生が自分の未来を肯定的に捉え、自由に描き始める場所にしたいと考えています。大学生のキャリア形成サービスの市場において、私たちが先駆者として切り拓いていく決意を「mirai」という言葉に託しました。

「抗えない市場の変化」のなかで、i-plugにしかできないこと

今、日本の就職活動は、「売り手市場」と「早期化」の状況下におかれています。大学2年生の冬には準備を始め、3年生の夏前には内定を得て活動を終える学生も珍しくありません。

正直、この社会全体の市場の流れを、私たち一企業の力で食い止めることは難しいです。しかし、その流れにただ身を任せるだけで良いのかという危機感がありました。十分な自己理解も社会理解もないまま、加速するスケジュールに追い立てられるように意思決定をしてしまう。その結果、「こんなはずじゃなかった」と苦しむ若者の増加につながる可能性もあります。これは、当社の主力サービス「OfferBox」が大切にしている「納得感のある就活」とは程遠い現実です。

早期化という現象そのものを否定するのではなく、そのなかで、i-plugとして何ができるのかを考えました。そこで私たちは、1・2年生という早い段階に「内定を目的としない、純粋に自分と向き合える時間と機会」を創出することに決めました。学生が立ち止まって自分を育むための「土壌」を私たちが作る。そうして生まれたのが「OfferBox mirai」です。

なぜ、既存の「OfferBox」の拡張ではいけなかったのか

当社の主力サービスである「OfferBox」。その機能を拡張するのではなく、私たちはあえて別サービスとして完全に切り分けるという決断をしました。
その理由は明確です。もし、大学1年生から就活サービス「OfferBox」に触れてしまうと、学生の意識はどうしても「企業に選ばれるための対策」や「内定を得るためのテクニック」に向いてしまいます。プロフィールをどう埋めるか、どう見せるかといった「就活の文脈」に支配されてしまいかねません。

私たちが作りたいのは「就活の前倒し」ではありません。「自分は何に心が動くのか」「社会にはどんな役割があるのか」という純粋な興味から始まる学びのサイクルです。その体験や学びの蓄積が、結果的に3年生以降の納得のいく就活につながります。この健全なステップを死守するために、サービスも体験もあえて分ける必要があったのです。

「誰のためのプロダクトか」を軸にした、開発における優先順位の定義

開発段階では、「理想」と「現実」のせめぎ合いでした。プロジェクトリーダーとして苦しかったのは、リリースの期限が迫るなかで、「何が今、最も必要なのか」という優先順位を定義することです。
限られた時間とリソースのなかで、学生にとっての理想を追い求めれば求めるほど、実現したいことは無限に出てきます。それは、プロジェクトメンバー一人ひとりに思いがあったからこそです。そこで大切にしたのは、「誰のためにこのサービスを作るのか」という原点にある軸を問い直すことでした。
リリース段階で優先すべき「誰のため」は「学生のため」です。まずは学生を主役に考えることを決めました。たとえリリース段階で機能を絞ることになったとしても、学生が自分の可能性を純粋に探求できる世界観を守り抜くこと。そんな考えを軸として、プロジェクト内で共通認識を持ち、開発を進めました。

自身の可能性を見つけ出す、3つのコアバリュー

「OfferBox mirai」では、学生が自ら「可能性」を広げていくプロセスを、以下の3つの価値で支えています。

  • 気づきを促す機会の提供

当サービスでは、地方創生やグローバル、起業といった多様なテーマの体験型プログラムの検索や申し込みが可能です。それらのプログラムへの参加を通じ、「自分はこれが好きだ」「これは苦手だ」という本質的な気づきを提供します。単なるセミナーではなく、社会のリアルに触れる機会を重視したプログラムを厳選しています。

  • 主体的な行動を支える、内省の支援

上記のプログラムを体験して「楽しかった」で終わらせないことが重要です。学生が自ら体験を振り返り、そこから得た学びを次の一歩へどうつなげるか。その内省のプロセスをサポートします。

  • 経験を価値に変える、可視化の仕組み

体験や日々の活動を言語化・蓄積していく独自のフレームワーク「MPDCAフレーム」を構築しました。自分の成長が目に見える形になることで、将来的にOfferBox本体と連携した際にも、唯一無二の「自分の物語」として活用できるようになります。

共に育てる「納得の未来」:キャリアを考えることが、ワクワクする体験になるように

6月1日のリリース段階の「OfferBox mirai」は、完成形ではありません。私たちの挑戦の始まりです。実際に学生たちに使ってもらい、何に悩み、何に喜びを感じるのかを考え続けていきます。学生の声に耳を傾けながら、手探りで「学生にとって真に価値あるもの」を追求し、アップデートを重ねたいです。その先に、学生がキャリアを考えることがワクワクするような社会を目指します。当社の力だけで、そのような社会を実現することは難しいでしょう。大学や企業と手を取り合って、学生の成長を支える豊かな「土壌」を広げていきたいと考えています。

また、企業にとって、自身の適性を深く理解した学生が増えることは、早期離職やミスマッチを防ぐ最大の解決策になるはずでしょう。学生が自分の可能性を正しく理解し、企業がその可能性を正しく評価することにつながります。マッチングの解像度が上がることで、日本全体の雇用や労働の質が一段階引き上げられるはずです。

大学、企業、そして学生の皆さんと共に、一人ひとりが自分の足で、納得感を持って未来へ歩んでいける社会を作っていく。OfferBox miraiが、その一助になれることと信じています。