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使いやすさとOfferBoxらしさの追求。プロダクトマネージャーが語る検索画面リニューアルについて

事業・プロジェクト

使いやすさとOfferBoxらしさの追求。プロダクトマネージャーが語る検索画面リニューアルについて

  • #PdM

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「OfferBox」を主力事業としてきたi-plug。2012年のリリース以来、プロダクトの価値をより高め続けるために、時代に合わせたアップデートを重ねてきました。先日リリースした「ピックアップ学生」機能(※)もその一つです。
そして今回は、2026年春に実施された企業向けの「学生検索画面」のリニューアルについて、プロダクトマネージャー(以下、PdM)を務める井上さんにインタビュー。機能的な使いやすさと「OfferBoxらしさ」をどのように両立させたのかを聞きました。

“検索”を超えた新たな出会いを。プロダクトマネージャーと営業が語る「ピックアップ学生」機能について

株式会社i-plug

井上プロダクト戦略グループ

HR業界での経営企画を経て、FinTechスタートアップ創業期にエンジニアとして参画し、ゼロからのプロダクト立ち上げを牽引。2022年にi-plugへ入社し、「OfferBox」のUX領域を担当。現在はPdMとして事業・技術・ユーザーの視点を掛け合わせ、学生と企業のより良い出会いにつながるプロダクトづくりに尽力している。

検索にまつわる「煩わしさ」の解消を目指す

企業向け画面の開発において、私たちは中長期的な計画に基づき、段階的なデザインリニューアルを進めてきました。メニューの刷新やオファー送信画面の変更を経て、今回リニューアルしたのは、プロダクトの根幹である「学生検索画面」の部分です。

今回のリニューアルの目的は、ユーザーが感じている「検索の煩わしさ」を解消することです。登録学生数が増えるにつれ、企業側には「自社に合う学生を探し出すまでの工数と時間が増えてしまう」という新たな悩みが生まれていました。プロダクトの成長とともに避けられないこの課題を解消するアップデートが必要だったのです。一方で、OfferBoxが大切にしてきた「プロフィールをしっかり見てオファーを送る」という思想を失うわけにもいきません。この両立をいかに追求するかが問われるリニューアルでした。

具体的には、レイアウトの大幅な刷新と機能の整理を行いました。大きな変更点は以下の通りです。

  • レイアウトの刷新
    従来の「上部に検索条件、下部に検索結果」という構造から、「左側に検索条件、右側に検索結果」へと変更。1画面で条件調整と結果確認が完結するようにしました。

  • ページ送りの廃止
    1ページ40件という制限をなくし、スクロールでシームレスに一覧表示できる形式へ移行しました。

  • 画面遷移の効率化
    クリックするたびに別タブで新ページが立ち上がっていた仕様を改め、同じ画面内に重ねて表示できる構造に変更しました。

これらにより、ログインから検索、そしてアプローチにいたるまでのシステム的な煩わしさを排除しました。具体的には、画面の切り替えやスクロールにかかるわずかな手間などです。作業的な手間や時間を改善することで、学生のプロフィールを読んで考えることに集中してもらえるようになると想定しています。

効率化のなかでも譲れない、OfferBoxらしい価値提供と「フェアネス」

リニューアルを進めるにあたって考えたのは、検索をただ効率化し、サクサク動くように突き詰めていくだけではいけないということです。一斉送信や、プロフィールを開かないままでのオファー送信を可能にすれば、たしかに効率は上がります。しかし、それではオファーが単なる「作業」になってしまい、学生側が抱く「プロフィールを十分に理解されないまま届くオファーへのがっかり感」を加速させてしまいます。

OfferBoxの価値は、企業が学生の「個」を深く理解し、納得度の高いオファーを届けることです。お互いが一対一の対話を大切にできるよう、同時オファー受信数や送信数に制限を設ける仕様は、2012年のリリース当時から変わりません。利便性を高めつつ、この「らしさ」とのバランスをコントロールすることが、PdMである私の役割です。

この考え方に基づき、今回のリニューアルではレイアウト変更だけでなく、細かい機能の整理も行いました。その一つが、検索条件における「登録日時が新しい順」の廃止です。背景には、学生から寄せられた「プロフィール等の準備ができていない段階でオファーが集中し、受け取れる枠が埋まってしまう」「自分を見てくれたオファーだと思ったら、誰にでも送っているように感じてがっかりした」といった声がありました。企業側の画面刷新ではありますが、こうした学生側の目線にも立ち、特定の学生へのアクセス集中によるミスマッチを防ぐ決断をしたのです。これは、私たちが大切にしている5Valuesの一つである「フェアネス」の体現でもあります。

PdMは一般的に、課題の設定や、その背景や理由の説明責任を担う立場です。しかし、設定した課題は私一人の力で解決できるものではありません。デザイナーやエンジニア、そしてビジネスサイドのメンバーが、プロダクトをより良くするために共創しています。だからこそ、さまざまな視点からの声が集まり、「フェアネス」なプロダクトのアップデートが実現できているのです。

これからのプロダクトの進化

今回のリニューアルは、ただデザインの刷新ではありません。企業と学生の相互理解を促進し、納得度が高いマッチングをさらに加速させるためのアップデートです。
プロダクトの価値を維持・向上させていくためには、改善を続けることが必要です。時代の変化やOfferBoxの成長に合わせるなど、さまざまな観点からプロダクトのあり方を考えることが重要だと考えています。最近は、どの市場においてもAIによる劇的な進化がみられます。私たちも時代に合わせて、新しい技術を取り入れていきたいです。

そして将来的には、企業が手動で条件を入力して探すという「検索」だけに頼ることなく、テクノロジーの力で最適な出会いが生まれる形も模索していきたいです。これからも、機能的な利便性と「OfferBoxらしさ」の追求を両立させながら、プロダクトのさらなる進化を目指していきます。